スマートフォンをひとりで使うのは家庭学習。教室ではグループ学習や協同作業で。

 中学生や高校生、大学生にスマートフォンで学習させる、というと、皆さんはどういうイメージをもちますか。
 電車の中などで、人々がスマートフォン(ガラケーの場合もありますが)を眺めているように、画面を眺めながら一心不乱に?指を使って画面を操作している姿でしょうか。電車の中や喫茶店など、人目のあるところでは無言で操作をしています。
 教室にスマートフォンを持ち込んで学習する場合は、ああいう姿をイメージするでしょうか。40人前後の生徒がいれば、音を出したら混乱しますから、音無しで画面操作をしている姿でしょうか。
 
 文部科学省は、スマートフォンよりタブレットを推奨しているようですし、佐賀県や佐賀県武雄市のタブレットは、全国的に知られて、学校教育現場では、スマートフォンよりタブレットという感じです。

 学習に使うには、タブレットよりスマートフォン、それも最近増えてきた5インチ以上の画面のファブレット (Phone と tablet の合成語)が望ましい、というのが私の考えです。このことこの後のエントリーで紹介します。

 世間の人は、多分タブレットの方が、勉強している感じで、スマートフォンでは、遊んでいると感じているようです。Am I wrong?
 電車の中の風景や、90%以上の高校生が持っているスマートフォンの使い方を見て、そう思うのでしょう。Am I right?
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 そういうわけなのか、ほとんどの高校では、生徒が学校へスマートフォンを持ってくることを禁じているか、持ってきても校内で使うことを禁止しています。
 
 そしてですね。もし、教室でスマートフォンを使って学習するとなると、電車の中で見かけるような風景になって、全ての生徒が黙って画面を見つめて、隣の生徒と話もしない、不気味な状況になる、と恐れているのではないですか。Am I wrong?
 実際そうなったら、不気味です。

 私にとって、あまりにも当たり前のことなので、うっかり、指摘していなかったことがあります。今頃気がついたのです。

 先のエントリーでアクティブ・ラーニングは、flipped classroom で可能になる、と言いました。
Flipped classroom というのは、classroom which is flipped ということです。
何を flip するか、というと、今まで一斉授業で教えていたことを、授業を収録した video を YouTube に配信したり、Kahn Academy の YouTube program を利用して、homework にする。
 生徒はそれを家で学習してくるので、classroom では、生徒は、授業を聴くという受け身の学習でなく、discussion したり、project に取り組んだり、主体系にインターネットでいろいろ調べたりする、そういうことを「受け身」passive learning から、flip して、active learning と呼ぶようになったのです。
 具体的にどういうものがあるか、アメリカの Edudemic などのブログサイトはいろいろな例がいっぱい出ていますが、日本では、これから文科省の審議会などで研究するそうです。
 
スマートフォンが、学習ツールとして威力を発揮するのは、この flipped classroom のために家庭で YouTube や Kahn Academy などのプログラム、あるいは、先生がメールなどでネット配信する家庭学習プログラムを家で学習すする時です。
 インターネットにアクセスできるスマートフォンならこそ、先生がネット上に配信する課題を、自由自在に受信して学習できるのです。
 それもスマートフォンなら、机に向かわなくても、anytime, anywhere で、朝ベッドの中でも、電車。バス通学の生徒なら車内でも、隙間時間にも学習できます。パソコンと違って、すぐ立ち上がります。周りに誰もいないところでもつかえますから、特に英語の場合、音を出したり、自分で声を出して発音したり読んだりしても大丈夫です。
 
こうして心ゆくまで家で、自分一人で学習してきたら、学校にきて、classroom では、それに基づいた
learning をするわけで、その多くは、仲間との協同学習ですから、1人でスマートフォンを、黙って眺めていることはないのです。
 もしそうだとすれば、それはアクティブラーニングではなくなります。もっとも、調べ者をしたり、この後紹介するように、外国の classroom と交流するような場合は、スマートフォンを使います。しかし、それは、電車の中で見かけるような風景とは違ったものです。
 
 スマートフォンが、必需品であり、もっとも活躍するのは、flipped classroom のために、家庭学習する tool としてであって、教室でのアクティブラーニングに使用する場合は、1人でじっと画面を眺める使い方とは全く違った、それこそアクティブは使い方をしなければならないのです。
 問題は、そういうアクティブな使い方を指導できる教員がいるかどうか。この後のエントリーでいろいろなアクティブな使い方を紹介する予定です。
 
 ということで、スマートフォンを学習ツールとして使う場合、教室では、電車の中のような「格好」をすることはない、そういう格好は家ですればよい、ということです。
 ガッテンできたでしょうか。

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