「お先へ」 は、After you. 「後先」 が、日本語と英語で違っている。

 次の画像を見てください。 安部総理が、どこかの大統領か首相を接待した時の様子ですs。 手をさしだして、日本語なら 「どうぞお先へ」 と言うところですが、安部総理は、英語ができますから、
"After you" と言っているはずです。
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欧米では、子供のうちから、こういうことは仕込まれています。
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海外へ輸出するロボットも、そういうようにプログラムされているようです。
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 国際政治で、"Carbon Reduction" を議論するときは、お互い ”After you" と譲り合っています。
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 連れがあってエレベーターに乗るとき、その連れが女性の場合、会社の上司の場合、上司が複数の場合
After you 一辺倒ではダメなようです。
 また、レストランに入るとき、回転ドアで室内へ入るとき、出るとき、何でもかでも After you ではダメなようです。
ネット上でいろいろ議論されてますから、読んでみると面白いですよ。 今は、前置詞の用法について話をしてますので、そちらには脱線しません。
 この after の使い方、場所的に、"you" に当たる人の後から自分は行く、ということですが、それは、時間的にも後ですから、結局は基本的に時間の前置詞の after の遺伝子をもっていることになります。
 
 文字とおり 「お先へ」 という言い方に Go ahead がありますが、これは親しい仲や、「目下」 のものにいう言い方です。 時と場合を心得て使う必要があります。

 こういう文があります。 ある女性が、boy friend について complain しているセリフです。
He puts his car before me.
一見すると、場所的に自分の前に車を置く、と解釈してしまいますね。
これは、やっぱり、時間の before で、自分のことは後回しにして、車のことばかり考えているという意味です。
Many Japanese husbands put his company before his family.
ということです。

 ここで、after について、余談があります。
飛行機に乗ると、laboratory aft という表示が出ていることに気づきませんでしたか。
あれは、トイレは、後ろの方にあるということですね。
本来、aft と after は、語源的に関係あるわけでなく、from behind という意味ですが、
現在では、after は、aft の比較級だと思っている人もいるということです.

after は、主として時間の 「後に」 の意味で使われの対し、
aft は、もっぱら場所的に後の方の意味で使われます。
もともと、aft cabin 「後方の船室」 のように、船の用語だったのが、飛行機にも使われるようになったのです

ちなみに前方を表す単語は、fore で、これも before と似ていますね。
fore cabin というと 「前方の船室」 のことです。

飛行機は、船舶より後に発達して交通機関ですので、船舶関係の用語を多く借用しています。
本来、port [港」は、もともと海のものですが、airport 「空港」と言いますね。
cabin も、captain も、もともと船の用語でした。 その他、cruise, steward, (船には、stewardess はいなかったですね), cockpit などあります。

今日で、after/before の話は終わりです。


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この記事へのコメント

Jack68
2014年10月01日 22:40
いいね、わかりやすい説明です。勉強になりました。

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