グローバル化とインターネットのその先にある世界。

 昨日、Generation lap のことをすこし話しました。
Don Tapscott が、1998年に、このことを言ったのは、学校教育に関してでした。
 Children are Authorities.
という slogan で、要するに、
先生より、生徒の方が、ネット世界のことは、よく知っている、
 という話でした。
 それまでの教育の、
先行世代が後続世代を教える、
 という建前が崩れた、ということでした。

 私に言わせれば、2014年の今は、それが一般社会で起こっている、のです。
デジタル社会では、かっての Children の、今や20代から30代で社会で活躍している人が Authorities です。
 昔の人は、いいことを言いました。
老いては、子に従え
 
 今日は、その一例です。

 metaps (メタップス) という、皆さんも聞いたことのない会社があります。
Google すると、
metaps (メタップス) は Android ユーザーを活性化し集客と収益化を同時に実現する開発者プラットフォームです。
 アナログ人間には、何をしているか、見当もつかない会社です。 ここを click/tap すると、会社の HP へ行きます。 行くだけ行ってみてもいいでしょう。 ものは試しです。

 その社長が、佐藤航洋 (みつひろ) という人です。
「メタップス社長のブログ」 を書いています。 その 1月22日のエントリーが、
グローバル化とインターネットのその先にある世界:あらゆる境界線が見直される10年間

 そこに社長の写真がありますが、まだ、20代の感じです。 Google してみましたが、年齢の情報はありませんでした。
 アナログのマスメディア世界では、多分知られていないでしょう。
 "佐藤航洋メタップス" で google すると、online 決済で、画期的なことを始めた会社ということがわかります。 例の、佐々木俊尚さんも注目しているようです。 佐々木俊尚さんを知らない人は、こちらを

 で、問題のこのブログエントリーですが、実にいいことが書いてあります。 Generation lap です。
ブログならこその、ながーい記事です。 紙面の限られている、紙のメディアでは載せてくれないでしょう。
 自分で読めば、いいですが、どうせ読まない人が多いので、私が特になるほど、と思ったところを抜粋し、時に説明を加えて紹介します。 ながーいので、今日と明日にわけます。 ひょっとして、明後日にもなるかも。
 
 さっそく始めましょう。
 このように、始まっています。 c&p した部分は、青文字、その中で注目すべき発言は赤文字で、私のコメントは黒文字のままです。
2013年になって感じていたのは 『予想していたものよりはるかに大規模で重要な変化が世界全体におきてるんじゃないか?』 という確信に近い予感です。 色々なモノを見て自分の視点が変わったからそう感じるだけかもしれません。 なかなか文章にして体系化できませんでしたが、正月に時間がとれたのでまとめてみました。 ちなみに完全な私見です。

 私も、2013年は、節目の感じがします。
 
このエントリー、いくつもの見出しに分かれています。 最初は、
4億ユーザを50人で支えるスタートアップ
WhatsApp とは2011年にアメリカで始まった無料通話・メッセンジャーアプリです。
月間のアクティブユーザ数が世界で4億人を超えたと発表されていましたが、驚くのはこのサービスがたった 50人の社員で運営されている点です。
各国の通信キャリアが数千万人に電話を提供するのに、数万人の社員を雇って運営しているのと比べると驚愕です。
スマホの普及とアプリを配る流通網が世界中で整った事で、驚くほど少人数でもサービスを世界中のユーザに配信できるようになりました。 これまでのビジネスの法則性をまるで無視するかのような規模とスピードで拡大できる環境が整ったと言えます。


これは、ネット事業に関わる多くの人が気がついていて、そうなると、失業問題が起こる、あるいは、どういう能力‥技術‥技能を持った人が、生き残れるか、ということが、すでにネット上では議論されています。 おいおい紹介します。 

次の見出しです。
多国籍企業から無国籍企業へ
スマホの領域に限って言えば完全に国境をほぼ無視して活動ができてしまうので、どの国を起点としているとは言えなくなってきています。
しかしスマホとアプリが本格的に普及して全世界のユーザが一瞬でサービスを使える状態になるので、どこかの国に活動の中心が存在していると言えばそうではなく、”オンライン上” という境界線の無い世界すべてが活動領域であり、そこでは ”どの国が拠点か?” を問う事の意味が薄れてしまっています。
スマホの普及で、ネット企業は多国籍化しているというよりは無国籍化しているとも言えるかもしれません。 自分が経営している会社で言えば、収益の大半を本社のある日本以外の国から出すようになり、日本を拠点にした企業かと言われればそうとも言えなくなってきています。 オンライン上では自由にリソースが動いているため、どの国の経済活動かを線引きするほうが難しくなっています。

これまで 「経済」 とは 「国」 というフレームワークを前提として考えられてきた概念でしたが、今は経済が国という枠組みからはみ出して自立的にひとり歩きをし始めています。


これは、私も実感していることです。 国際化とグローバル化の違いと言ってもいいです。
宇宙飛行士の毛利衛さんが、宇宙船から眺めた地球には、国境線がなかった、といいましたが、online 上にも国境線がない。
最近では、中国がくしゃみをしたので、アルゼンチンが風邪をひき、アメリカや日本の株価が下がった、と言われています。 Virus は、国境を超えます。

3つ目です。
グローバリゼーションのパラドックス
グローバリゼーションとはこれ以上経済成長が困難になった先進国がさらに国外に成長機会を求めて提唱された考え方でした。

しかし、ここには大きなパラドックスがあると最近は感じるようになりました。

実際に国が右肩上がりの経済成長を目指して産業を輸出し民間企業が国境を超えて活動をし始めると、逆に国という単位の存在意義が薄れていく傾向があります。 事業をしていて強く感じるのは、どの国に働く人も求めているのは自分と家族のより良い生活と機会の公平な分配でありその動機に差はない、という事です。
世界中で同じように iPhone や Galaxy を使い、Candy Crush で遊び、同じブランドを着ている人間同士の価値観の違いは無くなってきています。
年齢が若くなるほどその傾向が顕著です。
もちろん言語やカルチャーなどにおいては国の影響は非常に強いですが、日々の生活つまり経済活動においては着実に薄れてきています。


若い世代ほど、このことは感じているでしょう。 後期高齢者で、これを感じれれば、もっと長生き出来るかも。

4っ目。
社会インフラ化する企業
グローバル化とインターネットの普及の中で、民間企業の提供するサービスが社会インフラ化し公共事業的な色を帯びてくるケースが見られます。
ここでの公共事業とは徴収した税金によって国民全員が必要な道路や水道や電気のような社会インフラに投資をする政府が行う事業の事を指します。

社会インフラ化した例として真っ先にあげられるのが Googleでしょう。 Googleはネットが使える環境であれば誰でも無料で世界中の情報にアクセスし調べたい事を引き出せます。
検索が存在する前はこれに近しい役割を担っていたのは図書館でしたが、この経費は市民の税金から賄われているのが一般的です。
Google はもちろん民間企業ですが、検索エンジンの運営費は広告主からの広告費で賄われています。たまにネット界隈の人はこの広告料を ”Google税” と呼ぶことがありますが、これほど当を得た表現は無いと思います。

もうひとつ例を上げるとすれば Facebook です。 Facebook は登録ユーザで世界11億人、これはインターネットを使う人口の約40%に当たります。もちろんこの規模だけでもインドの人口に匹敵します。Facebook の役割は行政が行う戸籍謄本や住民登録番号の機能に近いです。 その人がこの世に存在している証明が、公的機関によってではなくその人のつながりによって担保されています。
私も最近会った人は名刺の名前を Facebook で検索してつながります。 名刺のメアドに連絡する事は少なくなりました。


これらの例を見ていると、国民全員の利益になるサービスを提供すると言う意味では既に民間企業は、政府や国と差が無くなってきています。 役割においては企業と国は競合関係になりつつあるといえます。 かつ企業の提供するサービスは国境を超えて展開できるため、国民ではなく人類全体が必要なものまで提供する事ができます。 これからますます企業と国の役割分担はあいまいになってくるでしょう。

これは、本当になるほどと思わされました。
あるブログで読んだのですが、アメリカ政府は、Google,Yahoo, Facebook, Twitter, Amazon などの IT 企業を、国家戦略のなかに、ちゃんと位置づけているそうですす。 この記事見つけたら、また紹介します。
 
 図書館の役割など、見直されなければならないでしょう。
アナログ人間の、google などしたことのない、地方自治体の首長は、図書館を作りたがりますね。 
最近では、一宮市、岐阜市。
Google 税とは、名言です。 ただ、これを払うのは一般市民でなくて、企業です。 商品に上乗せされているではないか、という人もいるでしょうが、さあどうですか、私にはわかりません。
私は、Facebook を登録しているだけで、めったに使わないのでわかりませんが、使っている人には、納得の行くことでしょう。 もっとも昨日のハフポストに
Facebook利用者、2017年までに8割減という予測は本当?
 という、Facebook 利用者には、shocking な記事が出ています。

続きは明日にします。
どうですか、アナログ新聞やテレビには、出てないようなことでしょう。 言ってみれば、こういう記事は、アナロログ時代の終焉を予告するものですから、自らの衰退を伝える記事やニュースを載せるわけがないですね。
 最後に一言。
「老いては子に従う」 には、smartphone/tablet で、online にある、「子」 のブログを読まないと、「従う」 ことはできませんね。 従わないと、どうなるか?後は言うまい。

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