『英語ものしり帖』「股の巻」<股間トンネル>
股間(コカン)を抜ける
日本の野球で、野手が「トンネルをする」という言い方があります。ゴロ(英語では grounder)が、「股間」を抜けることです。
Baseball では、"let/have the grounder go through the legs" と言います。
となると、この場合「股間」とは、両足の間ということなります。
よくよく考えると、野手がゴロを捕ろうとする時は、突っ立ちの状態でなく、腰を落としますから、その状態でゴロが後ろに逃げていくなら、先ほどの韓信の「またくぐり」のように、
「胯下」を抜けていくと言ったほうが、適切な感じがします。
それを英語で言うなら、
the grounder go through under the crotch.
ですが、そういう言い方はしないようです。
"baseball through the legs" で google するといろいろなサイトがあります。そこにあったの例です。
The fielder let the grounder go through his legs.
Buckner lets ground ball roll through his legs
下の URL で、そういう「トンネル」画像をいろいろ見ることができます。
http://bit.ly/2r3jWrs
「またぐ」「またがる」と「また」の関係
「また」は、身体の部分でなく、場所である、と先にそういうことにしました。
身体の部分には、それぞれの役割があります。が、場所はじっとしているだけで、何もすることがないようです。
だのに、
「またがる」とか「またぐ」というと、「また」が何かするみたいです。
今まで「また」が出てきたときの漢字は「股」でした。
「股間」もそうでした。
「またぐ」「またがる」を漢字にすると
「跨ぐ」、「跨る」になります。
「股」ではないですね。
ですが、どこかで見たような漢字ではないですか。
そうです。韓信の 「胯下之辱」の「胯」の月扁が、足扁に変わっただけです。
身体の部分名の多くは、月扁です。旧漢字体の「體」から始まって、「腸」「腹」「股」「腿」「脚」「脛」「腕」「胸」「肺」、まだありました。
「腎」「肩」「胃」は、下についています。
「跨ぐ」「跨る」は、「胯」が足と協力して働くので、足扁になったのであって、「また」を伴う動きなのです。
ところで、「跨ぐ」と「跨る」は、似たようで、全く違った動作です。
どのように違うのか、続きは明日に。
日本の野球で、野手が「トンネルをする」という言い方があります。ゴロ(英語では grounder)が、「股間」を抜けることです。
Baseball では、"let/have the grounder go through the legs" と言います。
となると、この場合「股間」とは、両足の間ということなります。
よくよく考えると、野手がゴロを捕ろうとする時は、突っ立ちの状態でなく、腰を落としますから、その状態でゴロが後ろに逃げていくなら、先ほどの韓信の「またくぐり」のように、
「胯下」を抜けていくと言ったほうが、適切な感じがします。
それを英語で言うなら、
the grounder go through under the crotch.
ですが、そういう言い方はしないようです。
"baseball through the legs" で google するといろいろなサイトがあります。そこにあったの例です。
The fielder let the grounder go through his legs.
Buckner lets ground ball roll through his legs
下の URL で、そういう「トンネル」画像をいろいろ見ることができます。
http://bit.ly/2r3jWrs
「またぐ」「またがる」と「また」の関係
「また」は、身体の部分でなく、場所である、と先にそういうことにしました。
身体の部分には、それぞれの役割があります。が、場所はじっとしているだけで、何もすることがないようです。
だのに、
「またがる」とか「またぐ」というと、「また」が何かするみたいです。
今まで「また」が出てきたときの漢字は「股」でした。
「股間」もそうでした。
「またぐ」「またがる」を漢字にすると
「跨ぐ」、「跨る」になります。
「股」ではないですね。
ですが、どこかで見たような漢字ではないですか。
そうです。韓信の 「胯下之辱」の「胯」の月扁が、足扁に変わっただけです。
身体の部分名の多くは、月扁です。旧漢字体の「體」から始まって、「腸」「腹」「股」「腿」「脚」「脛」「腕」「胸」「肺」、まだありました。
「腎」「肩」「胃」は、下についています。
「跨ぐ」「跨る」は、「胯」が足と協力して働くので、足扁になったのであって、「また」を伴う動きなのです。
ところで、「跨ぐ」と「跨る」は、似たようで、全く違った動作です。
どのように違うのか、続きは明日に。
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