Copyleft の blog の時代が来た。

なぜ、copy & paste が、大学をはじめとして、学校教育の分野で、罪悪視され、discourage されてきたか、私なりの speculation を、前回展開しました。面倒なので、結論を急ぎます。
 つまるところ、copy & paste を 「悪」 とする人たちは、Gutenberg parentheses の中の活字文化にどっぷりつかり、copyright を金科玉条としてきた人たちです。
 最近、大学の紀要をネットで公開する動きが、事務局主導で活発になっています。 聞くところによると、それに反対する大学教師が結構いるらしいです。 曰く、勝手に copy される危険があると。
 また、ネットで公開しても、紀要自体や、その掲載論文に copyright を明記するケースがほとんどです。 引用する場合は、正式には、文書(メールもいいのかな)で持って、掲載元に許可を取る必要があるわけです。
 その一方で、ネット上には、copyleft のdigital document が、加速度的に増えています
 その先駆けとなったのが、Wikipedia です。 Wikipedia は、copyleft です。私がいつもしているように、誰に断ることなく、copy & paste して、勝手に引用できます。
 Windows が普及すると、「ホームページ」 を、素人でも、簡単なものなら、簡単に作れるようになりました。 そこで、自分の意見や idea などを、公開する人も増えました。 初期には、「無断掲載禁止」 というような警告のある HP が多く見られましたが、そういうのは、だんだん減っているようです。 Copyleft のものが増えています。
 簡単になったと言っても、HP を作るのは、かなりの手間暇が要ります。 だから、毎日書き換えることは、難しいです。 大抵は、週に一回とか、時には月に一回くらいの 「更新」 です。 HP は、「更新」 すると、それまでの内容は、新しいものに変わってしまいます。 そういう手間もあって、HP を開くのは、個人より、会社や大学・学校などの組織・団体が多くなり、また、自分たちで作るより、見栄えのよいHPを作るために、HP 制作会社に頼むことが多くなりました。
 そこへ、、当初は 「簡易HP」 と呼ばれた blog が登場しました。 これは、HP に比べたらはるかに簡単です。 しかも、例えば私の場合、internet provider として biglobe に加入していますが、one mail account で、ひとつの blog が無料で開くことができます。
 もう一つ作ろうと思うと、新しい mail account を取らなければならないので、月に、また、5000円以上かかります。 ところが、google blog は、無料で、一人でいくつでも blog を開くことができます。他にも、無料で blog を開けるサービスが沢山出てきました。
 こういうことは、いつもアメリカの方が、先に進みます。 この blog、先に指摘したように、HP の代わりに出てきたのですが、その内に、変質して、「簡易HP」 から、personal online diary と呼ばれるようになり、個人で、blog を公開する人が増えてきました。
Wiki の英語版は、その普及事情を上手に説明しています。
 A blog (a blend of the term web log) is a type of website or part of a website. Blogs are usually maintained by an individual with regular entries of commentary, descriptions of events, or other material such as graphics or video. Entries are commonly displayed in reverse-chronological order. Blog can also be used as a verb, meaning to maintain or add content to a blog.
 Most blogs are interactive, allowing visitors to leave comments and even message each other via widgets on the blogs and it is this interactivity that distinguishes them from other static websites.
 Many blogs provide commentary or news on a particular subject; others function as more personal online diaries. A typical blog combines text, images, and links to other blogs, Web pages, and other media related to its topic. The ability of readers to leave comments in an interactive format is an important part of many blogs. Most blogs are primarily textual, although some focus on art (art blog), photographs (photoblog), videos (video blogging or vlogging), music (MP3 blog), and audio (podcasting). Microblogging is another type of blogging, featuring very short posts.

 赤文字にしたところが、特に注目です。
 こうなると、personal diary のように、毎日 blog を書く人が出てきました。 普通の公開を意図しない 「日記」 のように、身辺雑記を、自分の覚えのために記すのでなく、公開を意図して、 commentary or news on a particular subject など、新聞の社説のような blog が沢山あります。
 話が少し飛びますが、blog の後に、当初は、mini-blog と呼ばれた Twitter が登場します。 これは、"What are you doing?" (日本語では、「今何してる?」)という質問に答えて、140文字以内で、その答えを書くという形を取っています。 だから、当初は、「渋谷なう」 「昼ご飯なう」 というように、最後に now (なう)を付ける短い tweet が多かったのです。 それが、だんだんframe を沢山使って、もっと長いことを tweet する人が増えてきました。 Twitter のTL (time line) は、reverse-chronological(時間的に、新しいのが先頭)ですので、発言順に読もうとすると、一番下のものから、順次上のものを読まなければならないので、大変面倒です。時に頭がこんぐらかりますよ。
 Twitter の 140文字は、日本語の漢字でも一文字で、英語の alphabet 文字ひとつでも一文字ですから、日本語の方がはるか多い内容を書くことができます。 例えば、「集中」 は、二文字ですみますが、英語で、concentration と書くと、13文字になってしまいます。
 そこで、英語で tweet する人の多くは、Twitter 上では、内容のあることは tweet せず、そこでは、今日の blog で、こういうことを書いたと tweet して、そこに blog の URL をのせて置くだけの人が多くいます。 URL は、長いことが多いので、それを短縮して提示する技術も開発されました。
Twitter 上で、「blog を更新した」 と書いている人がよくいます。 それは、blog を、簡易HP とみなしている人で、blogger とはいえないですね。
 毎日、blog を書く人が blogger です。 アメリカでは、blogger を名乗る人が大勢いますが、日本ではまだ少ないようです。 毎日書くのは大変ですよ。 お金にもならないのにね。、
 それはともあれ、という事情で、ネット上に、非常に質の高い digital document が、膨大な数で、出現する事態になったのです。 私の blog もかなり質は高い方だと自負していますが、もっと高いものが、特に英語では、溢れています。 そして、ここが肝心なことですが、そのほとんどが、Wiki のように、copyleft です。 そして、編集、印刷、製本、配達という手間なく、書いたものが即その場で公開されますので、世の中に起こっていることに、即座に対応したものです。 ある事件なり、出来事がおきて、それに関する blog はないかな、と思ったら google すれが、すぐ見つかります。 印刷物では、こういうわけには行きません。
 Copy & paste が 「悪」 とみなされたのは、copyright がのさばっていたからです。 Copyleft で copy どうぞどうぞという時代にも copy & paste は、もはや 「悪」 ではないでしょう。 だって、違法行為をしているわけではないですから。
 むしろ、学生や生徒には、積極的に活用することを奨励すべきだ、というのが、私の考えです。 ただし、それには、条件があります。そのことは明日以降に。

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この記事へのコメント

takkk
2011年09月30日 02:14
そういえば、Twitterで長い文を書くときは、TwitLonger というサービス?のがあり、これを使うと文字制限なくつぶやけます。最近、見つけました。

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