英語、紙に「書く」のは、前世紀のこと。21世紀は、texting の時代。

 中学生の「英作文」の目標が「5文を書く」という、世間が知ったら「驚愕」する事実があることを先回紹介しました。
 そして、高校3年生の7-9割の英語力が中卒以下という調査結果があるなら、高校生の7-9割は5文程度の英文しか書けない、ということになります。そんなことありうるか、と常識では考えられないでしょう。
 しかし、先回も紹介したように、岐阜大学の入試で必ず出していた「自由英作文」では、医学部受験者でも、5文以下しか書けてない答案が数多くありました。採点は楽でしたがね。

 ところが、5文しか書かないような英語教育を6年間受けてきた、私の、短大の英語クラスの学生たちは、5文どころか、昨年の例で言えば、100文の自己紹介文をブログで書いたのです。

 どうやって書かせたか。今年の1年生の状況を紹介します。

 まずは、時代遅れの「紙に書かせる」ことは、しません。
Smartphone による texting です。 Texting については、このブログで再三再四書いてます。下記のエントリーが代表的なものです。
Texting の意味、知る人ぞ知る。
Texting って、何すること?
Texting は、conversation だ
 別に難しいことでなく、今時の中高生が line や携帯メール、twitter で日本語でやっていることです。
「書く」とか「作文」ということでなく、「話す」ことを、音声でなく文字をつかう text にしていることです。
 ただし、彼らの日本語 texting は、それこそ5文以下が多いです。そして、日本語を「話している」わけですから、それらの文は、日本語の文法を大きく逸脱したものではありません。

 英文 texting についても、「作文」するのでなく、本来「話す」ことを、文字を使った text にする、という行為であることに変わりはありません。そして、それは、英語の文法を逸脱したものであってはなりません。
 そのためには、まだ、英語の文法があやふやな学生が、文法的間違いを起こさないように texting させる、配慮が要ります。
 
 で、どうしたか、というと、今年は、二回目ですから、去年の反省を活かした試みをしています。
 Evernote 版 SF Modular System を使うことに変わりはありません。
 先々週の木曜日、第一回のクラスで、大学の与える mail address で、Evernote を install させ、英語用の Twitter account を取得させたことは、先回報告しました。
その間に、Information Activity の最初の2つの notes、sports と food/drink についての私の模範 tweets を非公開で出し、学生全員の許可申請を認めています。
 それから、二日間程かけて、全員に
Information Activity と Adjective の2つの notebooks を送信し、Twitter の follow 関係を設定しました。
 
 そしていよいよ先日の木曜日に最初の実践です。
まず Information Notebook の最初の Note の画面を実物投影機で写し、その menu を紹介しました。最初の方の Ask your friends. Tell your friends の Activities をグループで行なわせ、RTP (Reading Through Pictures) で英文を読ませた後、次のような menu を introduce します。
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私の見本は、すでに見ているはずです。
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この場合、あまり難しい英文で模範 tweets をしないことです。
 で、sport をするかどうか、tweet するように指示します。この場合大事なことは、する場合だけでなく、しない場合も tweet させることです。数を稼ぐことが大事です。140文字の制限があるので、複数個の tweets になります。こんな感じです。
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 Smartphone の場合、texting するのに、soft key pad と soft keyboard と選択できますが、ほとんどん場合 default は、key pad です。英語の場合、私の感覚では、keyboard でないとむりですが、若い子たちは、ほぼ全員 keypad の thumbing で、高速 texting します。誰に教わったわけでもないのに。そういう時代なのです。
 最初だけ Information Activity の twitter の仕方を教えておけば、後は、教室で tweet させることはありません。各 note 毎に締切日を定めて、anytime, anywhere で tweet させます。この場合、多少間違えても訂正しません。非公開ですから、私とグループメンバーが見るだけですので、間違えても恥をかくことはないです。
 それにしても昨年度もそうでしたが、spelling mistake、つまり typo は、ほとんどないですね。

 ここで大事なことは、Information Activity の各 note で tweet することは、全部自分のことで、「他人事」ではないことです。
 Information Activity には、全部で22の notes があるので、ひとつの note で平均 10文くらい tweet します。予定では、6月末までに、全部終えるよていですから、それまでに 220以上の英文を texting することになります。Information Activity Notebook だけです。他の notebook での texting もあります。
 その、他の notebook、Adjective の texting については、長くなりますから、次回にします。

 こんなこと読んでも興味ないでしょうが、このようにして、中卒程度より低い、5文程度の英文しか書いたことがないか、書けない学生でも、texting によって、目にも止まらぬ速さで 「英文が書ける」ようになる、ということを紹介したかったわけです。
 そして、それには、そのための infrastructure というか、仕掛けが必要なのです。それについては、また次回に。

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