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zoom RSS 『英語脳』あるのか、ないのか。あるとしたら、どうなるのか。

<<   作成日時 : 2017/08/04 14:20   >>

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先に紹介したように、"英語脳" で google すると、先に紹介したように、「英語脳」についてのサイトがいっぱい出てきます。
いろいろ調べた結果、「英語脳」の出所は、浜松医科大学の植村研一教授だ、ということが分かりました。
その植村教授が行なったという研究が「英語脳」のいわれになったようです。
その実験を紹介するブログがいろいろありますが、仄聞的なものから、植村教授の原論文に基づいた(と思われる)ものまで混じっています。
その中で、植村教授の「英語脳」紹介した上で、それを否定しているサイトを紹介します。2017/5/8 の投稿です。「英語脳の獲得」というタイトルです。なぜ、まずこれを紹介するかは、後程分かります。下記 URL で全文を読めます。
http://bit.ly/2uOxarr

植村教授の実験について、次のように書かれています。

浜松医科大学の植村研一氏の発表

英語脳は最初から非科学的であったのではありません。最初は何か科学的な感じがしていました。それは浜松医科大学の植村研一氏が、アメリカのバイリンガルになった大学生と、東大生で英会話が出来ない大学生2人に英語と日本語のニュースを交互に聞かせ、そのときの脳内の反応を調べる実験があったからです。更にこれは1999年10月19日のNHKのクローズアップ現代でも放映されました。

“どうすれば英語が話せるか”という番組が放送されました。そのなかで植村浜松医科大学名誉教授は大脳生理学の「ウエルニッケ言語野」ご研究の成果である大脳のスキャン写真を基に、「英語を上手に話せる人」と「そうでない人」との違いを説明しています。

英語を上手に話せる人は、英語を話す時は、日本語とは違う言語野で処理しています。「そうでない人」は、英語を話す時も日本語と同じ言語野で処理しています。

この番組のなかで、グレゴリー・クラーク多摩大学名誉学長は、言語野をコンピュータにたとえて、このことを、「英語を上手に話す人」は、頭のなかに、英語の言語コンピュータと、日本語の言語コンピュータと二つ持っていると説明しています。

「そうでない人」は、大脳に、日本語の言語コンピュータ一つしかなくいちいち、英文和訳、和文英訳をしています。だから英語を上手に話せないのであると語っています。

植村教授もクラーク学長も、「英語を上手に話す」ためには、英語のウエルニッケ言語野つまり英語の言語コンピュータである英語脳を大脳の中に、新しく創ることが必要であると説明しています。

そして、次のように指摘しています。

もう植村研一氏の論文は検索できない

しかし、現在では上記の植村氏の英語脳の論文はもう検索できません。英語脳を植村氏の研究を引用しているのはもう業者だけになってしまいました。英語脳は最初からインチキを書いた訳ではなく、科学的の進歩により英語脳の存在が証明できなくなりました

植村氏が自分の研究を取り下げたのは本人は何も言っておりませんが、英語脳が存在すると言うは正しくないと認めてものと思われます。英語脳はと言う単語は日本語や英語の辞書にも掲載されておりません。英語でも英語脳に当たる単語は存在しません。

そして、結論として、
上記の植村氏の実験で英語脳が見えたのは脳の表面の活性度を見たからだと思います。脳の中では同じ部位が表面的な活性度にばらつきがあり、あたかも脳の2つの違う部位が活性化したように見えたのです。それを英語脳と呼んだものと思われます。

そこでですね、植村研一氏とは、どういう人か google したら、Wiki がありました。
http://bit.ly/2eYtIq9
それによると、
「1933年生まれ。
千葉大学医学部卒業。ニューヨーク州立大学、オックスフォード大学、ロンドン大学に、それぞれ留学する。
千葉大学医学部脳神経外科講師に就く。1978年に、浜松医科大学脳神経外科教授となる。1998年、日本医学英語教育学会の初代理事長に選ばれる。1999年、浜松医科大学を退官する。同年、聖路加看護大学教授に就任する。2001年に、聖路加看護大学教授を退官する。松戸市病院事業総長となる。

ということは、浜松医科大学教授として前記実験をしたのは、1999年に浜松医科大学を退官する前のこととなります。
脳の活動を調べられる fMRI は、Wiki によると
Since the early 1990s, fMRI has come to dominate brain mapping research because it does not require people to undergo shots, surgery, or to ingest substances, or be exposed to ionising radiation, etc.
http://bit.ly/1SoJB2p
植村教授は上記実験を fMRI を使って行ったものと推察されます。

この Wiki によれば、植村教授は脳神経科の教授であるだけでなく、日本医学英語教育学会の初代理事長に選ばれた、ということで、英語教育に熱心だったわけです。
そしてですね、大阪に本社のある英語の教材を販売する株式会社エデックの教材販売促進サイト『脳の仕組みから見た英語教育』に参考図書として、
浜松医科大学脳神経外科名誉教授、日本医学英語教育学会名誉理事長植村研一著の下記の画像のような本が紹介されています。
画像

調べてみましたが、Amazon.co.jp からは販売されていません。73ページの小冊子です。
http://bit.ly/2uPwYYX

そこで、更に調べて分かったことは、前記のブログを投稿したのは、桜井恵三という人で、植村教授の「英語脳」を否定した上で、自らの英語学習法を提唱しています。
そのサイトがあります。
http://amba.to/2tWo2nj
画像


別のサイトもあります。そこで自分の経歴を詳しく紹介しています。
http://bit.ly/2vWkXB2

ということで、ネット上で、「英語脳」をはやらし?更に、英語脳を否定して、脳科学に基づく最新英語学習理論を提唱したりする人がいる一方、
自らの「英語脳」理論を展開する、
『50倍速英語脳プログラム』 日本語言語野を抑え、英語言語野を活性化させる英語脳のつくり方 カーネギメロン大学博士 天才脳機能学者 苫米地英人
という人もでてきました。
http://bit.ly/2wbWCr9
画像

と、このように、ネット上には、「英語脳」を肯定するにせよ否定するにせよ、脳科学に基づくという英語学習理論を掲げた、結局は「英語教材」を売ろうとするサイトがあふれています。

そんなこんなで、あれこれ調べていたら、手間取って、このブログの続きがおそくなりました。

そこで、「英語学習工学」の立場として、そして、一応「英語脳」養殖を持ち出した立場として、どうしたものか、ということになるわけです。

と、悩んでいたら、これで行くしかないか、という話が見つかりました。なぜか、この話、上記のような人たちのブログやサイトで全然取り上げられていないものです。
それについては、長くなるので、次回にします。

ということで、今回はとりあえず、現在のネット上の「英語脳」騒動?を curate してみた結果です。

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