グローバル人材とはー再検討。

グローバル人材とは?
昨日のエントリーで、グローバル人材ということばを使っています。
このブログの過去のエントリーを読んだ人の中には、私が「グローバル人材」ということばを避けて、「グローバル・パーソン」を使っていたことを覚えているでしょうか。
「グローバル人材・人財」 vs. 「グローバル・パーソン」
で、その違いを述べ、
グローバル・パーソン。あるイメージ。
ここにも「グローバル・パーソン」が。
具体的にどういう人が「グローバル・パーソン」か、紹介しています。

そして、
「グローバル・パーソン」への道。先ずは、用語の整理から。
でことばの整理をしています。
Global citizen vs. Global person
更に、このエントリーでは、global citizen と global person を対比させ、
global person の定義を紹介しています。
その部分を c&pします。
A global person is someone who is knowledgeable about the whole world,
not just his or her little corner of it.
To become more global,
one needs to explore other cultures and their points of view.
Travel and study help,
but I believe openness to others is the single most important quality.


このような流れで「グローバル人材」に抵抗してきたのですが、今回、そして、今後も「グローバル人材」ということばを使って行くことになると思います。なぜ、そうするか、まずはその理由から説明します。
一つには、私の考える「地方自治体グローバル人材育成事業」について、
耳慣れない「グローバル・パーソン」ということばを使っても、イメージが湧かない恐れがあります。
それより、最近盛んに使われている「グローバル人材」を使ったほうが、耳に馴染んでいるし、イメージが湧いて受け入れられやすい、と考えなおしたのです。
それに、よく考えたら、「グローバル人材」は、「人材」ということばの意味を、じっくり再検討すれば、別に悪い意味ではない、ということにも気がついたのです。
なぜ「人材」を避けたか、というと、こういう事情があります。
「人材」に当たる英語には、human resource が当てられます。
wiki で human resources を調べると、次のように定義されています。
Human resources is the set of individuals who make up the workforce of an organization, business sector, or economy.
これを読むと、もっぱら企業活動の面に偏っています。そして、それを更に裏付けるのは、
Human resources の日本語版を開くと、「人材」ではなくて、「人事」という項目が出てきます。そして、その中の定義の多くは企業に関することです。
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そこで、Wiki で「人材」を調べると、このように定義されています。
人材(じんざい)とは、才能があり、役に立つ人物。すなわち社会に貢献する個人のこと。人才とも。
人材は、才能によって物事をうまく処理できる人物のことで、これらに該当する人物を適正に活用することで活性的な組織を構築することができる。またそれらの要求に適う人材を育成する事は、教育の使命である。

そして、面白いことに、「人材」の英語版を開くと 'human resources" が出てきます。

「人材」ということばは、多分明治時代から使われ、それは、Wiki 日本語版のような意味で使われていたのが、最近になって企業活動で多用されるようになった時に、human resources の定義にあるように企業活動に偏った意味で使われることが多くなったのです。
そうなると、一部の教育学者や教員が、学校教育は企業の利益のための「材料」となる「人材」を供給するためのものではない、と反発し、そういう論陣を貼るようになりました。
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「グローバル人材」ということばがよく使われるようになったのは、企業活動が国境を超えてグローバルになった時、そういうグローバル企業活動を支える「人材」として「グローバル人材」ということばがよく使われるようになったのです。
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ですから、「グローバル人材」ということばは、企業に貢献する人という意味に狭く取られる危険があるので、このブログではあえて避けて来たのです。

で、どのように再検討したか、長くなるのでその話は明日にします。

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