オペラを見る人が少ないのも無理もない。その諸事情。

 このところ、Digital Theater Place での Enjoy ballets/operas series を紹介し、更にオリンピックはスポーツだけでなく、オペラの祭典でもある、と紹介しました。が、反応は、さっぱりです。
 友人・知人で、 classical music fan を自称する人でも、opera/ballet というと、首をかしげる人が多いですね。
 これは、要するに食わず嫌い、だと思うのですがね。
 つまり、オペラを見る機会がない、ということです。
 オペラを見る、もっとも手頃な手段はテレビで見ることですが、BS でも地上波でもオペラの放送など滅多にない。唯一NHK BS Premium の プレミアムシアターで、月に一回くらいオペラの放送がありますが、これが、日曜深夜というか月曜早朝というか、午前0時開始。こんな時間にわざわざオペラを見る人はいないでしょう。WOWOW に契約していれば、MET の Live Viewing が再放送も含めて月に2,3回ありますが、そもそもNHKに視聴料を払うのさえケチる人が多いのに、WOWOW を金を払って見る人はすくない。
スカパーCS の クラシカジャパンでは、オペラ・バレエをいっぱい見ることができるが、スカパーCS を見るには専用の Tuner と アンテナが必要、視聴料もかかる。
DVD・Blu-ray disk を買おうと思っても、隣近所では売っていない、Amazon では各種いっぱい出ているが、これが結構高い。5千円以上するものばかり。それより安いCD で聴く手があるが、そもそもオペラは見るものだから、聴いているだけでは退屈。
実際にオペラを見に行くにも、地方ではオペラ公演など滅多にない。東京、関西へ出かけるには交通費宿泊費が大変。そもそも入場料が、数万円する場合もある。安い席でも、5,000円は下らないし、そういう席は直ぐ売り切れる。手に入ってもやすい席では、歌手の顔も見えない。もっとも声が聞こえるが、やっぱりオペラは見るものだから、見にくい席では楽しめない。
MET の Live Viewing を松竹系の映画館で3000円くらいで見ることが出くるが、これも地方都市では見れる劇場がない。名古屋地区では、確か名古屋駅前にしかない。

こうしてみると、日本の地方に住んでいては、オペラを見るのは至難の技です。だから、オペラは?という人ばかりになるのも無理もない。
学校の音楽の時間でオペラを見せることもめったにない。だから、一生オペラなど縁のないまま、死んでいく人があとを絶たない?
別にオペラを見ずに死んでも、地獄へ行くわけではないから、構わないけれど。

ところが、ここに来て、ちょっと事情が変わってきました。こうすれば、オペラを見る機会ができて、ひょっとしたら、オペラ、そしてバレエも見ることが好きになる人が、大勢とは言わなくても、少しは出てくるかな、という事情が出てきたのです。
それは、どういうことでしょう。興味があれば、この続き、明日のエントリーを読んでください。

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この記事へのコメント

y.fujii
2019年11月27日 15:32
オリンピックとオペラの関係が書かれているが、実は70年万博のときの方が凄かった。この年は前半は留学していて見ていないが、ボリショイ・オペラ、ベルリン・ドイツ・オペラ、ローマ歌劇場等の他にバレエもあったし、ピアノではリヒテル、ワイセンベルク、シャンソンのダリダやベコー、映画スターで歌手のディートリヒやファドのアマリア・ロドリゲス(この2名は決まるのが遅かったのか、万博プログラムに載っていないから、来日した記録がないのは惜しまれる)ほか、オーケストラはベルリン・フィル(カラヤン)やニューヨーク・フィル(バーンスタイン)など世界の一流オケはすべて来日し、大阪フェスティバルホールと万博ホールで公演している。詳しくは小生のFacebookを参照。つまり、オリンピックより万博の方がオペラやバレエの公演は凄かったということ。その方が万博の趣旨に沿っている。しかし、今回の万博は期待できない。予算もないし、オペラのステイタスが下がっているし、AI中心になるだろうから。第一、誰もが熱狂するスター歌手がいないし、狂った演出では見る気がしない。