対抗馬「アンドロイド」現る

  これは、前にも指摘したことですが、初代と次の iPhone は、cell phone であって、smart phone ではなかったです。そして、初代の iPhone は日本では、発売されていません。日本では、二代目からです。
 iPhone が、smart phone になったのは、iPhone 3 からです
 しかし、当時の smart phone の代表であった BlackBerry や BlackJack には、physical keyboard があって、画面が上半分しかなく、multi-touch 機能も持ってなかったのに対し、iPhone は、初代から、現在の smart phone のように keyboard は必要なときだけ現れ、本体前面が全部画面になっており、しかも、multi-touch という、今までにない、機能を持っていました。
 Cell phone manufacturer でもない Apple が、なぜ、cell phone 分野に進出したかは、前回紹介しました。つまり、cell phone manufacturer が、iPod の人気にあやかって、自分たちの cell phone に音楽配信機能を付け加えたら、iPod の市場が侵食される、と危ぶんだからでした。
 だから、普通に考えれば、iPhone は、音楽配信機能を持った cell phone と考え勝ちです。しかし、それでは、他の cell phone と差別化できない、といより、concept が共通してしまいます。
 さすがに Jobs さん、そんなありきたりのことは、考えません。
 iPhone は、iPod の延長上の製品 concept だったのです。ということは、「音楽配信ができる cell phone」 ではなく、「電話もできる iPod」だったのです。iPod の機能や、音楽配信のための software iTunes や iTune store の機能もそのままで、そこに電話を付け加えたものでした。iPod user にとっては、実に分かりやすい concept でした。
 そうなれば、それは、iPod をより便利にしたもので、しかも、電話番号を dial する、それまでの keypad や、住所などを書き込む keyboard も表に出ていない、要するに smart な cell phone だったのです。
 そうなると、他の cell phone manufacturer も真似したくなります。Apple user でない人たちも同じようなものが欲しくなります。
しかし、Jobs の Apple は、closed で integrated です。自分たちの OS その他の、技術の license 供与もしません。iPod のように音楽を楽しみたい人は、iPod を買うしか仕方がないのです。音楽を聴くだけ出なく、電話もしたい人は、iPhone を買うしか仕方がないのです。そこが、Apple の、そして Jobs の付け目なのです。うまいものです。
 しかし、世の中、そう Jobs さんの思うままにはなりません。それまで、検索エンジンで儲けていた会社だった Google が、mobile terminal の OS 分野に進出してきたのです。
 そのOS 名づけて >Android。 その名の由来は、あるサイトによると、http://www.ilii.co.jp/ili-zine/archives/2011/06/1_android.html
「アンドロイドのように、人の形に近くより近しい存在になるように命名された。」
 そうですが、肝心の Android とは、何かは説明されていません。
 そこで Wiki で調べると、日本語版も英語版もありますが、例によって、英語版の方が、分かりやすいので、そちらを c&p します。
An android is a robot or synthetic organism designed to look and act like a human. Although "android" is used almost universally to refer to both sexes, and those of no particular sex, "Android" technically refers to the male form, while "Gynoid" is the feminine form. http://en.wikipedia.org/wiki/Android_(robot)
 下の画像は、google の Android です。その下は、Honda の robot 人間「アシモ」です。似てますね。
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   それは、それで、いいですが、この Android を OS に使った cell phone が、市場に出たとき、Jobs 氏は、激怒しました。
 どのように激怒したか、伝記の記述を c&p します。
 Jobs was furious that Google had decided to compete with Apple in the phone business. “We did not enter the search business,” he said. “They entered the phone business. Make no mistake. They want to kill the iPhone. We won’t let them.” 更に、
  Jobs felt personally betrayed. Google’s CEO Eric Schmidt had been on the Apple board during the development of the iPhone and iPad, and Google’s founders, Larry Page and Sergey Brin, had treated him as a mentor. He felt ripped off. Android’s touchscreen interface was adopting more and more of the features—multi-touch, swiping, a grid of app icons—that Apple had created. 
 Jobs 氏は、まさか、検索エンジンの会社の google が、mobile terminal の分野を「侵食」してくるとは、思っていなかったようです。それも、自分たちが、苦労に苦労を重ねて、開発した、特に multi-touch 機能を、ほとんどそっくり取り入れたものだったからです。Apple は、20件の特許侵害で訴訟を起こしています。結果どうなったか、今でも続いているか、分かりませんが、そのうち調べてみます。
 怒るのは、当たり前ですね。怒ったのは、これだけではないのです。
 Mac と Windows が、"closed vs. open" で、digital world を二分したように、mobile OS においても、Apple の "closed" に対し、Android は"open" で、誰でも使うことができたのです。Jobs 氏にとっては、悪夢の再現のようなものでした。
 この続きどうなるのか、伝記を読んだ人には分かっているでしょうが、読んでる人はほとんどいないでしょうから、明日にまた紹介します。

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