ドキュメント:スマホ英語が始まった。No 授業!Chaos?

 一昨日、最初のクラスが始まりました。さて、どうなったでしょうか。
前日までに、46名の受講生全員に
Information Activity, Adjective, Pronunciation Module の3つの notebooks の共有メールを送信したところ、当日までに10名以上 notebook が開けていない状況でした。
 
Classroom へ行くと、数人の女子学生が、共有メールが届いてない、と早速訴えてきました。原因がわからないし、その学生たちだけに関わっているわけにもいかないので、とりあえず notebook を開けた人のを見せてもらうように言いました。
 そして、やおら開口一番、こう言いました。
私は言ってみれば、レストランのシェフのようなものだ。私が作った英語料理が、evernote で皆さんのところに送ってある。これから、その食べ方を説明します。私は、皆さんが食べっぷりを眺めているだけだ。まずかったらまずい、美味しかったら美味しい、歯ごたえがあるならある、と言ってください。
 と、このとおりではないけど、こんなようなことを言いました。
 そして、プロジェクターで、最初の notebook Information Activity を見せて、「食べ方」を説明しはじめました。
 と言っているだけでは、様子がわからないでしょうから、実際の様子を紹介します。
大学生といっても、先日紹介した文部科学省の調査にもあるように、80%近くは中3レヴェルより低い英語力ですから、私の料理では、とにかく最初のひと口がちゃんと食べられるように、中学1年レヴェルから始まります。
 最初の画面です。
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音声クリップを tap して質問に答えるように言います。これくらいはできます。
 続いて、
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これが、案外戸惑う学生がいました。なぜか、後ほど説明します。
 続いて、
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とりあえず、ここまで説明して、友達同士で質問しあい、また友達同士で話し合え、と指示しました。1人だけでなく、何人かの友達と質問したり、話したりするように指示しました。
 早速ワイワイと始まりました。
 そうしてやらしておいて、共有メールが届いてない、という学生たちに対応しました。そこでわかったことは、大学から与えられた gmail address を iPhone で使っていた学生の場合、送信が届いていないケーズがもっとも多いということでした。その原因は分かりましたが、ここでは、面倒ですので紹介しませんが、結局は、それらの学生には、彼女らの iPhone の mail address に送り直したら、全員ほぼ30分以内に送り届けることが出来ました。
 かくして、想定範囲内の混乱はありましたが、無事全員 3つの notebooks を開くことができました。
そこで、次のステップに移りました。
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なぜこういうものを読むか、という理論的裏付けはこの時点では、まだしません。自分勝手に下手に読むより、音声クリップを tap して一緒に読むように指示しました。なぜ?考えてみてください。
 大事なのは、次のステップです。
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 note の中に、このように、送付先の mail address を書いておくと、それを tap すると、その端末で使っている mail address のメール作成画面が出ます。いちいち送付先を type in しなくても、すぐとメールを書いて送ることができます。
 ここで気づかれたでしょうが、メール作成画面が開くと、note が見えなくなります。そこは、ちゃんと前もって、下のような chart 画面を印刷したプリントが配布してあります。
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学生は、このチャートを見ながら、sport/game の場合ですと、
I play tennis. か、I don’t play tennis.
と自分に当てはまる方を texting します。
この時に、先ほど学生が戸惑ったということがあります。
何人かの学生が、これって質問に答えるのですか、と訊いてきました。そして、実際に、No, I don't. とか Yes, I do. と type している学生もいました。
 そこで、全員に説明しました。先ほど口頭の場合もそうだけど、質問に答えるのでなく、自分から、これらの sport/game をするかどうか、言うんだ、と言っても、まだ実感がわかないようでした。
とにかく答えるのでなく、自分かr言うのだ、と強調したら、
I play... / I don't play... と texting を始め、そうやってみると、なるほどそういうことか、と実感できたようでした。
 そこで、気がついたのですが、学校の「英語」では、そう言えば、自分のことを自分で言うということはほとんどなかったのではないか。What do you think?
 何か英語を言う時は、先生に質問されたり、また、英語を使う時も、質問に答える形ばかりではないですか。英語の勉強というと、英語の問題を解くこと、つまり、解答する、という癖がついてしまっているのです。
 日本人が英語を話せないというのは、"I" を主語にして、主体的に英語を話す学習が訓練をしていないからではないか、と気がついた次第です。What do you think? English teachers さんよ。
 閑話休題。
 学生たちが、盛んに texting し始め、早い学生は、次の noteにとりかかっています。
それにしても、予想した通り、学生たちの texting というか、thumbing は、速いですね。嬉々としてやってます。
そこで、私の sfproduction1@gmail.com の受信箱をプロジェクターで写し、texting したメールが届いている様子を見せました。
 こんな英語学習はしたことがないので、最初は戸惑っていたようですが、すぐになれたようです。グループごとにかたまっている学生たちのそばに行って、どうだ、もう勝手がわかったか、言うと、皆うれしそうにうなづきました。
 どうだ、僕の英語料理は美味しいか、と訊くと、美味しいと答えます。易しいから美味しいという学生もいます。すぐ難しくなるからな、というと、イヤーだ、このままがいい、とだだをこねるのもいます。
 まあ、そんなことで、想定内の当初の混乱はありましたが、第一回のクラスは、スムーズに終了しました。
 クラスは終わっても、私の仕事は、そこから始まります。どんどん届くメールをどのように整理するか、です。
 その話は、また明日にでも。

 ここで、大事な話です。この話のエントリーの中で、私が一度も「授業」とか「教える」ということばを使ってないことに気がついていましたか。
 私が’、この看護短大で英語を担当すると話したら、「先生の授業」を見学したい、と言った人がいました。そこで、私はその人に言いました。クラスを見に来てもいいけど、私は「授業」をしないし、「教える」こともしませんよ、と。この話の真髄?いずれまた。

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この記事へのコメント

TA1
2015年04月18日 22:02
私が「授業を見学したい」と、口を滑らせて(?)、先生に叱られた(?)張本人です。
要は、先生の「授業」もとい「クラス」で、学生にどのように「教える」もとい「指示・説明する」のか、ということを知りたかったわけです。
私も自分で教材を作るのですが、自分が担当するクラスで自分で作った教材を使う分には、その「使い方」はすべて自分の頭の中にあるからいいのですが、その教材を他人に提供するとなると、それが間違った(or 下手くそな)使い方をされることが往々にしてあるので、逆の立場になったときにも、やはり「使いこなす」のは難しいと思うのです。
学生が「戸惑った」り「つまづいた」りしたときに、「こうしなさい」とすぐに指示を出せるようになるために、その教材の全貌を知り尽くしていないとできないですし、そのためにまずは「見修」が必要だと思うのです。
また勉強させてください。
SF
2015年04月19日 13:20
語るに落ちたかな。SF Modular System は、徹頭徹尾「学習カリキュラム」であって、「教材」では、さらさらないので、このコメントにはあてはまらないのでは。
そもそも「使う」のは、学習者であって、「教師」ではない。だから「教師」は、これを「使う」とやることがなくなる、と言って使いたがらない。
学習者にとって、学習カリキュラムは「使う」ものでなくて、「食べる」もの。次に何が出てくるか楽しみにしているものなので、「全貌」を知っている必要はないし、知ったら、次に何が出てくるか、食べる楽しみがなくなる。要するに、おまかせ料理です。
TA1
2015年04月19日 17:08
ああやっぱり、「教材」と書いたらまた叱られましたね。
定義の問題だとは思うのですが、昔開発したPicture CardやPM, RTPなどは、「メディア」と呼んでましたっけ。まあ要するに「道具(or 料理)」のことです。

もちろん学習者がカリキュラムの全貌を知っている必要はないですし、むしろ知らせない方がいいと思います(だから私は「教科書」を使った授業は極力やらないようにしています)。
「使う」のは学習者ですが、「使い方」は「教える」必要がありますよね。使い方が分からないとか、間違った使い方をしている学習者がいれば、手助けをしてやる必要もありますから、そのためにもカリキュラムや道具の全貌を知らないとできないですね。
私が「全貌を知っている必要がある」と書いたのは、学生ではなく教員の方です。
(「教える」人ではないから「教員」ではない、というツッコミはご勘弁ください)
SF
2015年04月19日 18:45
SF Modular System の4原則の一つに Simple User Technology があった。
要するにバカチョンカメラのことで、学習者が使い方を間違えるるようなものを作ってはいけないということ。
そして、たとえ間違えげも fail safe system で致命的にならないように仕組んでおく。
SF Modular System は、奥が深い。

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