"phone" でなくなったスマホが、Communication Technology になった。

 The first sign of the next shift began reveal themselves to me on a spring afternoon in the year 2000. That was when I began to notice people on the streets of Tokyo staring at their mobile phones instead of talking to them. The sight of this behavior, now commonplace in much of the world, triggered a sensation I had experienced a few times before--the instant recognition that a technology is going to change my life in ways I can scarcely imagine. Since then the practice of exchanging short text messages via mobile telephones has led to the eruption of subcultures in Europe and Asia. At least one government has fallen, in part because of the way people use text messaging . Adolescent mating rituals, political activism, and coroporate management styles have mutated in unexpected ways.
ちょっと長いですが、この文章、以前にも紹介したことがあります。Virtual Reality, Virtual Community ということばの創始者であり、これらの title の著者でもある、Howard Rheingold のSmart Mobs (2003) の Introduction の書き出しです。
 今ではおなじみの、こういうような風景を、Rheingold 氏は初めて見たのです。
画像

並みの人でしたら、こういう風景を見ても、異常だ、と思っただけかもしれません。しかし、media の専門家である Rheingold 氏は、ここに、the first sign of the nexe shift を感じ取り、technology is going to change my life という認識を持ったのです。
 そして、それをもたらすのが、the way people use text messaging と悟ったのです。鋭いですね。
 そして、
 I've learned that "texting," as it has come to be called, is only a small harbinger of more profound changes to come over the next ten years.
と知ったのです。
で、この "texting" ということばが、いつ頃誰が使い始めたというのは、定かではなく、Wiki には Texting という独立した項目はありませんが、Text messaging という Wiki の項目にこのようなことが書いてあります。
 Popularity has grown to a sufficient extent that the term texting (used as a verb meaning the act of mobile phone users sending short messages back and forth) has entered the common lexicon.
 short written messages をネット上で交換することは、パソコン時代からも行なわれていました、その頃には、それを texting とは呼んでいませんでした。
 それが、ここに指摘されているように、mobile phone users が、
sending short messages back and forth
になった時に、texting と呼ばれ始めたのです。
 そして、ここに指摘されていませんが、その short messages を mobile phone で texting するのに、若者たちは、親指を使ったのです。PC の keyboard を type するのとは、全く違ったやり方だったのです。
 PC時代、keyboard で文章を type 出来るようになるには、教則本などもあって、一艇の訓練が必要でした。Typist と呼ばれる専門家もいました。
 しかるに、若者たちは、PCの keyboard とは、全く違った文字配列の keypad を、PCの keyboard で typing するときには、space bar を打つだけにしか使われない、もっとも dumb のはずの thumbs (親指)を使って、教則本などそもそもないところで、誰に教えてもらうのでもなく、それぞれが勝手に "texting" することを、それも typist が keyboard で typing するのに匹敵する high speed でできるようになってしまったのです。このこと Rheingold さんも気がついていないようです。
 更に需要なことは、PC 時代の text message は、手紙のようなやり取りで、出したらすぐ返事がくるといいうものではなく、また、そういうことを期待してもいませんでした。
 しかし、texting では、上の引用にもあるように、
 sending short messages back and forth
なのです。つまり、会話をしているような、やり取りです。
 若者の間では、message をもらったら、何分か以内に返信しないと、失礼?になるので、絶えず、スマホの画面を眺めている、ということが問題になっています。つまり、話をすると同じ感覚なのです。話しかけたのに相手が黙っていたら無視されたことになります。
 私の過去のエントリーに
 Texting の意味、知る人ぞ知る。
 というのがあります。2011年6月のエントリーです。
 詳しくはそれを参照していただくとして、
 そもそも text とは、話すことを、文字にしたものです。
 だから、texting とは、話したいことを、口に出すのでなく、出してもいいですが、それをそのまま text にすることなのです。そういうことができるには、話す speed で、text を作らなければなりません。手で書いていては、到底追いつきません。keyboard で、その speed で打てるようになるには、相当の訓練が要ります。
 それが、なぜか、keypad では、親指でできてしまうのです。
 しかもですね、私がつくづく感心したのは、今回の私のスマホ英語クラスでは、英文を texting しなければなりません。学生たちは、今までは、スマホでは、日本語でしか texting したことないはずです。
 それなのに、見ていると、英文 texting を high speed でやってしまうのです。しかも、ほとんど misspelling なしです。全くどうなっているのでしょう。
 英語を母語としない日本人の若者でも、smartphone で 英文 texting を高速ですることできるのです。
 この Wiki の記事によると、
Fifty percent of American teens send fifty text messages or more per day, making it their most frequent form of communication.
China では、18 billion short messages were sent in 2001
The Philippines alone sends on average over 1 billion text messages a day.
SMS is hugely popular in India, where youngsters often exchange lots of text messages
New Zealand では、send on average 1500 SMS messages every month.
 
 要するに、世界中で、texting による messages が、話す内容をそのまま text にして、back and forth に会話のように飛び交っているのです。
 Texting messages を電話で話をするような感覚だということを示すことがあります。
 それは、texting による mail を夜遅くに送ってくるときに、「夜遅くすみません」と詫びる人がいることです。更には、真夜中には、送りても寝ているかも知れませんが、たとえ自分は起きていても、寝ているであろう相手に送るのは失礼と思う人が多いようです。
 時差のある外国へ送るときは、先方が真夜中であろうとなかろうと、関係ないでしょう。
だから、国際ビジネスでは、電話でなくちゃんとした business mail が、それもさっさと texting できる英語力が必要になっています。
 
 と、ことほど左様に、若者の間で、そして国際 communication の場で、smartphone を主体とする mobie media による texting communication が支配的になっているのです。
 そして、それは、internet, cloud computing, smartphone という technology によるものです。
だから、それは、CT (Communication Technology) で、IT (Information Technology) と併用されて使われるので、texting による communication が日常的な国際 communication の場では、IT に代わって ITC がもっぱら使われるようになったのです。
 となると、先に紹介したように、「英作文・英会話」でなく、英語コミュニケーション」を重視する英語教育に転換した日本の学校英語教育、そして、各地の大学にできた、英語コミュニケーション関係の学部・学科の英語教育は、どのようにしたらよいか、ということです。
 Smartphone を活用するどころか、禁止するような「教え方」がまかり通っていていいのか。
自ら smartphone も使いこなせず、texting もできず、twitter もせず、Facebook に写真を載せているような英語教員が、英語コミュニケーション教育を担当しているのは、政治家のことばを借りれば、いかがなものでしょうか。
 皆さん、しばらく考えてみてください。

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