Peer とは、何?ちょっと peer してみました。

今日は、peer learning とは、どういうものか、という話です。もっとも、今日だけで終わりませんが。
 まずは、「peer とは、どういう意味か」から始めます。
  辞書を見ると、次のように書いてあります。
1. a person or thing of the same rank, value, quantity, ability, etc.
2. Brit. a noble, esp., a British Duke, marquess, earl, viscount, or baron.

  語源は、ラテン語の par から来ていて、an equal (匹敵するもの)という意味です。これは、1. の sense と一致します。なぜ、2. の sense になったか、ちょっと分かりません。どなたか調べて下さるか、ご存知なら教えてください。
 peer learning の peer は、1. の sense だ、ということは、察しがつくでしょう。
 
 peer には、動詞もあります。語源的には、上の peer と全然関係ありません。
 その意味は、
 to look closely and searchingly, or squint, as in trying to see more clearly
が、主たる意味です。
 
 今まで、皆さんが、英語のテキストや、本などで出会った、peer は、ほとんどが動詞の peer ではないでしょうか。Yes or No?
私の場合も、そうでした。1971年に、初めてアメリカヘ行って、それまでとは違った、雑誌や本を読み始めるまでは。
 
 そこで、私の Kindle に現在入れてある 51 の titles(とはいっても、Shakespeare 全集とか、世界の傑作200 とか、Jane Austin 全集というのも、one title として count されてますので、実際は、1000 titles 近い)で、peer がどのように使われているか、調べてみました。
 そんな 1000 titles もの本をどうやって、短時間にしらべたか、ですか?
 そこは、digital e-book です。
 全部の title が出ているページで、menu から、search を選び、検索窓に、peer と type して、search する場所として、"my items" を選ぶだけです。ボタンを押すと、一瞬にして、結果が表示されます。こんな風です。各 title の前に、その title に出てきた peer の数が出ています。
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  そこで、例えば、111 の hits があった Shakespeare 全集を選んでみると、こんな風に peer の部分が、黒く highlight されて、4行の文章が示されます。ただ、peer だけでなく、名詞の場合は、複数形、動詞の場合は、過去形、分詞形も出ています。
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 Shakespeare で分かったことは、ある意味当然ですが、名詞の場合は、2 の sense だけ、そして、名詞と動詞は、ほぼ半分ずつでした。
 他の title もざっと調べたところ、19世紀以前の作品では、Shakespeare と同じ傾向です。
 200 Great Novels (60), The Complete Novels of George Elliot (23),
Don Quixote (17), The Canterbury Tales (15), Paradise Lost & Regained (11), The Divine Comedy (10) が、10 以上の hits です。いずれも膨大な作品ですか、peer が使われているのが、いかに少ないか、がわかります。道理で、滅多にお眼にかからないわけです。
  原語の Swedish から、English に訳された The Girl with the Dragon Tattoo の場合は、24 の hits がありますが、2例をのぞいて、後は、動詞でした。
 名詞の例の一つは、次の文です。
 He was nick-named Kalle Blomkvist by his peers.
 1 の sense です。
 その他の 20世紀以降の小説では、ほとんどの hits は、動詞です。
上記 Shakespeare 全集(111)と 200 hundred greatest novels (60)や、その他の novels を除いて、
 peer の hits 数が、10 以上あったものは、
 1. The Nurture Assumption (429) 
2. Peer-Based Learning in a Networked Age (55)
 3. Deschooling Society (39)
4. A Special Supplment: Education Without School; How it Can Be Done (35)
5. Net Smart (27)
6. 7 compelling arguments for peer learning (27)
7. A New Culture of Learning (13)
8. Cognitive Surplus (11)
9. In the Plex (10)


上記各 title から、典型的な例を引用します。一番上の title からです。
 1. What really matters is the influence of our peers.
2. Critisism can also come from two directions: from peers or from elders
3. He finds peers who challenge him to argue, to compete, to cooperate, and to understand.
4. specify the activity for which he seeks a peer.
5. people are as likely to turn to peers as they are to professionals.
6. Children unerringly pick up the accents of their peer group.
7. peer-to-peer learning easier and more natural.
8. with their peers learn faster and retain more of what they've learned than those who study alone.
9. a companywide peer review system

 
 上記の用例を読むと、peer とは、どのような存在か、何となく見当がつきませんか。
 このような peer の使い方は、ごく最近です。どうやら、ここでも、使い始めは、Ivan Illich のようです。
  peer の hits 数が圧倒的なのは、1 の The Nurture Assumption (429) ですが、私の感じでは、この本によって、
  Peer learning という concept が確立され、一挙に教育界に普及したのです。
  明日は、そこに立ち入ります。
 追記:それにしても、Kindle は、便利でしょう。

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