インターネットの仕組み。 とりあえず TCP/IP とは?

Web は、インターネットそのものではない、
と、昨日紹介し、
The Web Is Not the Internet (You're Probably Getting That Wrong)

というブログ記事を紹介しておきました。
まあ、読んだ人はいないでしょう。 読んでもわからなかったでしょう。

私もよくわからないことがあります。
わからないままにいても、人生別に差し支えないし、インターネットや Web が使えなくなることもありません。

ですが、昨日も警告したように、インターネットが、誰かに牛耳られて、知らない間に搾取されていたり、支配されていたらシャクでしょう。 やっぱり、ある程度はインターネットの仕組みを知っておいた方が得 (トク)だと思いますよ。
今日から、2,3回にわたって、これくらいは知っておいても損 (ソン) ではないことを、紹介します。
人は、ソン・トクで動く、と言ったのは坂本龍馬でしたっけ。

インターネットを理解するのに、どうしても知っておいた方がよいことばのひとつが 「プロトコル」 です。
プロトコルとは、もともと国際間の外交儀礼の場合の、儀式の手続きをきめる約束事でした。 英語で protocol、 フランス語で protocole です。
日本の外交関係者は、「プロトコル」 とそのままカタカナにして使っています。 中には、「プロトコール」 という人もいます。 これは、Wiki によれば
これはかつてのいわゆる 「外交共通語」 が英語ではなくフランス語だった時代の名残で、フランス語の protocole の "co" の母音に強勢アクセントを置くことから、それをカタカナ表記に反映させたものである

Wiki 日本語版冒頭の 「プロトコル」 の定義です。
プロトコル (protocol) とは、ものごとの作法や手続きを明示的に取り決めて文書化したものだ。
特にコンピュータネットワークの世界では、コンピュータ同士のデータのやり取りの方法を厳格に定めた規格(規約)のことを指す。
コンピュータはプログラムに従って動作する機械であるため、厳密な取り決めがなければ複数のコンピュータを協調して動かすというのは難しい。


ご存知のように、コンピューターの世界には、日常語が大量に比喩的に取り入れられています。 そのほぼ 100% は、英語からです。
Net, web, log, browse (browser), surf (net surfing), mouse, click, tap, scroll,
boot up
などなど。
比喩的でなくても、コンピューター操作に関しては、日常語が使われています。 Start, run (a program), extension, search, save, send,bulletin board, attach (attached file), internal

そして、ここに例に挙げたものは、起動、実行、拡張、検索、保存、発信、掲示板、添付、内蔵 と漢語に訳されています。
しかし、多くの場合、訳しようがなくて、そのままカタカナで使われています。 比喩的な例に挙げたものでなく、日常的な英語でもそのままカタカナで使われるものが多くあります。
アイコン、アクセス、アナログ、デジタル、インストール、ダウンロード、ショートカット、セキュリティ、ソフトウエア
枚挙に暇がありません。
インターネットの世界にも、こういうカタカナ語があふれています。 英語の苦手の人が、元の英語の使い方や意味に無知のままカタカナで使っていても、どうということないかも知れませんが、やっぱり知っていると、頭でなく、感覚的に理解出来ます。
例えば、Twitter の場合、ちゃんと英語で発音できると、カタカナでも 「ツィター」 と書きたくなります。 そして、Twitter は行為であって、投稿された (twitter された) 内容は tweet であることも、英語を知っていれば、動詞と名詞の違いとして区別できます。

カタカナ語のあふれるインターネットの世界も、元の英語の意味を理解すると、その仕組がよくわかります。
インターネットの世界は、カタカナ語だけでなく、英語の acronym に溢れています。
HTTP, HTML,TCP/IP, FTP,WWW など絶えず出てきます。
いくら 「テク音痴」 でも、せめて、インターネットの基幹をなす、これらのことばの意味と、その役割について、少しは知っておいたほうがいいですよ。
私も、詳しくは知らないので、偉そうなことは言えませんが、少なくとも、理解しようと努力して、私なりに分かったことを、少し、退屈しない程度に紹介してみます。

こういうことを理解するのに、下記の記事が役立ちました。
TCP/IPの基礎の基礎を理解していますか?

まずは、この記事のタイトルにもある TCP/IP です。 これを、「ティーシー・ピー・アイピー」 と読んでも何のことか、さっぱり見当が付きません。 なのに、インターネット関係の記事を読むと、わかっているのが当たり前のように何度も出てきます。
大学にインターネット回線が引けて、担当の教授が説明した時に TCP/IP がなんとかこうとか、言いました。
確か、私が、その TCP/IP ってなんですか、と質問したのですが、その答えがさっぱりわからなかったことを覚えています。 その教授もよくわかってなかったのではないかな。
その私が、これから説明します。 世の中進歩したものです。
と言っても、上記の記事から c&p するだけです。
TCP/IPも、そのようなプロトコルの一種である。 実際には、TCP/IP といった場合 「IP (Internet Protocol)」 と 「TCP (Transmission Control Protocol)」 を中心にした膨大なプロトコルの体系のことを指す。
これでも、何のことかわからないでしょうが、英語がわかると、なんとなくわかります。

まずは、TCP ですが、Transmission Control Protocol と英語で言われれば、
Transmission を control する取り決め (プロトコル)か、とははーんと納得できます。
インターネットは、要するに電波が飛ぶ (transmit) するわけですから、それがでたらめに飛んでは困るので、ちゃんと protocol を作って transmission の仕方を決めておくわけです。
それが、どういう取り決めかは、素人は知る必要はないです。 ちょうど外交儀礼の 「プロトコル」 が、そういうものが有ることは知っておく必要がありますが、それがどういうものかは外交官などの外交専門家が知っておればいいことと同じです。

では、もうひとつの IP、Internet Protocol は、何でしょう。 これだけでは、インターネットの取り決め、とだけしかわかりません。 あまりに漠然としています。
そこで、困ったときは、Wiki。 こう書いてあります。
Internet Protocol (インターネット・プロトコル、IP) とは、インターネット・プロトコル・スイートを使ったインターネットワークにおいてデータグラム(またはパケット)を中継するのに使われる主要な通信プロトコルである。 ネットワークの境界を跨いだパケットのルーティングを担っており、インターネットの基礎部分となる重要な役割を持つ。

インターネット・スイートなどという目新しい用語が出てきました。 こんな説明素人にわかると思っているのかな、と思いません?
この日本語の Wiki、英語版のほぼ直訳です。 英語版には、こう書いてあります。
The Internet Protocol (IP) is the principal communications protocol in the Internet protocol suite for relaying datagrams across network boundaries.
「スイート」 とは、suite のことでした。

ホテルに 「スイート・ルーム」 というのがあるでしょう。 もっとも、「スイート・ルーム」 は、和製英語で、英語では、単に suite です。 普通皆さんが泊まるホテルの部屋は一部屋でしょう。 映画などで、金持ちが泊まる部屋は、bedroom だけでなく、living room も備えた豪華なものでしょう。 ああいうのを suite、和製英語で 「スイート・ルーム」 というのです。 新婚旅行で、フンバツして泊まる部屋だから、sweet room* と思っていた人いませんか。
TCP/IP は、いつも対で、二つで一部屋のようなものですから、これを Internet protocol suite
と呼ぶのです。
どうです、英語がわかると、だんだんわかってくるでしょう。 それでも、わからない、という人は、どうしましょう。 どうもしようがないかな。 ごめんなさい。

ここまで、わかった上で、もう一度、Wiki の定義を c&p します。
Internet Protocol (インターネット・プロトコル、IP) とは、インターネット・プロトコル・スイートを使ったインターネットワークにおいてデータグラム(またはパケット)を中継するのに使われる主要な通信プロトコルである。 ネットワークの境界を跨いだパケットのルーティングを担っており、インターネットの基礎部分となる重要な役割を持つ。

またまた、データーグラムというわけのわからない用語が出てきました。
仕方がないので、google してみました。 Wiki の説明はややこしくてよくわかりません。 アスキーのデジタル用語辞典の説明が、もっとも簡にして要を得ています。
IP がデータを伝送する際、複数のデータに分割される一単位。 一般に 「パケット」 と呼ばれるもの
この後まだ続きますが、 素人しては、パケットのこととわかれば十分です。

先に、インターネットでは、データは、パケットと呼ばれる単位に分割して送られると紹介しました。
この説明は、次のように続きます。
IPを規定した RFC791 ではデータグラムと呼ばれている。

またまた、RFC79 とわけのわからない用語が出ています。
IT用語辞典によれば、RFC は、Request For Comment の acronym で、
インターネットに関する技術の標準を定める団体である IETF (Internet Engineering Task Force) が正式に発行する文書。
その文書では、Packet のことを datagram と呼んでいるそうです。

データグラムはヘッダとペイロードに分かれ、ペイロード内に上位プロトコル(TCP や UDP )のデータが格納されてインターネットで伝送される。
この辺りのことになると、我関せず焉と、知らずに済ませても構いません。

以上、ごちゃごちゃ紹介しましたが、私の考えでは、インターネットの user の立場では、次のことさえ知っておれば十分だと思います。

インターネットには、データを送受信する厳密な取り決め、プロトコルがある。
その中で、最も基幹をなすなすのは、TCP/IP と、ホテルの 「スイート・ルーム」 のように、一体化した Internet Protocol suite である。 そして、
TCP は、Transmission Control Protocol のことで、データーの伝送の仕方を取り決めたものです。
その伝送にさいして、データーは、パケットと呼ばれる小包に小分けして送られる。
IP (Internet Protocol)は、そのパケットの送り方を決めるものである。 専門用語では、パケットのことを datagram と呼ぶ。

とまあ、こんなところです。 どこか間違っていたら、詳しい専門家の方、素人に分かるように解説してください。

ということで、今日はまず、インタネットを理解するのに、避けては通れない、TCP/IP とは、どういうものか、素人が知っておればいい範囲のことを紹介しました。
これが、web とどう関係するか、明日以降です。 頭が痛いですね。

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