「ブログ」は個人の「日記」。「更新」するものではない。

今日は、日本で、どのようにして、いつ頃から「ブログ」が出回り始めたか、を私の経験から、記します。
 ネット上で、自分のことについて公開 publish する方法として、「ブログ」に先立って、「ホームページ」がありました。
 「ホームページ」については、その歴史や現状など、ちょっと書き始めたら、どうやら、キリがないし、このブログの目的は、いわば「ブログ事始め」ですので、「ホームページ」については、ばっさり省略します。
 実は、「ホームページ」ということばは、誤用であるとか、その他くわしいことは、下記サイトを参照してください。http://en.wikipedia.org/wiki/Home_page
http://en.wikipedia.org/wiki/ホームページ
 肝心な話は、「ブログ」が「ホームページ」に取って代わったということです。
 なぜ、とって代わった、というと、私の経験では、二つの要因があります。
 ひとつは、「ホームページ」は、一旦作っても、更新が大変である。
 二つ目は、個人で作った場合、どうやって「公開」publish するか、が問題である。 
 二つ目の問題は、その後、Nifty とか、Biglobe などの internet provider が、mail 契約者に、「ホームページ」作成ソフトを提供し、それを「公開」してくれるようになったので、解決しましたが、一つ目の問題は、今でも残っています。
 それに、だんだんと技術が進んでくると、素人の作った「ホームページ」は、企業やタレントなどが、専門家に依頼して作っているのに比べると、見劣りがして、誰も見ないものになったりして、結局永久に更新されないものが、ネット上に、使用済み衛星が宇宙を漂っているように、浮遊しています。
画像

 そもそも、今でも「ホームページ」制作を請け負う会社が繁盛していることから判断しても、これは「ホームページ」は、people の発信 media でなくなった、というのが、私の考えです。上のような「ホームページ」作成ソフトとは、おさらばしてもいいのです。
 余談ですが、ここで、people というのは、「一般の人々」「普通の人」という意味です。以前から、さりげなく使っています。「一般」とか「普通」というと、何か、ちょっと下に見られるようでいやでしょう。
 しかし、ここの people は、例えば、Lincoln の The Government of the people, by the people, for the people の people です。「主権在民」The sovereignty rests with the people の people であり、People's rights の people です。「民主主義」democracy の demo
は people という意味です。
 要するに、You and I のことです。もっとも、You は、aristcracy とか celebrity というなら、You are not the people で、話は別ですが。
 側線は、ここまでにして。

 という事情から、「ホームページ」に代わる、people's media として、「ブログ」が出てきたのです。だから、日本では、最初は「簡易ホームページ」と呼ばれていたこともありました。
 日本での普及のきっかけは、私の経験では、やはり、Internet provider が、「ホームページ」契約者が伸び悩んだり、なかなか更新しないので、それに代わって「ブログ」の template を供給し、無料で「ブログ」を開けるようにしたことでしょう。
 私自身も、biglobe の「ホームページ」から、「ブログ」に乗り換えたひとりです。ただ、provider との契約では、one account に対し、ひとつの「ブログ」しか開けないのが普通です。
 そうしたら、1999年にサービスを開始していたたパイララボ社(Pyra Labs)の Blogger を、Google が、2003 年に買収し、gmail users に無用で、いくつでも blog を開ける service を始めました。
 最初の頃は、使い勝手が悪かったですが、だんだん改良されました。
 で、私と言えば、この BIGLOBE ウエブリブログの「英語学習もろもろ」に加え、Blogger で、「テレビ見るバカ、見ないバカ」と「徒然草私家版」の二つを開いています。前者は原則毎日ですが、後者二つは、時々しか書けません。最近また、復活しています。そちらもどうぞ。
 と、言う事情で、「ホームページ」から、「ブログ」に移った人が多いので、そういう人の中には、「ホームページ」時代の、名残で、新しいブログ書くと、Twitter や Facebook などで、それを通知する時に、「ブログ更新なう」とか、「ブログをアップデートした」という人が後を絶ちません。
 実は、ここが、「ホームページ」と「ブログ」の大きく違うところで、people にとっては、「ブログ」の方が、使いやすく、使う価値があるところなのです。
 「ホームページ」は、そもそも誤用ですので、「書き心地」が悪いので、これからは、正しい「ウェブサイト」を、website と英語で記します。
 企業や各種の組織の websites を見ていれば、分かりますが、新しい情報やニュースで更新されると、以前のものは、見れなくなります。そういう意味で、「更新」であり、英語で言えば update (bring up to date、最新にする)なのです。そして、絶えず update する必要があります。
 しかし、「ブログ」は、私の「ブログ」を毎日読んでいただいている「小数の人」?には、お分かりのように、例えば、今書いている「記事」は、昨日のものを「更新」しているのでなく、「続き」です。そして、昨日の「ブログ」は、ちゃんとそのまま残っていて、昨日読まなかった人も、読むことができます。それどころか、このブログ、2010年4月に始めましたが、最初までさかのぼってよむことができます。つまり、ぜんぜん「更新」されてないわけです。
 ここで、最初に「ブログ」blog の語源を説明したことの意味が分かります。
 blog は、weblog から、weblog は、log からでした。その log というのは、もともとは、「航海日記」のことでした。
 だから、言ってみれば、「ブログ」blog は、「個人の日記」なのです。「日記」なら、基本的に毎日書くものですし、ずっと「記録」としてとっておくものです。「更新」するものではないのです。
 「ホームページ」に代わるものとして出てきたのに、いざ出てきたら、「ホームページ」とは、違った機能や役割を持つものになったのです。
 今日、特に取り上げた、ブログは、people's media であり、「個人の日記」である、ということが、people's lives における「ブログの役割」に大きな意味を持ってきます。
 それは、明日以降に。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック