世間が知らない教科書検定の内幕。

今日から、心機一転、新たな話に入る予定でした。
 が、Takao IMAI 氏の、重大な tweet 発言があり、それに RT していたら、いろいろ書きたいことが出てきました。
 RT だけでは、追いつかないので blog entry で書きたいだけ書くことにしました。
 それに、Twitter では、TL (Time Line) に埋もれて、古い tweets は、読まれなくなってしまいますから、blog entry にしておいた方が、後々も読まれる機会が多いですから。
 とりあえず、Takao IMAI 氏の tweet と、私の RT の TL を c&p します。

Takao IMAI ‏@imatak522 5月6日
高校の新科目、英語表現の教科書を見て愕然!旧態依然とした文法書ではないか!これは新学習指導要領を反映しているといえるのだろうか?こんな教科書、英語で授業など不可能どころか、英語嫌いを生産するものとしか思えない!(久々に腹が立ちました)

藤掛 庄市 ‏@shoichifujikake 5月7日
@imatak522 だからTOEFLの方がましだ と言われるのです。英語教育の専門家に任せておけない となるのです。一番馬鹿は 教科書出版社の担当者かも。みんな気がついていないけど。それを採用する教師はもっと馬鹿。馬鹿は死ななきゃなおらない。早く死んでほしい。

Takao IMAI ‏@imatak522 21時間
@shoichifujikake これでは、30年前の英文法と英作文の教科書と何も変わっていません。いわゆる受験用の文法問題集のようなものを作って、英語表現Ⅰとは愕然でした。出版社の話では、そういう教科書が高校の教員には受けるそうですから、高校の教員の意識も疑いますね。

藤掛 庄市 ‏@shoichifujikake 15時間
@imatak522 だから、そういう高校教員は早く死んでもらわないと(やめてもらわないと)。

藤掛 庄市 ‏@shoichifujikake 15時間
@imatak522 a second thought そんな教科書を検定で通した教科書調査官もどうかしています。O 先生ならどうしたかな。世の中馬鹿が増えて、バカの壁が厚くなっています。

 ここで a third thought が、出てきたところで、これは、RT しているだけでは間に合わない、と気が付いて、今日の entry になりました。

  これから書くことは、もちろんですが、この blog entries で、私が学校英語教育について書いていることは、世間の人が知らないことで、しかもマスコミも取り上げないことです。マスコミも知らないのか、知っていても取り上げないのかしりませんが。ネット世論によれば後者の場合が多いそうです。
  私の blog の基本姿勢は、読んでほしい人は、世間の人、つまり、「学」 側の人で、「学」 側にいては、知りえない 「教」 側の状況を、私が 「教」 側にいて知りえたことを、国家公務員守秘義務違反にならない範囲内で、皆さんの 「知る権利」 にお応えしようと、いうことです。
 私が何もそんなたいそれたことしなくてもいいかな、とは思うのですが、「国民の知る権利」 を付託されているマスコミが、それに応えてない現状を見て、やむにやまれず、左手が不自由の時も、右手一本で、毎日、なんと言ったらいいでしょうか、徒然なるままに、私なりにお知らせしているのです。
 ブログというものが出る前は、そうは思っても、こういうことを世間に向かってお知らせする手段がなかったのですが、いいものができたものです。
  余計な話はこのくらいにして。

  で、the third thought です。
  The second thought で、教科書調査官は、何してるの、と文句をつけました。
  その後で思い出しました。今でもそうか確かではありませんので、そうでなかったら、事情通の人おしえてください。この後に書くことは、私の当時の経験に基づいていますので、現在どうなっているかは、知りません。現在と違っていたら、ぜひともご指摘お願いします。
  また、google しても、ここに書いてあるようなことは、出ていませんでした。
  教科書検定は、教科書調査官が行います。英語の場合は、教科書調査官は三人のはずです。
  そのうちの一人が主任教科書調査官です。前職は、国立大学の英語関係の准教授 (昔は助教授)クラスが多いようです。文部科学省では、行政職でなく、研究職です。
  世間的に考えると偉いひとのようですが、文部科学省の大部屋に他の教科の調査官と一緒に、教科ごとに机を並べているところをみると、役所の平職員並みの待遇です。
  そんなことは、どうでもいいですが、肝心の the third thought です。
  私の知っている時代では、一冊の教科書を、教科書調査官ひとりで 「調査」 するのでなく、三人の教科書調査員を委託して、その調査結果・意見に基づいて、調査官が検定結果を報告することになっています。
  その調査員は、学識経験者として、普通はその方面の大学教員、都道府県の教育委員会の指導主事クラス現場の教員、の 「三種類」 ?です。Am I right?
で、my third thought は、Takao IMAI ‏の指摘するような、高校の新科目 「英語表現」 の旧態依然とした文法書のような教科書を 「調査」 した三人の調査官は、どのような 「調査」 をしたか、その結果、合格とした、どうか、ということです。
 そして、a fourth thought としては、こんなことを考えました。
 ネット時代です。調査官の名前は公表することは問題になるでしょうが、その調査結果は、「国民の知る権利」 で、ネットで公表すべき
でないか。英語に限らず、よく問題になる歴史教科書など、すべての教科書の、調査員による調査結果は、ネットなら、簡単に公表できるでしょう。
 そのためには、調査結果は紙の文書でなく、デジタル文書にすれば、ネットでの公表は簡単です。
 税金の申告だって eTax の時代です。
 私は、昔一度だけ、ある英語教科書の調査員を委託されたことがありますが、その時は、紙の調査書にペンで書き入れなければなりませんでした。
 その時のことを、2012年8月29日の entry に書いています。
 「英語教育大論争」孤軍奮闘。強力援軍が。
 そこのところ、c&p します。
 ある高校の英作文の教科書の調査員を委嘱されました。細かい条項がいろいろあって、それらについて学習指導要領などに即しているか、どうか「調査」して報告するのです。普通には、単語の数が制限を越えてないか、とか、必須語彙は全部ふくまれているか、とか、そういう「細かい」ことを綿密に「調査」することを期待されています。 
 私のしたことと言ったら、そういうことを一切無視して、各条項ごとに記入枠が決まっている書面のフォーマットも無視して、その教科書が、英語の作文力をつけるのに、まったく役立たない、という趣旨の「論文」もどきのものを書いて提出したのです。

 この話は、上の Takao IMAI 氏との tweet のやり取りの中で O 先生( 当時文部省主任英語教科書官) とのやり取りのひとつの episode として紹介してあるもので、前後のいきさつについては、本文をどうぞ。
 こんな調査書、ネットで公表したら、世間には、私の意見をもっともと考える人が多いと思うのですが。
 それは、ともかく、教科書検定は、こんな仕組みになっているのです。「末端」 の調査員がしっかりしていれば、あるいは、調査結果が公表されるとわかっていれば、変な教科書が世に出ることは、減る、と思うのですが。What do you think?
こうやって始めたら、どんどん a fifth thought、a sixth thought とどんどん出てきそうです。
 明日もあることですから、明日に回しましょう。
 いいですか。ここのところをしっかり肝に銘じておいてください。変な教科書が、今回話題にしている高校の新科目 「英語表現」 の変な教科書が検定をとおり、それを採用する高校英語教師がいると、迷惑するのは、皆さんの子供や孫です。英語表現ができるようになるどころか、英語嫌いになる危険性のほうが多いのです。そんなことほおっておいていいことないでしょう。マスコミは、「報道しない自由」で、報道しないなら、ネット上で、みんなで騒いだらどうですか。

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この記事へのコメント

takkk
2013年05月08日 18:57
I was really really disappointed with the content of English Expression 1. 旧カリの英語Ⅰ、英語Ⅱに時代には、英文法の検定許可書はなく、文法の問題集を使ってOral Communication 1の授業に代えていたという話は、学生から聞いていましたが、今回の改定で何と、英語表現Ⅰの名を借りて、英文法が復活したという印象でした。文法シラバスに基づく例文とその練習のための書き換え、並べ替え、そして和文英訳という構成には唖然としましたね。
SF
2013年05月08日 20:29
そんな教科書を作った人の顔がみたいですが。誰ですか。
また、そんな教科書を出す出版社はどこですか。社長の顔が見たい。
何だったら、そういう教科書を作った意図をネット上で世間に納得いくように説明してほしいものです。校長会はどう思っているのでしょうかね。

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