日本人にしか分からない英文?を書いてはいませんか。

Because there is the test of the school, I am absent from today’s Twitter.

この英文?or 英語アルファベットで書かれた日本文? あなたなら、つまり、高校まで英語を習った日本人なら、どういう意味かわかるでしょう。
 しかし、English native speakers や、second language として Englishを習った、日本以外の国の人には、なんのことかわからない、と思いませんか?

Chomsky をかじったことのある人なら、次の文に馴染みがあるでしょう。Wiki の説明があります。

Colorless green ideas sleep furiously
 

"Colorless green ideas sleep furiously"(直訳: 無色の緑色の考えが猛烈に眠る)とは、ノーム・チョムスキーによる文である。1957年に『文法の構造』の中で、言語学から、文法的(統語論的)には正しいにもかかわらず、意味論的にはnonsenseである(en:nonsense、意味をなさない)文の例として考案された。初出は1955年の論文『言語理論の論理構造』(Logical Structures of Linguistic Theory)である。この文は文法的には正しいが、理解しうる明瞭な意味を導き出すことができない。従ってこの文は統語論と意味論との境界を明示している。カテゴリー錯誤の一例として、当時有力だった文法の確率モデルの不備を指摘し、より体系的なモデルの必要性を示すために使われた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Colorless_green_ideas_sleep_furiously
Colorless green ideas sleep furiously is a sentence composed by Noam Chomsky in his 1957 book Syntactic Structures as an example of a sentence that is grammatically correct, but semantically nonsensical.
 
 私が思うに、Chomsky は、この文を作り出すのに、結構苦労したのではないかな。

 試みに、日本語で、
文法的(統語論的)には正しいにもかかわらず、意味論的にはnonsenseである文
を作ってみてください。
 簡単に作れたとしたら、あなたの脳の言語中枢は、ちょっと異常かも。
 
 同じように、英語 Native speakers にとっても、
grammatically correct, but semantically nonsensical sentence
を作るのは、言語学者にとっても難しいのです。

 だから、Chomsky が作った文が、いつも例に出てくるわけです。他に例があるかどうか、知っている人、教えてくださると、ありがたいです。

 ところが、日本の中学生や高校生、大学生、一般社会人の書く英文?には、
grammatically correct, but semantically nonsensical sentences 
にあふれています。

 しかし、それは、English native speakers にとって、そうであって、英語が読める(と思っている)日本人にとっては、とってもよくわかる、semantically sensical sentences なのです。

 みなさんにとっても、冒頭に紹介した英文は、grammatically correct and semantically sensical でしょう。
その意味は日本語で言えば、
「学校の試験があるので、今日の Twitter は休みます」
 この文が、Native speakers of English にとって、nonsensical で、日本人で英語が分かる(と思っている)人にとって sensical であるのは、この文は、もともと上に挙げた日本文だからです。
 この文は、
学校のテスト the test of the school
ある there is
から Because
休む absent from
今日のツィッター today's Twitter

のように、日本文を構成する語句を英訳したものを英語の grammar に即して並べたものです。だから、grammatically correct です。
しかし、日本語を知らない人には、英文として意味をなさない、のです。
 なぜ意味をなさないか、説明できますが、面倒くさいのでやめておきます。
 試しに、「学校の試験があるので、今日の Twitter は休みます」を Google 翻訳にかけてみたら。
Today's Twitter is closed because there is a school exam.

やっぱり、English native speakersには、nonsensical か、間違った意味に取られるでしょう。

 日本人の書く(話す)英文?が、gramatically correct and semantically sensical になる、のは、つまるところ、英作文という名のもとに、「和文英訳」に熱中しているからです。生徒が熱中しているわけでなく、英語の先生が熱中しているからです。英語の先生が熱中するのは、この前紹介したように、名大など、英語の入試問題に、あんな和文英訳を出題するからです。
  
 私が、岐阜県立図書館で、今年度で4年目になる「英語で本を書いて出版する」講座で、最初は、gramatically correct and semantically sensical sentences を書いていた人も、Vocabulary & Syntax Series を全部終えた人は、一年も経たないうちに、ちゃんとした英文を書けるようになりました。

 だから、こういう英文?を書く日本人を絶滅するには、学校英語教育で、全面的に、私の
Vocabulary & Syntax Series を使って、学習者に、Twitter と texting をさせればいいのです。
 まあ、言うだけ無駄な話でした。

この記事へのコメント

fuji
2019年06月12日 20:18
google翻訳の意味は分かったけど、日本人の書いた英語の意味は分からなかった。「ある」といえば何でも「there is」というのは、おかしいし、「I am absent」というのも変。これは国語力の問題ではないのか。
SF
2019年06月13日 11:44
例に挙げた日本人の書いた英語の意味がわからなかったのは、貴君が英語ができるからで、英語を大学まで習っても英語ができない日本人なら分かる、ということを指摘したのです。

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