家庭教師付き、グランド’ツアーを、世界の青年に売り込んだら。

 昨日、CIR として、年長者が望ましい、というようなことを書きました。
 そのように考えるのには、次のようなことがあります。 こんなことを考えると、というか、考えつく人は、めったにいないでしょうが。

「ギャップイヤー」 ということばを聞いたことがあるますか。

 東京大学が、秋入学を提唱した時の話です。 入学試験自体は、従来のように、3月に行い、入学は秋の9月にする、という話でした。
 そうなると、半年のブランクが生じます。 そのブランクをギャップイヤーと呼んで、その間に、留学したり、ボランティア活動をしたりしたらどうか、という話でした。
 が、評判が良くなくて、結局、秋入学は、今のところお預けになっています。

 日本の人たちは、その時、初めてギャップイヤーということばを聞いた人が多かったでしょう。
が、世界的には、いくつかの国では、むしろ常識になっていました。
 Wiki にも、Gap year という項目があります。

 そこには、このように説明されています。
A gap year is time out to travel between life stages. It is also known as a sabbatical, time off, time out and a year out, referring to a period of time (not necessarily 12 months) in which people disengage from curricular education and/or work and undertake activities such as traveling, volunteering or working abroad.
 日本版もあります。
 ギャップ・イヤー(英: gap year)は、高等学校卒業から大学への入学、あるいは大学卒業から大学院への進学までの期間のこと。英語圏の大学の中には入試から入学までの期間をあえて長く設定して(初夏卒業・秋入学)、その間に大学では得られない経験をすることが推奨されている。この時期にアルバイトなどをして今後の勉学のための資金を貯める人も多い一方で、外国に渡航してワーキング・ホリデーを過ごしたり、語学留学したり、あるいはボランティア活動に参加する人も多い。

 どのようにして、始まったか。
英語版の History のところには、次のように書いてあります。
 The practice of taking time out developed in the United Kingdom in the 1960s. During this time, a student might travel, engage in volunteer work overseas or undertake a working holiday abroad.
 
 ここには、そのようには書いてありませんが、これは、先に紹介したイギリスの Grand Tour の伝統を引くものです。
 Grand Tour の習慣がなくなったから、それに代わって、青年を長期間、海外の ”Grand Tour" に出そう、という、さすが大英帝国の伝統です。
 
 Wiki には、英国以外の Gap Year の実情も紹介しています。 積極的な国も、消極的な国もあります。
積極的な国を紹介します。
 In Ghana, most Senior high school leavers have a year out from August to the August of the following year although this is not mandatory.
 In Israel, it is customary for young adults who have completed their mandatory military service to go backpacking abroad in groups before starting university or a career.

 アメリカの場合は、
In the United States, the practice of taking a "year off" remains the exception. Taking a year out has recently become slightly more common for Americans, with prevailing reasons as a feeling of being burned out of classroom education and a desire to understand oneself better. Universities such as New York University, Amherst College, Princeton University, Harvard University, Massachusetts Institute of Technology, Yeshiva University, and Reed College have formal policies allowing students to defer admission.
 
 そして、Japan は、
The employment practice known as simultaneous recruiting of new graduates matches students with jobs before graduation, and the practice of a sabbatical is unusual in Japan as a result.
 だめですねぇ。

 ヨーロッパの主要国、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、オランダ、北欧諸国などの事情は紹介されていません。
Denmark の否定的な事情だけが紹介されています。

 このような事情なら、少なくともイギリスから、そして、今後の成り行きではアメリカからの青年が Grand Tour で世界各国へ出かけることが見込まれます。 それを、日本に呼び込もうというのが、 My Strategy です。
 
 その時に、思いついたのが、覚えていますか、Grand Tour 時代の、イギリスの貴族・上流階級の子弟は、家庭教師を伴っていました。 そういう家庭教師が、訪れる国の文化・習慣について色々助言をしていたのです。
 現代の、普通の家庭の青年が、日本へ creative/cultural tourism として、”Grand Tour" に来るのに、家庭教師を伴ってくることはできる相談ではありません。
 しかし、その日本に、人生の先達にもなる、英語国のおじさん・おばさんが、居付いていて、「家庭教師」 役をしてくれれば、こんないいことないでしょう。 What do you think?
 日本語も習得した、intelligent な、まさに 「家庭教師」 にふさわしい人たちです。 というより、そういう人を CIR として招致するのです。
 そして、世界に向けて、家庭教師付き Creative/cultural Grand Tour を宣伝するのです。
 どうですか、この idea. 私は気に入っています。

 ところで、誰が宣伝するか、って。 「観光庁」 でしょう。 英語名は、Japan Tourism Agency です。
ならば、sightseeing を宣伝するのでなく、tourism を宣伝すべきでしょう。
私の感じでは、もっぱら 「観光」 ばかり宣伝しているようです。 その HP には、こう書いてあります。
「観光庁は、何をやるのか?」それは・・・
国際競争力の高い魅力ある観光地づくりを支援します。
海外との観光交流を拡大します。
旅行者ニーズに合った観光産業の高度化を支援します。
観光分野に関する人材の育成と活用を促進します。
休暇取得の推進や日本人海外旅行者の安全対策など観光をしやすい環境の整備を行います。

しかし、その English version は、
"What does the JTA do?"
We support the creation of internationally competitive, attractive tourism destinations.
We expand tourism exchange with other nations.
We support advances in the tourism industry to meet traveler needs.
We promote the human resource development and utilization in the tourism field.
We create a tourist-friendly environment through promotion of vacationing and implementation of safety measures for Japanese travelers abroad.
In this section, we will take a look at some of our tourism-related policies.

 この policies にもっともふさわしいのは、物見遊山の sightseeing でなくて、私の提案するような tourism でしょう。 どう思いますか? 観光庁長官さん。

 というのが、今日の話です。 

 付録です。 ギャップイヤーで google していたら、「日本ギャップイヤー推進機構協会」 と 「ギャップイヤー・プラットフォーム」 が、前者が 2011年2月、後者が、2012年7月にできていることがわかりました。
 どういうものか、それぞれのサイトに、自分で行ってみてください。
日本の大学も積極的に gap year 制度を設けて、日本の青年を世界へ Grand Tour に送り出すべきでしょうね。 その際、家庭教師はどうするか。 皆さんで考えてください。
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