m-learning 元祖は二宮金次郎!

 お待たせしました?いよいよ今日から、m-learning の話です。
 先にも言いましたが、e-learning は聞いたことあるけど、m-learning は初めてだ、という人も多いでしょう。既に、知っているという人は、すごいですね。
これ、「エム、ラーニング」と言いたくなりますが、podcast などで聴くと、"mobile learning" と言っている人の方が多いです。
 私が始めて、このことばに接したのは、先にそのブログを紹介した Donald Clark の"Why m-learning chaged my lift" という post でした。下記 URL で読めます。
http://donaldclarkplanb.blogspot.jp/2012/01/why-m-learning-changed-my-life.html
  これを読むと、m-learning とは、どういうものか、大体分かりますが、どうせ読まないでしょうから、この内容も含めて、私なりに解説します。多少 SF 流 m-learning 的なことになりますが。もっとも m-learning は、多種多様なもので、人によって違いますから、それでいいのです。
例によって Wiki から。日本語版は全然参考になりません。もっぱら英語版から。
http://en.wikipedia.org/wiki/MLearning
  M-learning は、私に取って耳新しかったので、mobile learning というなら、最近の smartphone や iPad などの mobile media による learning か、と思ったら、違ってました。
  歴史的には、1970年代の cassette tape にさかのぼるのでした。
そういえば、思い出します。Cassette tape によって、car stereo が普及し、車の中で音楽ばかり聴いていた人が多かった時に、私は、音楽だけでなく、cassette による audio book で、Tennessee Williams の The Glass Menagerie. A Streetcar Named Desire や William Inge の Picnic などのアメリカの drama を car stereo で片道一時間、往復二時間の通勤の車の中で聴いていました。Frederick Forsyth The Day of the Jackal や The Odessa File、Jack Higgins の Sean Dillon ものは、本で読むだけでなく audio book で聴きました。そういう entertainment 的なものだけでなく、Karen Armstrong の A History of God などの、学術的なものも沢山聴きました。
  紙の本は、一回読むと、何回も読み返しませんが、audio book だと何度も聴く気になります。特に、学術的なものはそうです。
  で、考えてみると、当時は、m-learning ということばは、知らなかった(アメリカではあったようです)のですが、今にして思えば、それが m-learning でした。
  Drama や fiction を聴いていて、なにが learning か、と言う人がいるでしょうが、native speakers にとっては、entertainment であっても、われわれ non-native hearer-speaker にとっては、audio books を聴くことは、listening ability を訓練する learning であったわけです。私の英語の listening ability は、車で移動中に car stereo で audio book を聴くことで鍛えられたのでした。楽しみながら。
  A History of God のような「学術書」を car stereo で移動中に聴くことは、文字通り、mobile learning でした。
  Donald Clark は、上の blog の中で、m-learning は、learning on the move と定義づけています。
  考えてみれば、持ち運びできる「本」なら、いつでもどこでも読めるわけですから、本を読んで勉強すれば、それが m-learning です。そういうことなら、1970年台に、cassette tape が普及する以前でも、book reading による m-learning はできたわけです。
  そこで、思い出したのが、太平洋戦争が終わるまでは、どこの小学校の校庭にもあった二宮金次郎の銅像。あれは、正しく m-learning です。さすれば、二宮金次郎は、元祖 m-leanrner です。二宮金次郎、後の二宮尊徳を知らない人は下記 Wiki を。英語版もあります。
画像

  http://en.wikipedia.org/wiki/Ninomiya_Sontoku
  時は経ち、人々の移動、即ち、move が、車に多く頼るようになりました。
  運転中は、本が読めません。Cassette tape と car stereo によって、車の運転中にも、learning on the move、即ち m-learning ができるようになったのでした。二宮金次郎を見習いたい人は(私のような人は)、音楽を聴くだけでなく、audio book を「読んで」勉強したのです。20世紀の二宮金次郎です。
  しかし、car stereo は、持ち運びできないので、歩いている時や、電車に乗っているときなどは、audio book は聴けません。
  それを可能にしたのが、SONY の Walkman でした。言ってみれば、Walkman が、m-leaning の元祖みたいなものです。ただし、音楽以外の「勉強になる」contents を聴くならば、です。
  そして、時は経ち、Steve Jobs によって、iPod が生まれ、cassette tape を持ち歩かなくても、wireless delivery で、好きなだけ難局でも音楽が聴けるようになりました。忘れてならないのは、iPod で聴けるのは、音楽だけではないのです。先にも紹介したように、iTunes Store には、無数の audio podcast があります。音楽は有料ですが、podcast のほとんどは free です。iTunes Store で聴くだけでなく、download して、anytime anywhere で聴くことができます。
  最近の iTunes Store で人気の podcast は、Steve Jobs and Bill Gates together です。iTunes Store だけでなく、下記サイトでも見ることができます。
http://allthingsd.com/20070530/steve-jobs-and-bill-gates-together-part-1-of-7/
  下の画像は、この podcast に出てきた、1987年、若き日の二人です。
画像
画像

  そして下は、2007年の二人です。
画像
画像

これは、video 版と audio 版があります。audio 版は mp3 format ですから、download すれば、Android 系 smartphone でも、on the move で聴くことができます。
  この video に限らず、iTunes Stores の、video podcast を、Android 系 smartphone で視聴する「奥の手」があります。
  先ずは、視聴したい video post を download します。どこに保存されるか、ちょっと分かりにくいですが、保存場所が分からない場合は、「プログラムとファイルの検索」で分かります。見つけたら、そのファイルを Dropbox に「放り込む」だけでいいのです。ファイルの容量が大きいので、同期するのに多少時間がかかります。同期できたら、後は、smartphone の Dropbox を開いて、ファイルも見つけ tap するだけで、再生が始まります。
  こんなのを視聴するのは、まさに m-learning です。
  現代の二宮金次郎は、iPod から進化した各種の mobile device で m-learning ができるのです。
  そして、streaming technology の進化によって、smartphone や mobile tablet で、スムーズなvideo 映像が on the move (移動中)でも、anytime, anywhere で視聴できるようになっているのです。
  実は、移動中でなくても、bed のなか、縁側に寝転んで、armchair や sofa/couch にくつろいで、緑陰で、など、anywhere で m-learning ができます。
  そうすると、それまでは、PC 上でしか見ることのできなかった、YouTube などで提供されていた、各種の learning programs が、m-learning できるようになりました。
  二宮金次郎時代の「紙の本」による m-learning から、audio-visual m-learning に進化したのです。
  では、どのような leaning contents が、ネット上にあるか、次回から、その代表的なものを、いくつか取り上げて紹介します。
  これをきっかけに、皆さんも m-learning を始めてはどうですか。こんな時代に m-learning しないなんて、バカみたい、と思いませんか。しかも、tuition なしの free m-learning ができるのですよ。二宮金次郎があの世で、うらやましがっています。もう一度生まれ変わりたい、と言っています。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた

この記事へのコメント

takkk
2012年06月19日 02:19
m-learningとは形は変わってきましたが、昔からあったんですね。おもしろいですね。納得です。

この記事へのトラックバック