英語で「訊かれた」ことないの?

 ちょっと側線に入ります。
昨日、岐阜県教育総合センターで、昨年に続いて、高校英語教員対象の研究開発講座
「2022年を見据えた新しい英語授業スタイルの研究ースマートフォンで英語力をたかめる!」
という長いタイトルの講座の、第一目をおこないました。2022年は、まだまだ先のことと思っているのか、受講者は、たったの4人でした。昨年は、7人でした。もっとも、貸与するタブレットの数の予算の制限で、募集人員は10名でしたが。
岐阜大の卒業生で高校教員をしている人に、声をかけましたが、応じたのは、たったの一人でした。どうなっているのか、ほけたのかな。

それは、ともかくとして、やっぱりな、と思ったことがあるので、今日は予定をへんこうして、その話です。

Information Activity は、「訊く」 (学習者にとっては「訊かれる」)から始まりました。

最初の Menu は、sports/games の8つの画像があって、音声アイコンをtapすると、質問が流れます。
Do you play tennis? から始まります。
皆さん、取りかかって、質問の音声が流れるのが聞こえます。
が、聞こえるのは、質問の音声だけで、答えの声が、まったく聞こえてきません。
そこで、私が、ひとりひとり、
「あなた、テニスしますか」
と、訊きました。(日本語で
そうしたら、すぐと返事が返ってきました。(日本語で

いま、英語で訊かれていたのに、なぜ答えなかったのですか?
と問いました。
そこで、初めて、訊かれていた、と気づいたようです。

もっとも、実際に目の前にいる人から、その人の声で、英語で訊かれたら、ちゃんと英語で答えたでしょうが。

実を言うと、以前にも、この Menu を何人かの英語の先生に試したことがあります。
答えた人は、誰もいませんでしたが、何人かの人は、
Do you play tennis?
と質問を repeat しました。

これ、まだ、試したことないですが、
英語国の人に、Information Activity と試したみたら、
質問文の音声が流れたら、ちゃんと、答えるでしょうか。

あるいは、英語でなく「テニスしますか」 と日本語の質問文が流れたら、実際に聞かれた場合と同じように答えるでしょうか。
相手が見えないので、声に出しては、答えないかもしれないけど、心の中では、答えるでしょうかね。

答えなかった英語の先生たちも、相手が見えなかったので、声に出して、答えなっただけで、心の中では答えていたでしょうか。

そこまでは、確かめませんでしたが、私が、なぜ答えなかったのですか、と訊いた時の反応は、質問されたとは、思っていなかった、という感じでした。
それ以前に、質問を repeat した人が多くいた、というのは、その証拠になります。


そもそも、学校英語には、「質問文」という言い方はないですね。あるのは、「疑問文」です。
Do you play tennis?
という英語を聞いたとき、「訊かれた」と、それを質問文と認知するのでなく、疑問文と認知したのかもしれません。

いろいろ憶測しているより、いろいろな条件を設定して、科学的に証明したくなる、というのは、英語教育学者の性癖でしょうが、私は、学習工学者ですから、そういうことには、あまり興味はありません。

それより、この menu で、
Do you play tennis?

という質問文を聞いたら、すぐに
Yes, I do./No, I don't.

と言えるようにすることのほうが、学習工学者の仕事です。

なぜ、訊かれても、すぐ答えないか。その答えは、先のエントリー
絶対やめるべき悪習。”Hand up"。「挙手」で答えさせること。その訳は?
http://76871734.at.webry.info/201506/article_6.html
にあります。これは、私のブログには珍しく 2,627 ものアクセスがあります。
つまり、英語のクラスに限りませんが、学校の授業では、先生が質問した場合、生徒がすぐ答えることはありません。
生徒は、Hand up、つまり挙手をして、その中の一人が当てられて答えるわけです。最初に充てられた生徒が正しく答えると、その他大勢は答える機会を与えられません。
そういうことをやっているから、訊かれても、すぐ答える習慣ができてないのです。

Information Activity の各セッションの Menu は、すべて訊かれることから始まり、訊かれたことにすぐ答えなければなりません。
こういうことを繰り返していれば、
訊かれたら、条件反射的にすぐ答える反応ができるようになります。
Smartphone をひとりひとりが持っているからこそできることです。

逆に言えば、smartphone を使わず、SF Modular Sysytem で学習しないと、いつまでたっても、今までと同じように、
訊かれても、答えない状態のままです。
こんなことを放っておいていいですか。
ということを、昨日改めて思ったわけです。
まあ、これだけ言っても、知らぬ顔を半兵衛で、放っておく英語教師がほとんどでしょうね。
生徒が可哀そう。親も可哀そう。罪なことだね。

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