Twitter で初めて "I"(アイ) を知る。

 日本語で行っている日常の言語行動では、家族や仲間が、自分のことを語るのを直接聞いたり、はたから聞いていることがおおいでしょう。というより、そういうことばかりかもしれません。
 そして、そうやって聞いたことを、だれだれが、どうどうした、などと、他の人に話すことがよくあるでしょう。
身内や友人のことだけでなく、テレビや新聞・雑誌で知った「有名人」のことを、だれそれがどうした、と噂話をするのが好きな人がおおいですね。

学校の英語のクラスで級友が、自分のことを英語で話すのを聞いたことがありますか。あるとしても、先生の指名されて一言二言言うだけのことでしょう。宿題や試験で、日記など、自分のことを英語で書いて提出することがあっても、それを読むのは先生だけであって、友達が何を書いたか、他の人は知ることができません。

Twitter は、原則公開されます。というより、より多くの人に読んでもらうのが快感と感ずる人が多いです。ある人の Twitter を読む人のことを follower と呼びます。Followers の数を自慢する人が多いですね。
中には、個人情報を知られると言って、follower を身内や親しい友人に限る人もいます。そういうことができるようになっています。気に入らない人が follow してきたら、block することもできます。

Information Activity の Twitter は、その人の考えで全面公開でもいいし、限られた人だけに公開してもいいことにしてあります。

その上で、Twitter の次に、こんな menu があります。
画像


ここに言う Retweet は、Twitter 上の Retweet とは、違います。Twitter 上の Retweet は、follow している人の Twitter の気に入った tweets をそのまま、自分の followers に紹介するために、いわば転送することです。それをするのは、one click/one tap で簡単にできます。

この menu の Retweet は、そうではなくて、ここに説明してあるように。その人のことを、改めて自分の followers に伝えるものです。


実際の場合を考えてみれば分かりますが、この例にあるように、A さんが tweet していることを、そのまま retweet したら、主語は I ですから、その retweet を読んだ人は、retweet した本人、たとえばあなたのことだ、と思うでしょう。

ここで、Retweet するのは、A さんのことですから、主語はA さんに変えて、retweet しなければならない、のです。

なーんだ、そんなことか、言われてみれば、Columbus' egg かもしれませんが、これには、今日の タイトルが意味するもっとふかーい意味があるのです。


”I" の意味は?と問われたら、あなたは、どう答えますか。辞書で調べれば、”私”と書いてあるでしょう。
Google してみたら、
画像


英語教科書やその他の読み物教材に、”I” は、いっぱいでてくるでしょう。その際、その ”I" を”私”と訳して済ませていませんでしたか。
もちろん、その話に出てくる "I" が、その話の主人公である場合は、その主人公のことと解釈していたでしょう。しかし、その主人公は、その話の中に出てくる架空の人物である場合が多いでしょう。また、実在の人物にしても、会ったことも話したこともない人でしょう。

それに比べて、follow している友達の twitter の ”I" は、その友達のことです。血も涙もある実在の身近な存在です。
そんな ”I" に英語の学習で出会ったことがありますか。
その ”I" が、
I do sumos.
I don't like carrots.
I like taking a nap.
I have never told a lie.
などと、tweet していたら、
どこで相撲とってるんだ、そういえば給食の時、ニンジン残していたな、この前授業中寝てたなあ、うそばっかり。
など、”I" の姿がまざまざと目に浮かぶでしょう。

そして、その ”I" のことを、その ”I" なる人物を主語にして、三人称で retweet したくなるでしょう。別にならなくてもいいけど、することによって、英語学習の成果が上がります。

日本の高校生の英語を書く力、話す力は、世界最低レベルという調査結果が出ています。
こうやって、Twitter を英語学習の道具として使い、音声入力で Tweet すると、英語を書く力、話す力が、飛躍的に伸びると思いませんか。

私の研究室で伝説になっている話があります。
以前にも何度も紹介している話です。英語学習カリキュラム開発のための、小学生を集めた実験クラスで、自己紹介のレッスンに用意した text が、
I am Ken.
で始まっていました。
さあ、読んでみましょう、と始めたところ、一人の男の子だけが黙っていて読みません。
担当の学生が、ちゃんと読まなんといかんがね、なんで読まんの、
と言ったら、
その男の子曰く、
だって、おれ Ken でないもん。
それには、みんな一瞬、アッと思うだけの、感性というか、理性が、さすがありましたね。
”I” は、他ならぬ、その本人のことなのです。
Follow している友達の Twitter の中の "I" の「意味」は、"私” ではなく、その友達のことなのです。

Twitter を英語学習工学の道具として使うことによって、

Twitter で初めて "I"(アイ) を知る。

のです。

となると、友達の twitter を見ながら、どうやって、自分で twitter するのか。例によって、画面2分割するのか、といぶかる人が多いでしょう。画面2分割は、異なる apps 間でしか、できません。Twitter 同士ではできないですね。
さあ、どうしましょう。知っている人は知っているでしょうが、その話は次回に紹介しましょう。

ということ、Good night!


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