楽天「電子書籍リーダー」Kobo の知らせられてない事実。

Amazon の Kindle のことばかり話している間に、楽天、カナダの電子書籍事業者 Kobo を買収し、その「電子書籍リーダー」を先日大々的に売り出しました。価格は7,980 円。これは、今年中に日本でも発売される予定の Kindle を意識した価格設定です。
 スローガンは。「読書に革命を。新しい楽しさを。」で、具体的には、
「いつでもどこでも、読書時間。」
「太陽の下でのんびり読書。」
「旅先でもお気に入りの本を。」
「好きなだけ読書を楽しむ」

 このことが実際にできるかどうか、下記にその review 記事があります。
http://news.mynavi.jp/articles/2012/07/23/kobo_touch_review/index.html
 この記事を書いた人は、この方面の専門家らしいですが、「太陽の下で」を確認するために、あいにく当日は彼の住んでいるところは雨だったので、わざわざ晴れているところまで行って確かめたそうです。そして、「読める読める」と感激しているのですが、私が昨日紹介した epaper、eink については、ひとことも触れていません。知らないらしいです。Kobo もちゃんと epaper を使っています。
 それはともかく。
 三木谷社長の interview 記事によると「販売台数は10万台弱程度で、年内目標は100万台。だいたいそこまでいけそうです。」
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1343569388/
 Kindle 愛好者の私がびっくりしたのは、そこまで言ったら言いすぎと思われるでしょうが、こんなに多く、ころっとだまされる人がいるのか、ということです。
 次の事実をどれだけの人が知っているのかな。
 2011 年1月のある業界紙の記事の The E-Reader War
という main title があって、それに続いて、Will Borders Be the First Casuality?
 となっています。Borders は、Kobo を製造発売している Canada の会社です。
 今は、2012年8月ですから、ここまでは生き残っています。
 では、アメリカでの share はどうか、下図を見てください。
画像

 しかし、地元の Canada では、首位です。
画像

 そういえば、昔 Word Processor War がありました。
 Lotus の Ami pro (後 Word pro に改名)が先行していたところへ、Canada の Word Perfect が加わり、そこへ MS が Word で殴り込みをかけました。
  結果、Word の一人がちになってしまいました。それでも、Canada では、Word Perfect がしばらく首位を保っていました。その頃 Canada の University of Victoria であった英語教育の国際学会で、大学が用意してくれた PC の wordprocessor が全部 WordPerfect だったので、他の国の参加者が文句を言ったら、This is Canada. とあっさり言われましたね。彼らは、Made in Canada にこだわるのです。だから、eBook reader もKobo が一番。
  しかしですね。
  下の図は、現在市販されている主な eBook Reader 10種の rating です。画像が小さくてわかりずらいでしょうが、top は、Kindle Touch で数値は 9.73、そして最下位は、Kobo です。数値は 7.50。Share が低いのも頷けるでしょう。
画像

http://ebook-reader-review.toptenreviews.com/eBook Reader War で the first casuality になるという話もありえないことではないでしょう。もっとも楽天が買収して、日本での売り上げが伸びれば、生き残るかもしれませんが。Borders としては、そこに賭けたかも。
  問題は、Amazon が、Kindle を日本で発売したときに、Kobo が生き残れるか、です。三木谷さんは Kobo の発表の場で、「打倒アマゾン!!」とプリントされた T-shirt を着ていましたが。それにしても、社内公用語英語のはずの楽天で、「アマゾン」とカタカナ表記とは。これは、アマゾンは打倒しても、Amazon はできないという意味でしょうか。
 それは、ともかく。私なりに、Kindle と Kobo を比較してみます。もっとも Kobo は、ネットで得た情報を元にですが。
 まず、size。
 私の Kindle 4 は、166 x 114 x 8.7 mm (Kindle Touch は、172×120×10.1mm)
Kobo 165 x 114 x 10 mm
 Kobo は、touch screen ですから、Kindle Touch と比べると、Kobo の方が小さいですが、
 Kindle 4 と比べると、厚さが、0.13 違います。この差は手にもつと結構大きいですよ。
 先の Kobo 紹介記事には、持ち運びに際して、jacket の inside pocket や、ズボン(jeans も含めて)の hip pocket に入れて、という記述はなかったから、そうしなかったのでしょう。
 私が、Kindle 4 で、もっとも便利に感じているのは、inside pocket や hip pocket に入れて持ち運びできることです。その際、厚さ 0.13 mm の違いは大きいですよ。
 そういうと、それでもやっぱり touch screen の方が、とこだわる人も多いでしょうが、そういう人は、それでいいでしょう。
 下の URL の記事は、タイトルの通り、各種の Kindle models を使ってみたものですが、結論として、Kindle 4 を薦めています。別の理由で、高齢者には、touch screen 操作より、ボタン操作の Kindle が使いやすいのではないか、とl、私の経験で思っています。もっとも、これは個人の見解です。
http://news.cnet.com/8301-33620_3-57400540-278/my-life-among-the-kindles-comparing-the-models/
  日本で発売される Kindle は、どの model なのか、一種類だけか、複数なのか分かりませんが、買うときには、参考にしてください。
  Kobo 発売当初に問題になって、ネットのしかるべきところで大きな話題になっていることがあります。
  それは、Kobo の初期設定で不具合が出た人が 5 % くらいあった、ということです。
  これを 5 % もあった、とするか、5% しかなかったとするか、あなたはどっちですか。
  ネット上で騒いでいる人は、前者で、三木谷さんは、後者で、「騒いでいるのは、2,300 人」と言って、物議をかもしています。騒いでいる人たちからは、散々こき下ろされています。
  5%というと、20台に一台です。少ないですか。多いですか。
  そして、びっくりしたのは、Kindle の場合、初期設定、つまり、activate するのに、以前 blog に書いたように、実に簡単、ある意味一瞬でできてしまったのに、Kobo の場合は、実に面倒らしいのです。
http://76871734.at.webry.info/201110/article_16.html
  先に紹介した記事によると
「まずはPCで初期設定する必要があるらしい。説明書を見ると、「koboデスクトップアプリ」をインストールした後に、デスクトップアプリを起動して初期設定を行い、「kobo Touch」をUSBケーブルでPCにつないでセットアップする」
 という面倒なことをしなければならないそうです。そして、この段階で、5 %の人が失敗した、というのです。この記事の著者は、結局成功したものの、すんなりとは行かなかったようです。
  Kindle と比べて何たる違い。
  別に、Kobo や楽天の悪口を言うために書いているのではないですよ。
  私が知っている事実を紹介しているだけです。こういう事実を知った上で、Kobo を買うかどうか決めた方がいいですよ、とお知らせしているだけです。
  昨日紹介した、私の、他のブログ「徒然草私家版」の My Kindle Life を読んだ人にもうわかっているでしょうが、Kindle には出来て、多分 Kobo には出来ないことを、明日まとめて紹介します。多分できない、というのは、Kobo の宣伝にそのことがまったく触れられていないからです。
  それにしても、Kobo があれだけ売れるということは、「電子書籍リーダー」を待ち望んでいた人が、あんなにいたのですね。その人たちが Amazon.com から Kindle を買わない、というか、買えないというのは、煎じ詰めれば、英語が出来ないからなのですね。情けない話ではないですか。そう思いません。英語が出来ても買わない人は???
今日の、このあたりの最高気温35度。このあたりで。

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