Steve Jobs 天才の所以。

 昨日、もっぱら iPhone について、それが cell phone (携帯電話)としても、smart phone としても、「後追い」であったことを、その発表と発売日時を示して、裏付けました。
 iPhone だけでなく、これも一大センセィションとなった、2010年1月28日に発表され、4月3日に発売されたタブレット型端末 iPad も、既に10年以上前の2001年に、Microsoft が発表していたものであり、HP などからも発売されていたものでした。
画像

http://en.wikipedia.org/wiki/Tablet_personal_computer
更に言えば、iPhone の言わば前身である、iPod の MP3 による音楽配信も、既に先行者があったし、そもそもその forerunner は、SONY の Walkman でした。
 だのになぜ、なぜ、Steve Jobs だけが、いかにもこれらの gadget を作り出し、「天才」のように言われるのか。彼の没後のすぐ後10月9日に書かれたブログ「スティーブ・ジョブズは本当に天才だったのか」は、ジョブズは
「特段新しい技術開発したわけでもないし、新しい商品カテゴリーを生み出したわけでもない」
という大方の批判を紹介した上で、
「しかし、彼がすでにあるアイデア、手に入りやすいデバイスを組み合わせて、格好良く、新しいライフスタイルや利便性を発想するきっかけとなるモノをつくった(プロデュースした)ことは事実だ。」
そこが「天才」だと、持ち上げている。
http://www.j-cast.com/kaisha/s/2011/10/09109512.html
 このブログについて、19のコメントが寄せられ、それぞれ「勝手な」?ことを言っています。読んでみてください。

私も、Jobs is a genius. と思います。しかし、大方の人とはちょっと違った観点でそう思っています。以下その話です。
 Jobs が hit させた製品のほとんどは「後追い」だ、といいました。ということは、Jobs は、それらを使っていたか、試しに使ってみていた、ということになります。Jobs が、作り替える前の製品が、世には出たものの、大して流行らなかった?のは、どこか使い勝手が悪かったか、見栄えがしなかったか、高かったか、それなりの原因があったのです。
 先にも書いたように、Apple computer の開発は、もう一人の Steve、Wozniak が主役を演じたものでした。先にも示唆したように、私には、その時の「作り手」としての「後方」経験が、Jobs に、「使い手」としての役割の重要性というか、「必要性」というか、言ってみれが「面白さ」というか「価値」のようなものを意識させた、と思えて仕方がありません。
 つまり、Wozniak に作らせて、自分は、ここが使いかってが悪い、ここは、野暮ったい、これでは、売れないぞ、などと、ケチを付けておればいいから、気楽で楽しいものです。「つくり手」としての知識・素養もありますから、鋭い適格な指摘ができるわけです。そして、なにより、彼の意見を取り入れて作れば、彼が上手に宣伝し、ベストセラーにしてくれたわけです。
 Jobs の、そして Apple の、その後の躍進の元となった、最初の大ヒット商品 iPod の開発秘話?が Wiki に紹介されています。c&p します。
As ordered by CEO Steve Jobs, Apple's hardware engineering chief Jon Rubinstein assembled a team of engineers to design the iPod line, including hardware engineers Tony Fadell and Michael Dhuey, and design engineer Jonathan Ive. The product was developed in less than one year and unveiled on October 23, 2001. Jobs announced it as a Mac-compatible product with a 5 GB hard drive that put "1,000 songs in your pocket."
http://en.wikipedia.org/wiki/IPod
 こういうことが出来たのは、既に MP3による音楽配信技術は、確立されていたからです。そして、ここでも、Jobs は、「作れ」と命令しただけです。そして、出来てきた試作品に、いろいろケチをつけた?でしょう。大体3度は No と言ったと伝えられています。いかに無理を言われても「社長命令}ですから、部下たちは必死に働きます。
 そうして完成したものを、業界では珍しい、CEO 自らが、大勢の記者を集めて、お祭りみたいに、発表するのです。iPod で初めてそういうことをしたのではないかな。そして、それが、その後の iPhone, iPad の発表の時の慣例になるわけです。それも、ほぼ毎年です。商売上手ですね。天才です。
 Jobs は、「天才」といわれ、Da Vinci, Edison, Einstein に例えられています。これらの「天才」は、みんな「創作者」「発明家」です。Jobs は、創作者でも発明家でもないのに、なぜ、「天才」と呼ばれるのでしょう
 ここは、一気に書きたいところですが、我慢して明日に回します。

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