Smartphone の「答案」は、「採点」できない。では、どうする?100点満点まで答える。

 学生・生徒に、「試験・テスト」でなくても、質問をしたり、課題を与えて、その「答案」を提出させる場合、「紙」でなく、smartphone を使ってメールで提出させるとします。
 Smartphone によっては、ペン入力で、画面に文字入力ができるのもありますが、普通にはそんな面倒なことはしません。あくまで「紙」が好きで「紙」のようにしたい人は、そういうのを好むでしょうが。

 私の場合は、gmail に限定して、「課題」を提出させています。ペン入力とは縁がないので、「提出」というか「送信」してきた「答案」(に当たるもの)は「採点」できません。
 では、どうしているか。
 まずは、Texting の場合です。
 「答案」には、当然間違いがあります。その際、
1. 間違いを訂正して、送り返す。
2.間違っているよ、というメッセージを添えて送り返す。
3.完璧にできていれば「完璧」というメッセージを添えて送り返す。

と3つのケースがあります。
今までの研究で、学習者は新説に?間違いを訂正されても、そこから学ぶことは少なく、また同じ間違いを繰り返す。ということが分かっています。
 だから、間違いがあった場合、するべきことは、ただひとつ、言葉使いは、その時々で、variation がありますが、「間違っているから、やり直せ」というメッセージを添えて送り返すことです。その際、間違いの場所を指摘することもありますが、面倒だから指摘しないこともあります。
 Listening educator なら、ここの学生の気質が分かっているので、それぞれの「個性」に応じたことば使いをします。「どこに目が付いているのだ」とか、そういうことを言っても傷つかない「個性」の学生もいます。
 こうして送り返すと、ほとんどの場合、学生からは直ぐと間違いを訂正したメールが返送されてきます。
たまにしかメールをチェックしない大人と違って、若者は絶えずメールをチェックしています。何でも、メールを受け取って何秒以内に返信しないと、仲間外れにされる、という話もあります。
 その反対に、メールを出したら、すぐ返事が来ないと、イライラします。
私と学生の「課題」のメールのやり取りは、一対大勢ですから、そのあたりは学生も理解していて、直ぐと返信しなくても怒りはしませんが、それでも、2日も3日も経つと?
 木曜日のクラスの後は、時には 100通くらいメールが殺到することがあります。その場合、全員に向けてメールが殺到しているので(具体的な数値も添えます)、すぐには返信できないけど、明日中には届くから、と返信する、という「心配り」をします。
 で、間違いのあったものを、先のようにして返信すると、時には即座に、殆どはその日のうちに、訂正して返信がきます。それでも、まだ、間違っていたら、「まだ間違っている」と言って送り返します。
 こういるやり取りをして、結局、全員が「完璧」になります。つまり、100点満点になるわけです。
Texting の課題については、全ての課題で、全員が100点満点になります。、
 だから、「採点」する必要は全くないわけです。
 いちいちメッセージを添えるなど大変だ、と、無知の人は思うでしょうが、メールの場合、過去の語句が
候補として出てきます。例えば「完璧」と打ちたい場合、ローマ字入力で "ka" と打てば、
画像

 このように候補が出てきますから、「完璧」を tap するだけです。「二番目」と打ちたければ ”ni"、「見直して」の場合は、"mina" で候補が出てきます。
 gmail の場合、複数のアカウントを、複数の端末で使えるので、例えば、看護短大の場合は、sfkiwami2016@gmail.com というアカウントを使い、それを Chromebook、XPERIA、複数の tablet のどれでも開けますから、外出中でも、ベッドの中でも、anytime, anywhere でメールチェックができます。
 また、言うまでもないことですが、チェック済みの各学生のメールは、それぞれのフォルダーに移動するので、受信ボックスは、何時でも空っぽになっています。
 texting の課題は、ほとんど全部、ほとんど全員が、「完璧」になってきます。100通のくらいのメールをチェックするのに、一時間も掛りません。
 
「紙」で課題を提出させていたら、クラスで全員の文を集めて、それをいちいちチェックして、ペンでコメントを加えたとして、返却するには、次のクラスまで待たなければなりません。返却したものを学生・生徒が、間違いを直して、再提出して、それをまたチェックして、
 こんな面倒なことはしておれないので、「紙の時代」には、こういうことはしませんでした。
 
 また、smartphone でメールを使って、こういうことをしているのは、多分私だけです。

 ということは、今までは、学生・生徒は、このように「答案」を、100点満点になるまで、つまり、「答案」を「案」ではなく「答」として自分で完成する機会は与えられぬまま、お前は、50点人、あなたは、30点人と、いわば格付けされていたのです。つまり、grading されていたのです。
 その結果、日本の高校3年生の英語力は? 後は言うまで無いでしょう。

 「紙」を捨てれば、資源の節約になるだけでなく、「採点」が不可能になり、満点までやらざるを得なくなるのです。つまり、全員 A なり、「優」になるのです。

 今日は、とりあえず、Texting の課題の場合を紹介しました。もう一つの twitter の場合は、どうなるでしょうか。これも、今まで日本の英語教育では、行なわれたことのない「仕掛け」です。
 一度に紹介するともったいないので、明日に回します。
 
 

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