「デジタル検定教科書」 を待たずに、さっさとデジタルコンテンツを使ったら。

 このブログを続けて読んでいる人は、先のエントリーで、大村はま先生のことを取り上げたことをおぼえているでしょう。 まだ読んでないかたは、下のタイトルを click/tap してください。
変な教科書使うより、大村はま先生を見倣ったら。
 この大村はま先生、国語の先生で、「授業」 に教科書を使わないことで、有名になりました。 もっとも、そういうことではなくて、自分で作成した 「教材」 を使って教育効果を上げた、ということです。
 そして、
 「日本の国語教育の向上に勤めた」 功により、勲五等瑞宝章を受章。
 
 このエントリーでは、こんなことも紹介しています。 C&P します。
時々この blog に登場する、元文部省主任英語教科書調査官の O 先生が、その役職にある、ある時、私にこんなことを話しました。今から、30年以上前になるでしょうか。
  これだけいろいろ英語の雑誌や英字新聞やテレビ番組のテキストや英米からの輸入図書も自由にはいるようになったから、もう英語の教科書はやめて、そういうものを自由に使ったらどうだ、という議論が文部省 (当時) で行われているよ。

  その頃から、文部官僚の間では、
英語に関しては、検定教科書は要らない、
という議論があったのです。 その後、何も起こりませんでしたが。

NIE という運動があります。 Wiki によると
NIE (Newspaper in Education (教育に新聞を)) とは、学校等で新聞を教材にして勉強する学習である。 アメリカで1930年代にニューヨークタイムズが新聞の教材としてのハイスクールでの利用を考え、始めたもので、NIEを教育上利用している国家は、現代では世界で52か国にのぼっている。日本新聞教育文化財団が推進している。
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日本の状況について詳しくは、このサイトを。

大村先生の実践といい、旧文部省にあった動きといい、NIE といい、
言ってみれば、みんな 「検定」 無視です。
「検定」 されてない 「教材」 を、学校で使って、罰せられるどころか、勲章がもらえます。
マスコミが、検定を受けてない新聞を学校で使え、使え、と宣伝しています。

ならば、
TED Ed を使って、全然構わないではないですか。
「デジタル教科書」 のリンク先に、「検定」 を受けてないものを、貼っても、構わないではないですか。

なのに、そういうものに 「検定」 が要る、と騒ぐのは (聞いた話ですので、実際に、そんなバカがいるかどうかは、知りませんが)、 次の事情があるのでは。

大村先生の 「教材」 でも、NIE でも、紙に印刷されたものを使います。
目に見えます。 どういう内容か、確かめられます。
Digital contents は、目には直接見えません。 目にみえないと、そこに何が潜んでいるか、不気味です。
現に小中学生は、親の目の届かないところで、何を見ているかわからない、
と、先生や親たちは警戒しています。
昔の紙の時代でも、子どもたちは、親に隠れて、「有害図書」 を読んでいましたがね。 Me, too.You, too.
もっとも、あれは 「有益」 でしたね。
そして、現代の男の親のなかには、子供にみせられない 「有害サイト」 をこっそり見ている人がいます。 男の先生の中にもいるでしょう。
そういう親や先生が、digital contents を 「検定」 しなければ、
というのでなければ、いいのですが。 What do you think?

私の予想では (別に予想するまでもなく)、今後 TED Ed のような digital learning contents は、どんどん増えてきます。 アメリカ、それにイギリスが、最大の発信地でしょう。 英語です。 しかも、ほとんどは、無料です。
自由に、 upload/download できます。
そういうものがあれば、flipped class は、ますますやりやすくなります。
Malaysia の例のように、Digitally Developed Countries は、すべての生徒に、Chromebook のような digital 端末を配るでしょう。
そうなれば、世界の多くの国で、英語で flipped class が行われ、学習効率・効果が大いに上がります。

そういう時に、digitally undevelped/developping countries や、「英語途上国」 との、「教育格差」 は、広がる一方になります。 「教育格差」 は、文化力、知的・物的生産力、経済力の格差になり、それは、国力、民力の格差になります。

だから、どうしたらよいか。 一気に乱暴は結論を言います。
武雄市長のように、やる気の首長が、全生徒に Chromebook を配り、
教育長に命令して、とりあえず、TED Ed のような digital contents を活用した flipped class を実践させるのです。
くれぐれも iPad は、使わないように。 あとで後悔しますよ。 先に紹介した LA School District の轍を踏まないことです。
Chromebook のほうが安くて、security の心配がなく、 maintenance の手間がなく、生徒の productive activities に適していて、「有害サイト」 の block もしてくれるはずです (まだ、確認とれてませんが)。

ある学校で、先駆的な試みに挑戦しようとする先生がいて、TED Ed のような、「検定」 を受けてない 「学習材」 を使って、flipped class 的なことをしようとすると、必ず、周りのヴェテラン教師が干渉します。 同学年の他のクラスの教師が妨害します。 そして、校長が禁止しようとします。
それをはねのけてまで、やろうとする教師はまずいないでしょう。

だから、首長から教育長、各学校へと、上意下達でやるのが、手っ取り早いです。
首長に、教育長に対する命令権はない、
というでしょうが、それは、表向きです。 実態は、よくご存知でしょう。

その際、人によりますが、首長が、教育のことは、教育長任せにしていると、うまくいかないかもしれません。
やっぱり、優れた軍師を雇うことが必要です。 吉川英治 『三國志』 を読んでいると、諸葛孔明だけでなく、軍師の重要さがわかりますよ。 来年の NHK 大河ドラマは、黒田官兵衛を主人公とする 『軍師官兵衛』 です。

最後は、いわずもがなのことを、言ったようです。
というわけで、
デジタル教科書教材協議会とか、日本デジタル教育学会などの、「会議」 など当てにせず、
「会議」 に基づいて、作られる 「デジタル検定教科書」 を待つことなく、
さっさと、やったらどうだ、
というのが私の考えです。 誰も取り入れてくれないですがね。
言うだけは、言う、というのが、このブログの立ち位置ですから。

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