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zoom RSS 「英語脳」養殖の立ち位置。Ars longa; vita brevis.

<<   作成日時 : 2017/07/29 21:43   >>

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Ars longa; vita brevis.
という有名な格言があります。これはラテン語です。英訳では、Art is long; life is short. です。
画像


この格言、日本語では、「芸術は長く、人生は短い」が訳として定着しています。
これがおかしい。なぜか、というと、
この格言は、ギリシャのヒポクラテスのものだからです。そして、ヒポクラテスは医者でした。
この格言のWiki 英語版に Interpretation という項があって、そこには次のように書いてあります。
The most common and significant caveat made regarding the saying is that
"art" (Latin: ars, translating Ancient Greek: τέχνη (techne)) originally meant "technique, craft" (as in The Art of War), not "fine art".

art (ラテン語では ars)は、古代ギリシャ語の、techne を訳したもの。もともとの意味は、technique, crafjavascript:void(0)t で、fine art (芸術)ではない。
https://en.wikipedia.org/wiki/Ars_longa,_vita_brevis
だから、この格言の art は、「芸術」ではなくて、医学の術で、それも元のギリシャ語では、techne であり、要するに、現代英語で言えば、technology になるわけです。

ヒポクラテスが、現代に生きていて、英語を使うなら、
Technology is long; Life is short.
というでしょう。

「医学」は「科学」と思っている人が多いでしょうが、
Medicine is technology, not science.
です。
更に言えば、medicine というと「薬」と思い込んでいる人が多いですが、
医学部を英語で言うと、School of medicine か、Medical school です。google すると
"school of medicine" 147,000,000
"medical school" 61,300,000

Medicine は、Technology ですから、Science が生み出す knowledge に基づいて practice されます。
Medical technology を支える science には、physiology, biology, biochemistry, neurology, immunology など、医学部では「基礎医学」と言われる fields of science があるのです。そして、medical practice の分野は、「臨床医学」と呼ばれています。


この「医学」の例で、technology と science の違い、役割分担が分かるでしょう。

ここで大事なことがあります。Technology としての medical practice は、science の生み出す knowledge が不十分、あるいは、ないから、と言って、practice をやめることはできないのです。
癌がなぜできるか、まだ分からないことがあるから、と言って、目の前にいるがん患者の治療を放棄するわけには行かないのです。

ここが大事です。Technology に基づく profession の仕事は、imcomplete な knowledge しかない場合でも、分かっている限りの knowledge を使って、期待されている仕事をしなければならないのです。

そこで、やっと、私の「英語学習工学」です。
日本人にとって、英語という外国語を習得、特に、確実に短期間で習得できる、ということについての科学的知識は著しく不足しています。
そこへ、大脳生理学という science が、「英語脳」というものがあるという knowledge を提供しはじめたのです。その knowledge は、まだ imcomplete です。
しかし、目の前に、英語を習得したくてもだえている?人たちがいるなら、その人たちを救うために、あるだけの knowledge を使って、やれるだけのことをやるのが、
英語学習工学を標榜するものの責務
でしょう。

というのが、先に予告した、私の立ち位置です。

なぜ、こんなことを言うのか、というと、
以前のブログで、英語発音の習得法について書いた時に、科学的根拠に欠ける、というようなコメントをした人がいたからです。
今回も「英語脳」などと言うと、科学的根拠のあいまいなものに基づいて英語学習法を提唱するなどけしからんと、というコメントをする人がでてくるかも知れないので、
前もって煙幕を張っておくのです。

また、こういう話があります。国立がんセンターの第七代総長だった杉村 隆博士の言です。
以前ブログで紹介したのですが、探しても見つからないので出所不明で記憶を頼って紹介します。
医者(臨床医のこと)にとっては、例えば癌なら、それを治すことが使命であって、治ればそれでいいわけ。ところが治ると「なぜ治ったか」と研究しようとする。
それは、学者に任せておけばいいわけで、医者は、治った方法を、つまり、know how を普及させて、誰がその方法をとっても治るようにするのが、仕事である。

英語学習工学も technology として、同じ立ち位置です。
「英語脳」という、現在では imcomplete な知識でも、それに基づいた technological approach で英語学習が成立したなら、なぜ成立したか、という know-why でなく、その know-how をシステム化して普及させればいいのです。
そういう technological approach を、systems approach と言います。実は、これも私の専門とするところです。

と、このように、英語学習工学者として、私の立ち位置を大ぴらにしておいて、大手をふって、私の考える「英語脳」養殖の know-how を開陳します。
それは、次回以降に。
付け足し。
日本人には、生まれてからの日本語環境で、「天然」の日本語脳が育ちます。同じことで、英語国で生まれ育った人には「天然」の英語脳が育ちます。
日本人にとっては、「天然」の日本語脳に加えて、新たに「英語脳」を育てるには、「養殖」するしか仕方がないので、
「英語脳養殖法」となるわけです。
そして、近代マグロのように、ひょっとしたら「養殖英語脳」の方が、なまじっかの「天然英語脳」より、優れているかも知れないのです。

では、次回以降をお楽しみに。

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