日本人の鼻が「低い」ということになったのは、明治の文明開化のせい?How?

 2011年の 「鼻」の話の最後に「高い鼻」が、数回にわたって連載されています。
その後、「鼻の画像」が豊富に出回りましたので、もう一度、「高い鼻」を取り上げます。

「鼻が高い」を英語でどういうかは、日本の英語の先生の間では、難問のひとつです。
先回、この話を、このブログで取り上げるに際して、念のために、google でいろいろ調べたら、「鼻が高い」のサイトがあふれていました。今回改めて調べたら、皆さんそろぞれ、その道の権威のように、自信たっぷりに書いていますが、それぞれに違ったことが書いてあって、この4年間に「鼻が高い」英語事情に変化はありませんでした。

先ずは、なぜ、この問題に関して混乱が生じているか、私の考えを紹介します。

そもそも、英語国では、「鼻が高い」のは、当たり前のことで、ことさら取り上げていうことでもない。だから、これぞ、そうだ、という英語の言い方は、特にない。日本の英語の先生が探しても、これぞぴったり、という言い方が見つからない。英語国民に訊ねても、それぞれ言うけど、どうもぴったりこない。

そもそも、「鼻が高い」などという、日本語の言い方は、いつごろから出回り始めたのでしょうか。「源氏物語」や「枕の草子」に出てましたか。これを探すのは、ちょっと時間がかかりますので、やめておきます。どなたか、気がついた人がいれば、あるいは、探してみた人がいたら、教えてください。

どうも、明治になって、横浜に「異人さん」が現れた時に、その顔についている「鼻」をみて、「あっ、鼻が高い」と思ったか、言ったのではないか、というのが、私の推測です。あまり自信はないですが、皆さんどう思いますか。

そして、自分の鼻を鏡で見て、「あっ、鼻が低い」と、それまで、そんなこと思いもしなかったのに、比較の対象が、出現したために、比べてみて、はじめて「低い」という認識が生まれたわけです。
その時に、「低い」方が美しいと思うべきだった?のに、「高い」方が美しいと思ってしまい、劣等感を持ってしまったようです。
なぜ、そう思ったかというと、当時の「文明開化」思想の下では、西洋の文物が何でも優れていると思わされてしまっていたからでしょう。「鹿鳴館」に象徴されるように、洋服をまとい、靴をはき、西洋的な髪型が、流行の先端になれが、顔についているもっとも目立つ「鼻」も、高いのがいいと思ったのは、当然の帰結でした。

こういう経験というか、感じを持ったことありませんか。国際的な催しが開かれる時、西洋人の女性に、着物を着せるサービスというか、そういう催しをすることがあります。その着物姿の西洋女性を見ると、やたら鼻が目につきます。洋服など来たことのない日本女性が、和服を来た場合、その鼻と和服に全く違和感はありません。浮世絵の美人画の女性の鼻は普通の日本人の鼻です。さすが、鼻ぺちゃ美人はいません。もしこの鼻を西洋女性のような鼻に変えたらどうなると思いますか。美人台無しになりますよ。誰か絵の上手な人、やってみませんか。
画像

1956年から1976年まで、8度にわたって NHK が、イタリアから主役歌手と指揮者、演出家を招き、オーケストラは N 響、端役とコーラスは日本人で、数々のイタリアオペラを上演しました。
その公演のいくつかを東京まで見に行き、すっかりイタリア・オペラファンになりました。
それはそれでいいのですが、
イタリアオペラといえば、Puccini の Madama Buttefly や Turadot を除けば、話は西洋の物語で、しかも一昔前の話です。ですから、コーラスのメンバーや端役の人も、洋髪のかつらをつけ、ヨーロッパの昔の衣装を来ていました。要するに、西洋人に扮したわけです。西洋の髪型です。そうなると、主役の歌手と見比べると、「鼻の低い」ことが、やたらめだってしまっていました。
逆に Madama Butterfly で、イタリア人歌手が着物を着ると、「鼻の高さ」が目立ちます。

というような経験から言っても、日本人が、それまで、別に「低い」とも 「高い」とも思ってなかった 「鼻」が、「高い」「低い」と意識し始めたのは、「文明開化」で、「洋服」を来て、髪型も日本髪から、パーマとかによって洋風になり、男性はちょん髷から短髪になると「和服」の時はなんとも思わなかったのに、「洋服」を着慣れている西洋人の「鼻」と比べたことにより、「低い」という意識が生まれたのではないか、というのが、私の考えです。What do you think?
逆に、日本に来ても和服を日常着にしないし、自分たちの国でも、ずーと同じ服を着ている西洋人は、いつもつけている同じ 「鼻」だから、特に「高い」とも 「低い」とも意識してないのです。
逆に言えば、日本人が、洋服など着ることなく、ずーと和服でいたら、女性は日本髪、男性はちょん髷でいたら、「鼻が低い」などという意識は生まれなかった、ということです。 What do you think?
そらなのに、日本人は、日常着としては、和服を捨て、生活様式も座る生活から腰掛ける生活になり、コーヒーを飲み、パンをたべるなど、生活が 「洋風化」するに連れて、若い世代は、顔つきも「洋風化」して、「鼻が低い」日本人も減ってきたようです。Am I wrong?

 今日は、日中一仕事をしていて、今日のエントリーにとりかかるのが遅くなりました。ちょっと中途半端ですが、続きは明日に。

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この記事へのコメント

takkk
2014年10月19日 23:39
一大プロジェクトって?

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