Life technology の時代に、technology 音痴にならないために。

 今日は、こんな話の切り口から。
小保方晴子博士の stap 細胞以来、日本では 「リケジョ」 という以前からあったことばが再び流行っています。
別に女子に限らず理系に進む優秀な高校生が減少傾向にあることは、以前から指摘されていました。
このことは、アメリカでも同じで、特に学校教育の分野で多用されることばに、STEM があります。
Wiki から c&p します。 見出しは、STEM fields になっています。
STEM is an acronym referring to the fields of study science, technology, engineering, and mathematics.
The term is typically used in addressing education policy and curriculum choices in schools from kindergarten through college to improve competitiveness in technology development.
It has implications for workforce development, national security concerns and immigration policy.

日本語版はありません。
 日本では、「リケジョ」 とか、「理数科」 「理科教育」 など、どちらかというと、science に重点をおいた考えのようですが、STEM の究極の目的は、technology development です。 Science も math も engineering もそのためにある、という考え方です。
 日本語では、technology も engineering も、どちらも 「技術」 と訳されることが多いので、この両者の違いに気がついてない人が多いです。 今日は、話がそれるので、立ち入りませんが、去年の3月23日に、
engineering と technology の違い。とりあえず。
で、取り上げています。 これは、なかなか卓見ですよ。

 そこで、なぜ、今日は、この切り口から話を始めたか、というと、
このところの話は、personal computing による life technology の話でした。
昨日の話などは、結構 technological な話でした。
 日本では、この方面の話になると拒否反応を起こす人が多いようです。
その原因のひとつは、「リケジョ」 が希少価値があるように、理系が苦手な人が多く、更には、「技術」 となると、苦手意識を持って敬遠する人が多い、ことがあげられます。
 知る人は少ないですが、教員養成学部で、もっとも人気のない学科は、「技術職業科」 です。 直近のことはしりませんが、私の33年間の教育養成学部在職中で、女子の受験者は、多分一人もいなかったはずです。
 他県の教員養成学部でも、同じ事情だと思いますが、その辺りのこと詳しい人教えてください。
ついでに言えば、google しても最近の事情がよくわかりませんが、中学・高校における 「男女共修」 は、特に技術科と家庭科が問題にされ、大きな流れとしては、女子も技術科を、男子も家庭科になっていますが、私立の女子校では、技術科の授業のない所も多いようです。 
 いずれにしても,従来の教員養成のあり方を反映して、技術科の教員は男性、家庭科の教員は女性が圧倒的です。
そういう状況だから、理科や数学は完全に男女共修なので 「リケジョ」 は出現しますが、「テクジョ」 は、少ないというか問題にもなっていないようです。
 最近は、工学部にも女子学生が増えましたが、工学部には、応用科学とか、コンピューター工学という分野もあるので、technology 分野にどれほどの女子がいるか、詳しい人教えてください。
それよりも、むしろ、工業高校や高専に進む女子生徒が結構優秀らしいですね。 彼女らを 「テクジョ」 として持ち上げたらどうでしょう。
 このように、一般的に 「技術教育」 を軽視している日本の学校教育ですが、それなのに、日本の技術が優れているのは、町工場に世界的技術があるのは、工業高校や高専に進んだ、受験戦争では、どちらかというと勝者ではなく、経済的にも豊かでない家庭出身の若者が、好きな道で精進しているからです。 彼女・彼らにもっと拍手を送るべきです。

 思わぬ方向へ、keyboard の指がすべりました。
こういう 「技術」 軽視の日本の学校教育で育つと、私が紹介しているような技術に関する記事や blog は、なにやら難しそう、取っ付きにくそう、と敬遠する人が多いのではないか、こんな愚痴が出たわけです。
 それも、ちゃんと証拠があって、技術的なことをとりあげた entries は、ちゃんと?「参照数」 (アクセス数) が減りますからね。

 ノーベル賞は、科学偏重です。 Technology 分野の業績には、目を向けません。
 今までは、生産技術が主だった technology に、computer engineering によって、revolutionary change が起こっているのです。 それが、私のいう life technology です。
"Life technogoy" で google してみてください。 私が、このところ言っているのと全く違ったものがでてきますから。 Life science は、日本でも 「生命科学」 と訳して、よく使われます。 iPS 細胞も step 細胞も、life science の分野です。 そういうもので、life technology を連想すると間違えます。
 Life science は、life の持つ 「生命、生活、人生」 のうちの、「生命」 だけを対象にするものです。
Life rechnology は、この3つがすべて対象です。 どちらかと言うと、「生活」 が主たる対象です。 

 私の言う 'life technology' は、今まで紹介してきたように、各分野の technology によって、Jobs がいうところの 'People's life' を、より豊かに、より便利に、より快適にする、technology のことです。
 それは、今までの 「生産技術」 と関係ないものですが、だからといって 「生産」 と対比させて 「消費」 と言ってら、間違いです。
 では、なんと言ったらいいか。 漢語で、「生活技術」 「人生技術」 と言ったらかえって誤解をまねきます。
やっぱり、「生活、人生、生命」、この3つの意味をすべて含む life という英語をそのまま使うしかしかたないですね。

ということで、今日は思わぬ方向へ脱線しました。
 明日以降、更にどのような life technology が今うまれているか、うまれつつあるか、そして、それによって、
'People's life' が、どのようにより良くなるのか、私の Pocket にあるものを紹介していきます。
 

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この記事へのコメント

ぽぽろ
2014年02月26日 21:44
>>>一般的に 「技術教育」 を軽視している日本の学校教育ですが

これはほんとにん残念ですね。
以前は中学の技術科が週に3時間位あって、実習に次ぐ実習でやってたんですどけね。
技術家庭科で男子が技術科をやっている間に女子は家庭科をやっていましたが、最初に技術家庭科が計画された段階では、教科名称が「技術科」になる予定だったそうです(内容は男女別だったようですが、あくまでも技術に関する科目になる予定でした)。
これに家庭科教育関係者が、女子には育児に関する教育が必要と言って反対し、技術・家庭科という男女別展開になり、女子が学ぶ家庭科は花嫁修業のような内容になりました。
これが後に男女差別と咎められて、「男子にも家庭科を」という流れが強くなり、義務教育の中から技術教育が失われていきました。

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