にほんさるにはできないキンドル本出版

 日本で出版社から出版されているキンドル本のほとんどは、紙の本で出版したものを電子化したキンドル本です。
ですから、キンドル本専用リーダーも ”PaperWhite" と名付けて、紙の本と同じ読み方ができることを強調しています。
キンドル本を読んだことのある人なら、気づいているでしょうが、真っ白な紙のような画面に黒い文字が浮かんでいて、一見紙の本と同じ感じです。画像がついていても白黒の小さいものしかありません。
そういうキンドル本なら、もともとの紙の本がなくても、最初から「でんでんコンバーター」を使って、「さるでもできる」わけです。

 しかし、私がキンドル本で出版したかったのは、私の英語学習カリキュラムのための「学則本」(教則本でなくて)のシリーズ、
Vocabulary and Syntax Series でした。
これは、もともと紙の Textbook であったのを、
Multimedia ToolBook という Authoring software で、平たく言えば、音声、画像、動画を加え multimedia 化したものを、CD-ROM に焼付け配布していたものでした。それが、Windows XP までは対応していたのが、Window 7以降対応しなくなってしまいました。それを、2014年 (平成26年)の8月に、思いついて、一気に Evernote 版を作成したのです。Evernote 版の難点は、これを配布するのに、ひとりひとり私の方から配信しなければならない、ということでした。
 それで、これをなんとか、キンドル本で出版できないか、と考えていたわけです。
「でんでんコンバーター」は、紙の本をキンドル本にすることが出来ますが、音声ファイルを組み込むことができません。また、画像は50枚という制限がありました。また画像の大きさにも制限がありました。(今でもそうかは分かりませんが)

 ところが、ある時、Amazon から、Textbook creator という multimedia にも対応した、キンドル本作成ソフトが無料で提供されていることを知ったのです。どうして知ったか覚えがありませんが、アメリカの Educational Technology のブログやサイトを、いろいろ Feedly に登録していて、いつも読んでいるので、多分その中で知ったのでしょう。
 この Textbook Creator を知ったのは、2017年の10月頃のことでした。後から調べて分かったのですが、Textbook Creator は、2015年に公開されていたのでした。
create3.png

うかつにも、それを知らなかったのは、それまで、”キンドル出版” で日本語で google していたので、日本では、Textbook creator を使ってキンドル出版をしていた人が、ひとりもいなかったようで、検索に引っかかってこなかったのでした。
試しに、”Textbook creator" で google すると、このようなサイトがいくつも出てきます。
create1.pngcreate2.png
ここに紹介されているように、Textbook Creator は、昨年に Kindle Create に統合され、現在はなくなっています。

Textbook Creator を発見して、遅ればせながら、さっそく、Vocabulary & Syntax Series Kindle 本を出版することが出来ました。
3ヶ月ちょっとで、9冊の Kindle 本を出版しました。

Vocabulary & Syntax Series Preposition 2017 11. 02
Vocabulary & Syntax Series Adjective 1 2017 11. 07
Vocabulary & Syntax Series Verb 2017 11. 10
Vocabulary & Syntax Series Info 2017 11. 27
Vocabulary & Syntax Series Noun Phrase 2017 11. 30
Vocabulary & Syntax Series Adjective 2 2017 12. 13
Vocabulary & Syntax Series Of Phrase 2017 12. 21
Vocabulary & Syntax Series Nominal 2018 1. 19
Vocabulary & Syntax Series PhysioPsychological Verbs 2018 2. 09

で、これが、どういうものか、明日以降に紹介しますが、私の知る限り、
Textbook creator と Kindle Create を使って日本で キンドル本を出版したのは、私と、岐阜県図書館の三年目と4年目の講座に参加した人と、私が手伝って出版してあげた人以外には、いないはずです。
なぜか、というと、Textbook creator も Kindle Create も、日本語には対応していない、と宣言?しているからです。
なのに、なぜ、私には出来たか!? しかも、「でんでんコンバーター」よりも簡単に「さるにもできる」ことでした。
ただし、さるはさるでも、日本語しかできない「にほんさる」には、できないことだったのです。
それは、今日のタイトルにあるように、にほんさるにはできないことが、私には出来たからです。
三年目と4年目の講座に参加した人にも、できました。
詳しくは、明日に。

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この記事へのコメント

Y.k
2020年10月01日 12:02
おはようございます。
読めば読むほど奥の深いお話です。
でんでんこんばーた、で初めて四苦八苦した事が懐かしいですが、その後Google document の方がやりやすいと言う声を聞きつつも今だに完成していませんので、先生の驚異的な、かつ鉄人並みの創作エネルギーにはただただ驚いております。
明日のお話も楽しみにしています。
先生のこう言う記事を読むとウカウカしていられないなと自分にハッパをかけたくなります。