シニアの英語の夢には、ネィティヴは不要。

市町村の社会教育で、シニアのための英語学習を事業として行なおうとすると、
 首長の中には、すでに雇っている ALT を使おうとするか、場合によっては、新たに専用 ALT を雇おうとする人がいるかもしれません。
 私の strategy には、ALT は、要らないどころか、有害な存在です。
 むしろ、今雇っている ALT を一人以上減らして (全部減らしてもいいですが)、
浮いた予算を「シニア英語の夢」 事業に振り向けるべきです。
 
 なぜ、ALT は、要らんか。つとに、2010年12月にいくつかの entries を書いています。
 市町村首長は、ALT教信者か?
 そして、ALT よりもっとよい idea です。
 ALT活用法。And a better idea.

 そこには、書いてないことで、なぜ ALT は要らんか、を別の standpoint から explain します。
 
 日本人が英語が話せない
 のは、神話。
 と先にも書きました。
 だって、英語を話せる日本人は、私も含めていっぱいいますよ。
 学校で英語をならっても話せない人が多いので、そういう神話が生まれたのです。
 では、話せる人は、なぜ、話せるか。
 人それぞれ、違うでしょうが、
 私の場合は、
 日本のこと、自分のこと、自分の生活、自分の考えること、などなど
 徹底的に、自分にこだわったのです。
 
自分のことを話そうとすると、学校で習った英語の単語には、自分に関するもろもろのことを表すものがありません。
 たとえば、
 風邪気味で鼻水がでる、
 風邪が流行っている

 と英語で言おうと思っても、そういうことを言う単語は、英語の教科書には出てなかったでしょう。
 覆面パトカーにつかまった、
 ネズミ取りに引っかかった

 そういう英語も教科書にはなかったでしょう。
 尿酸値があがって、痛風になった、
 高血圧体質なので、血圧降下剤を飲んでいる、

 シニアは、こういうことを、日常日本語で話しています。
 
 英語で話す、
 ということは
 日本語で話しているのと、
 別なことを話すのではない

 のです。
 
 くどくど言うのはやめて、
 日本人が、日頃どういう話をしているか、
 英語の native speaker は、知りません。
 日本人が鼻水が出るときに、どのようにするか
 知りません。
 すき焼きをどうやってするか、
 も知りません。
 当たり前ですが、日本のことを知らないから、
 Things Japanese を英語でどういうか、知りません
 そういうことを知らなくても、何か教えなければ給料がもらえないので、
 自分がよく知っている自分の国のことを英語で教えます。
 
 そんなことは、日本人が話したいことではない、
 のです。
 特にシニアは。
 
 これも以前の entry に書いた話です。
 あなたの'woman' は、’きれい’ですか?

 日本人女性と結婚しているアメリカ人男性が結構います。
 その人たちは、their wives の woman の冒頭の発音が
[wu] にならなくて [u] になっているので、何とか 「矯正」 しようとします。
 が、私の知る限り、成功した人はいません。いたら、教えてください。
 Wives の発音が 「矯正」 できないから、いわんや生徒・学生の [wu] の発音も 「矯正」できません。
 かくして、日本人の大多数は、「ウーマン」「ウルフ」「ウッズ」「ウール」 と言い続けています。
 ところが、日本人は women, walk, won, went の冒頭の [w+vowel] は、ちゃんと正しく発音できるので、日本人のことを知らない彼らには、不思議でしかたがありません。
 この話続きは、上記 entry を読んでください。

 これ以上くどくど書きませんが、
 日本のことを知らない native speakers に、日本のことを話すことを教えることはできない、ということです。
 SF Modular System にある、小中学生、大学生、シニア向けの stories は、native speaker には、絶対書けないものです。
 また、composition program の最後にある、回答用の questions は、日本人でなければ 「回答」 できないものが、数多くあります。

 以前にも紹介した話があります。
 『超整理法』 で有名な野口由紀雄氏が、初めてアメリカに行ったとき、「掛け算」「割り算」が英語で言えなくて、日本の学校英語教育を恨んだ。
 これは Things Japanese だけでなく、Things Universal、私の言う 「全教科的英語」 にあたるものは、「英語科」 では、他教科とこととして教えないので、こういうことになっています。
 下記 entry を読み直すといいですよ。
 「英会話」をしたければ「全教科的英語」が必要

  日本人が英語が話せない、のは、神話、
 というのは、こういうことなのです。
 学校で教える 「英語」 に、日本人が英語で話したい、話すべき、ことが、全然とまでは言いませんが、
 大変すくない、からです。

 多くの人は、「英語を話したい」 と言いますが、そういう考えではだめで、
 「英語話したい」
 自分がいつも日本語で話していることを 「英語でも話したい」 と思わなければだめです。 
 
 私の SF Modular System は、多分日本で唯一、そういう夢に応えるカリキュラムだ、
 と思っているのですがねえ。What do you think?
ALT 一人を首にして、わが町のシニアの英語の夢を叶えてあげようと、という首長さん、いませんか。
 ここに軍師あり、です。

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この記事へのコメント

Tokunaga
2013年05月21日 10:00
小学校英語必修化や大学入試にTOEFLを導入することが最近話題になっていますが、ここで思うことは、なぜいつも子どもたち「だけ」に英語ができるようになれと押し付けるのだろうということです。身の回りに英語を知っている人が多くいれば、それなりにできるようになると思うのです。特に自分のおじいちゃんやおばあちゃんが英語ができれば、英語を「覚えてしまう」と思うのですが。市町村ぐるみでシニア世代の英語習得を進めることは、身の回りのことを英語でいう人間を増やし、子どもたちに英語習得の機会を増やすことに繋がる点で非常に有益だと思います。しかも、テストされることもないので落ちこぼれや英語アレルギーで苦しむこどもたちも今よりは出てこないでしょう。こどもたち「だけ」でなく地域全体で学べばいいではないですか。まさに「国民皆教師」です。
SF
2013年05月21日 11:25
Tokunaga さん、ご賛同ありがとうございます。
続けて、具体策を提案していきますので、一緒に考えてください。
今日提案した、「シニア英語夢事業」がいろいろな自治体で始まると面白とおもうのですが。

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