「年の初めのまとめ」として。

さあ、今日から再開。1月1日の年賀ブログは、参照数が50を超えました。葉書の年賀状などで、このブログを知って初めて見た人もいるからでしょう。これを機会に、毎日見ていただけると嬉しいですが。
 とまあ、そういう人もいるので、今日は、このところのトピックを少し復習をしておきます。
 2011年は、smart phone の普及に弾みがついた年でした。2012年には、大方の予想を超えた普及になるでしょう。Smart phone を持ってなければ人でない?くらいに。
 Smart phone は、そもそも business use としてより、人々の個人の生活用に普及してきた media です。普及の起爆剤となった、iPhone は、音楽配信 media として普及した iPod を、いわば親として生まれたものです。
そして、それを生み出した Steve Jobs には、もともと computer を commodity (生活用品)にするという確固たる philosophy がありました。音楽は、business use とは無関係です。
 iPhone は、Apple しか作れません。そこで、対抗馬として Google が、smart phone の OS として、Android を open source として無料公開したので、Samson, Sony Ericsson, Sharp, NEC, Fujitsu などが、Android を OS とする smart phone を続々と発売しました。日本では、iPhone は、Softbank と KDDI (au)、Android 系は、もっぱら docomo です。Softbank と au でも、Android smart phone を扱っていますが、Android 系の宣伝をしないので、そのことを知らない人も多いようです。
 それはさておき、commodity としての smart phone が普及してくると、その software である、application も business use のものでなく、日々の生活に役立つものが増えてきました。それを、business use に対して life use と、私は名づけています。
 リーマンショックによる世界経済破綻状態以来、人々は、GDP や GNP 至上主義から、「幸福度」や QOL (Quality of Life) を求める風潮が広がっています。そして、小泉改革の競争至上主義から、「連帯」「協同」「共有」という、いわば「絆」を尊ぶようになっています。
 英語でいうと、collaboration, cooperation, share, companionship とでもいうのでしょうか。
 
 そういえば、英語の新年の挨拶の定番は、>Happy New Year! です。 (ちなみに A をつけるのは間違い)
 日本語の年賀状では、「幸多き年」ということばがよく使われます。
 歌の文句の中にも「幸せなら手をたたこう」とか、「しあわせ」ということばがいっぱい出てきます。
 カール・ブッセ の「山のあなたの空遠く さいはひ住むと人のいふ。」という詩は、全世界で愛されています。
 
 人は、「しあわせ」が好きです。
 しかし、「しあわせ」は、願っているだけでは、かなえられません。
 私が、20世紀のもっとも偉大な思想家とおもっている Ivan Illich に Tools for conviviality という短い本があります。
Conviviality について詳しく説明すると長くなるので省略しますが、言ってみれば「しあわせ」と同じ concept です。それを、求めるのに、単に願うのでなく、tools を使う、という考え方が、並みの「哲学者」と違うところです。要するに、「技術志向」です。
 だから、「しあわせ」は、願うものでなく、日々の生活のなかで、deal with しなければならないことを、hack することによって得られる、ということを、昨年末から書いているわけです。Hack とは、初めて読む人のために、定義しておくと、to deal with or carry out successfully でした。「事をうまく処する」ということです。
 くどくなるので、一気に結論まで行くと、life use のための smart phone の application は、daily life で deal with すべきことを、hack するのに useful なものが多いのです。それらは、soft media と言うべきもので、そういう media を your extensions として使いこなすと、happy になれますよ。Your QOL も上がりますよ、ということは、昨年度末まで、えんえん?と、小分けして?書いているのです。
 そして、更に、QOL を高めるのには、そういう hacking のための実用的なことだけでなく、「腹の足し」にならない「美」というものが、大事だ、ということについて書き始めたところで、年が暮れたのでした。
 ということで、今日は、復習でした。今まで、読んでいた人にも、このまとめは、役立ったでしょうか。
 明日から、本当の再開になります。ということで、今日はこの辺で。
私の「美」の collection から、ひとつ紹介しておきます。
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この記事へのコメント

takkk
2012年01月04日 15:55
2011年の6月に携帯を買い換えましたが、また、スマホに変えないといけませんね。(笑)dull phoneは学生に聞きましたら、ガラパゴスフォンとかいう呼び名もあるそうです。Happy New Yearの件、毎年、年賀を見ていてびっくりなのは、英語の教員でA HAPPY NEW YEARと書いてくる人が何人かいることです、、、これに関して、は今、ブログを書きました。
SF
2012年01月05日 12:35
dull phone でなくて、dumbphone と呼ばれているのですが。dull より、もっと stupid です。
takkk
2012年01月05日 16:55
dumbphoneですか!失礼致しました。しかし、人のことは言えませんが、学生もまだ、dumbphoneの人が主流のようです。
SF
2012年01月05日 18:05
学生もまだ、ということですが、今の学生は、dumb ですから、dumbphone を持っているのは当たり前でしょう。たとえ smart phone を持っていても application は、game ばっかりで、smart に使っている学生は、きわめて限られているでしょう。そういう学生が多いから、大学教員は助かっているのでは。

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