Web は、滅びつつある!?そうさせないためには。

 昨日、
Web は、インターネットそのものではない、
 という話をしました。
そして、
Web が、死んだ、
 という記事のタイトルと、その記事のあり場所を紹介しました。
 読んだ人いますか。
 The Web Is Dead. Long Live the Internet

 この記事が出たのは、2010年の8月17日です。 それから、もう4年近く経っています。 Web が死んだ様子はありません。
 が、この記事に紹介されている、下の図を見ると、確かに Web は、衰えつつあるようです。
画像

 Web がなぜ死ぬか、この記事は冒頭で、次のように説明します。
 Two decades after its birth, the World Wide Web is in decline, as simpler, sleeker services ― think apps ― are less about the searching and more about the getting. Chris Anderson explains how this new paradigm reflects the inevitable course of capitalism. And Michael Wolff explains why the new breed of media titan is forsaking the Web for more promising (and profitable) pastures.
 2010年時点ですから、Web 誕生20年後の事態です。
"simpler, sleeker services ― think apps ― are less about the searching and more about the getting"
が、Web is in decline の原因だ、と指摘しています。
"simpler, sleeker services" の例として、apps をあげています。 具体的に言えば、smartphone/tablet の、日本語でいう 「アプリ」 のことです。 もっとシンプルな、おしゃれな apps が出てきたから、というのです。
 これらの services は、
less about the searching
more about the getting

 と指摘しています。
 
 これは、どういうことか、というと、私なりの解釈を紹介します。
 私達が、
Web で、もっぱらどういうことをしているか、
 というと、google などで、レストランとか、調べたいことに関する記事とか、行き先の地図とか、知らない語句を調べるとか、要するに、web 上に載せられている (upload) ものを探して (search) しています。
 そういう風に Web を使う人が多いので、Google や Yahoo! が、儲かったのです。
 
 最初の iPhone が出たのは、2007年でした。 私が、最初に smartphone を買ったのは、2011年の7月でした。
 Smartphone の apps が、
less about the searching
more about the getting

 と言われて、そういえば、そうかな、と思い当たります。 皆さんはどうですか。
 
 これだけでは、よくわからないと思いますが、次の事実はどうですか。
Smartphone/tablet でも、私の場合は、結構 google もしますが、それより、
SmartNews で記事を読んだり、
以前にも紹介したような各種の news apps や、以前は Google Reader、それがなくなってからは、feedly で、いろいろな blogs を読んだり、
YouTube で、いろいろなものを見たり、
Google の Play ミュージックで音楽を聴いたり、
ゲームをしたり、
写真を撮ったり、
Pinterest や timblr から、いろいろな画像を取ってきて、QuickPic で編集したり整理したり、

と、探すより、取ってくる、つまり、get するような使い方の方が多くなっています。
 そして、気がついてみれば、それらの service を使うのに、web は必要ないのです。 Web が、絡まってくるものももちろんありますが。
 
 パソコン時代は、Windows で Internet Explore (IE) という browser があるのが当たり前でした。
Android 系、iPhone 系の smartphone/tablet は、IE なんて全然関係ないでしょう。
Android 系には、Chrome という browser があります。 Web サイトへ行く必要があるときは、ちゃんと Chrome 上で アクセスしていますが、意識している人は少ないでしょう。 そして、その多くは、そのサイトを search したか、前もってそのサイトの web 上の URL がわかっていてアクセスした場合です。
Smartphone/tablet の画面にある、各種の apps は、その icon を tap すると、すぐに立ち上がります。
そして、その中身は、すぐ get することが出来ます。

 このこと、今まで気が付きませんでしたが、どうやら、これらの apps は、web 上にはない、らしいのです。
らしい、のでなく、ないのです。 こう言い切っていいかどうか、自信がありませんが、この辺り技術的に詳しい人教えていただけるとありがたいですね。 私だけでなく、皆さんに。

 そしてですね、なぜ web が in decline になったか、上の記事には、気にあることが書いてあります。
Chris Anderson explains how this new paradigm reflects the inevitable course of capitalism.
この新しい paradigm、言ってみれば 「仕組み」 は、資本主義の inevitable course、「そこへ行くに決まっている道筋」 だ、というのです。
And Michael Wolff explains why the new breed of media titan is forsaking the Web for more promising (and profitable) pastures.
 そして、新世代の media titan (これが、具体的に誰を意味しているか、今のところわかりません) は、web を捨てて、もっと利益のあがる、言ってみれば 「草刈り場」 (pastures) を求めているというのです。
そして、それは、インターネット上にあるのは、間違いないのです。
そうなると、
“In theory you can have a few very successful individuals controlling hundreds of millions of people. You can become big fast, and that favors the domination of strong people.”

ちょっと怖い話ですね。 それは、もはや、
"by the people, for the people, and of the people"
ではないですね。
実は、Sir Tim Burners-Lee は、Web 25週年にあたって、こういう傾向に警告を発しているのです。
"Web by the people, for the people and of the people"
をみんなで守ろうと、呼びかけているのです。

なんか難しい話でしょう。 そして、怖い話でしょう。
こういう事態を正しく認識し、見えない権力の思うがままにされないようにするには、やっぱり、難しいけれど、technology に対する正しい知識・情報・認識を持たなければならないですね。

この前、Internet of Everything を紹介した時、それが、企業の、資本家の利益のためだけでなく、人々のためになるものになるよう、見張っていなければならない、という8日ことを言いましたね。 あれは、どうやら、杞憂ではないようです。
そして、Internet of Everything は、どうやら Web から離れたもののようです。 なんとなく感があたっていたようです。

とりあえず、この問題については、
web とインターネットは、どういう関係になっているか、
について、正しく知る必要があります。
2012年7月のこんな記事があります。 とりあえず読める人は、読んでみてください。
The Web Is Not the Internet (You're Probably Getting That Wrong)

明日、出来る範囲で解説を試みます。


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