形容詞を使って、英文を生成し、英語脳を養殖する。

時々思い出しておいて欲しいことがあります。
 このブログの全体タイトルは 「英語学習もろもろ」 になっています。 このところの、「英語学習カリキュラム開発」 などというと、これは、英語教育の専門家を対象にしたものか、と思われる危険?があります。
 私にとって、もっとも読んで、そして、考えて欲しい読者は、このブログを読んでいる以上は、ある程度のコンピューターの知識のある senior sitizens です。 その人たちが、なるほど、こうすれば、単語なんぞいくらでも簡単に覚えられるのか、自分たちが英語の単語がおぼえられなかったのは、自分の brain のせいではなく、習わされた英語の先生の教え方が悪かったのだ、などと思って、そんなら、もう一度英語をやり直してみるか、という気になってくれないか、と期待しているのです。 そうすれば、どうなるか、続きは後日にして、今日は、とりあえず、本題に入ります。そういうつもりですので、なるべく素人にもわかりやすい話を心がけているつもりです。
 今日は、英語の単語を覚えるときの optimal sequence (もっともよい順序)の話です。
 
 SF Modular System では、形容詞を、名詞より先に学ぶようになっています。形容詞を全部覚えてから、他の品詞を覚える、という意味ではないです。 どういう意味かは、この後の話でわかります。
 なお、忘れぬうちに断っておきます。 Nature では、必ずしも形容詞が優先的に覚える品詞ではないです。 Nurture するには、つまり 「養殖英語」 では、形容詞を優先したようがよい、というのが私の考えです。
 なぜ、形容詞を優先するか、というと、形容詞は、抽象的だからです。
 こんなことを言うと、抽象的なものは、具体的なものより、むずかしいのではない?と常識にとらわれている人は思うでしょう。
 「チュウショウテキ」 と外国語の漢語の発音に惑わされているのです。
 今まで、何度も指摘しています。 「抽象」 とは、「象」(姿、形)のあるものから、「抽」 きだす、ということです。
 「抽象」 は、英語では、abstract です。 これは、ab + stract で、ab は、from、stract は、draw です。
やっぱり、抽き出します。
 例を挙げます。 big という 「抽象的」 な形容詞は、big に見える、いろいろなモノに共通する 「みばえ」 で、それを 「抽き出して」 big という名前をつけたのです。
 名前というのは、「名詞」 だけのことではなく、動作の名前も、状態・状況の名前もあるのです。 このこと、ちょっとわかりにくいかもしれませんが、このあと、動詞や前置詞の覚え方を紹介するときに、わかるでしょう。
 先の entry に書いたように、人間は忘れる動物でした。 しかし、忘れても、また出会う回数が何度もあれば、もう忘れがたくなる、ということでした。
 あるものの名を覚えたとします。 覚えたときから忘れ始めます。 そのものがありふれたものとしても、そのものとまた出会う日は、その気にならないと、なかなかないものです。 そして、そのうちに忘却曲線は下がり続け、やがて忘れ去られてしまいます。 全部が全部そうではないでしょうが、そういうのが多い、と思いませんか。
 ことは、相対的ですが、そこへ行くと、形容詞の名前は、いくつかのものから抽きだしたものですから、それらのいくつかのものに出会う機会は、単一のものより多いです。 しかも、同じものでなくても、同じ形容詞の名前をつけられるものと初めて出会う機会も多くあります。
 ということは、それだけ、忘れる暇?がないことです。 忘却曲線は、ちょっと下がってもまた、100に復活し、7転び8起きを過ぎれば、もう下がりません。 つまり、long term memory に定着します。
  
 こんな話があります。 SF Modular System の開発を始めた頃、ある私立幼稚園で、取り合えず big と small から、英語を教え始めたことがありました。 そのクラスの幼稚園児の母親が、喜んで報告しました。 男の子だったと思います。父親と一緒に風呂へ入ったら、彼の目線が丁度父親の一物のところに行ったのです。 彼曰く、This is big!
形容詞を覚えていると、そういうことになるのです。
 このふかーい意味わかりますか。 名詞を知らなくても、文を発することができるのです。 この子は、big を二度と忘れることはなかったでしょう。
 形容詞を優先して覚えさせる 「ふかーい」 意味は、ここにもあるのです。
 名詞を使った文を発するためには、その名詞を名前にしているものがなければ、文を発する必然性も必要も出てきません。
 再び言いますが、ことは相対的です。
 覚えた名詞のあらわす物事に出会って文を発する機会よりも、この幼稚園児の例にあるように、ものの名前を知らなくても、ものの名前の代わりをする 「代名詞」(指示代名詞)を使って、文を発することができるのです。
 まず名詞を覚えさせ、その名詞を使った文を発することを、いつもさせていると、例えば、この幼稚園児は、父親の the big thing を見たとき、それを英語で何というか、というのが、先ずは頭に来ても、その名前は教えてもらってないから、英語の文を発するには、至らないでしょう。 単に big とだけは言ったかもしれませんが。
 それでも、いい、というかもしれませんが、ここでは立ち入りませんが、「英語脳」 は、単語だけ発していては、養殖されません。 文を発して、ちょっと専門的に言うと、generate (生成)すること、というか、生成し続けることによってしか、「英語脳」 は養殖されないのです。
 そのためには、「形容詞」 を優先して覚える、というのが、SF Modular System の数ある独創性のひとつなのです。
 このこと、もっと詳しく実際の場合を、明日紹介します。
 
 どうですか。男のお孫さんと一緒に風呂に入って、That's small. と言ってみませんか。 そしたらお孫さんが英語を覚えたい、というかも知れません。 女のお孫さんには、どうしたらいいのかな。 一緒に風呂に入るわけにはいかんかな。

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