テクノロジーとは、楽に簡単に短時間でことをなすことなり。

 改めて、technology について、おさらいをします。
語源は、ギリシャ語の téchnē で、art という意味です。
この art は、arm と語源を共有し、要するに、「腕をふるう」 という意味の 「うで」 と同じ意味で、
「物事を行う能力」 です。
 人間が道具を発明するまでは、あるいは、道具を使わない場合、または、単純な道具の場合は、
いわば 「素手」、または、「素手」 に近い状態で、「腕」 を振るう状況は、technique と呼ばれます。
それが、高度の道具・機器を駆使し、システマティックにことを行うと、学問的になるので、-logy が付いて、technology になります。
 ちょっと元に戻って、花咲かじいさんの話の場合、犬は、ここ掘れワンワンと言って (吠えて)、自分の前足で穴を掘りますが、爺さんは、自分の手を使わず、シャベル (あの頃はどういう名前だったかな)を持ち出します。
 このように、道具を発明した人間は、ことをなすのに、「素手」 で腕をふるうのでなく、「道具」 を持ち出すようになったのです。
 人間の how には、必ずと言っていいほど、with what があるのです。
「どうやって」 というのは、「何を使って」 ということです。
 
 ここで、横道。
 iPhone が、進化した道具であるのは、それまで、mouse, keyboard という道具を使って入力していたのを、何も道具を使わず、人間の手で、それも指先で、何でもできるようにしたからです。
 道具を使わず、道具を使う、という 「手」 を使ったのです。 この 「手」 は、Steve Jobs のものすごいこだわりから生まれたのです。 この 「手」 を、Google が Android で使った時の、Jobs が、怒り狂った様が、最近出た
Dogfight: How Apple and Google Went to War and Started a Revolution
に、事細かに紹介されています。 この本、めちゃおもしろですよ。
画像

話を戻して。
その道具は、どんどん進歩・進化して、その道具を発明したり、使ったりすることを、technology と呼ぶようになったのです。
 
最近読んだのですが、今ちょっと探しても出典が見つからないので、うろ覚えのことを紹介します。
いろいろな動物の身体能力、特に移動能力を比べると、ダントツトップは、コンドルだそうです。
人間は、ずーと下の方で、確か30位台でした。
それが、人間が自転車に乗ると、ダントツ一位になるそうです。 自転車という前時代的な乗り物でも、ダントツ一位になるので、これが自動車、飛行機、宇宙船となったら、原子力潜水艦というのもありますから、陸海空、人間に敵う動物はいません。 気をつけなければいけないのは、そのうち、人間が発明した robot が、あらゆる能力で、考える能力も含めて、人間を凌いでしまうかもしれないことです。
 ボケボケしていると、robot にこき使われる人間になりますよ。
 
 またまた、余計な話になりました。 元に戻ります。
 人間の歴史を、technology の歴史と言ってもいいですが、振り返ると、
結論的にいうと
 人間は、なるべく楽をして、やりたいことをする
そのために、逆説的ですが、懸命に努力する、ということをしてきたのです。
要するに、
Maximum output with minimum input
もっと簡単な言い方をすれば、
More with less
になるように、努力をしてきたのです。
もっとも、努力をするのは、一部の人で、残りのその他大勢は、その努力の結果を enjoy しているだけですが。
 一気に結論に行きます。
Technology を使えば、いろいろなことが、楽に、しかもより短い時間でできるようになるのです。
そして、その technology の使い方が、どんどん simple、つまり簡単になり、
それだけでなく、
その technology を手に入れるのが、どんどん値段が安くなり、それどころか、具体的にいえば、smartphone/tablet の各種の apps は、タダで手に入るようになっているのです。

 人類は、このように進化してきたのです。 であるのに、その進化の道を歩まず (歩めず?)、時代遅れの technology (その多くは analog technology) にこだわって (それしか使えないので)いる人は、進化の遅れるので相対的に時代遅れ、つまり、anachronism の、アナクロ人間だ、
ということを、昨日は言いたかったのです。
そんなこと余計なお世話だ、自分は、アナクロ人間で満足している、おせっかいやくな、
と怒る人もいるでしょう。 だけど、そういう人が、自分でも気がついていないのに、他人に迷惑をかけているのです。
 明日は、もうすこし、そこらあたりの話を。
今日は、このへんで。
 
話があちこちしたようですが、今日の話は、
そもそも 「テクノロジー」 とは、こういうもの、
ということでした。
そして、そういうテクノロジーを使えない人は、人類の進化に遅れているアナクロ人間だ、
と改めて、非難しているわけではないですが、可哀想と思う必要もないけど、助けてあげたい気になる人だなあ、と思う次第です。 特に、かっての自分の学生だった人には、アフター・サーヴィスとして。 余計なおせっかいですね。

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この記事へのコメント

脱アナログ希望の卒業生
2014年01月10日 03:06
先生、最後の下り、最高です!
アフター・サーヴィスぜひ受けさせてください。^^

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