コロナ後、オンライン授業はやめて、対面授業に戻る!? 

 
 日本では、コロナによって、学校も大学も閉鎖された状況で、学習を保証するために、オンライン授業が導入されました。
 このオンライン授業は、世界的には、特にアメリカにおいては、コロナ以前から行われていました。
 これについては、
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 このエントリーで、今読み返しても、素人にもわかるように解説しています。
 今一度かいつまんで、説明すると。
 ある時、ある先生が、学校の授業で、教室で先生が生徒に、板書などして説明していることは、これをビデオでとって、生徒が家で見れば済むことで、その代わり、学校では、生徒は先生の話を「受動的に (passive) 」聴く(聴講)するのでなく、個別学習やグループ学習で、自ら進んで Active に学ぶ (アクティブ・ラーニング)をしたほうがよい、と実践しました。その場合、従来教室でやっていたことは、家で、従来宿題などで家でやっていたことは、逆に学校でする、というように、家と学校でやることが、ひっくりかえった(flip した)ので、学校の教室(classroom) ですることが、flipped classroom (ひっくり返った教室)と呼ばれるようになりました。
日本では、これを「反転授業」と、私に言わせれば「誤訳」しました。
 なぜなら、flipped classroom では、「授業」は、これをしてはいかん、ということだったからです。
 「授業」という「けられる」「務}を、「受動的に (passive に)」受け取るのでなく、自ら進んで、active に学ぶ (アクティブ・ラーニング)に flip (反転)しようという話なのです。その場合、先生は教えるのでなく、(というより、教えてはいかんのです)生徒が active に学習するのを、ひとりひとり、あるいは、グループに即して、「対面」で指導するわけです。「対面授業」は、してはならないのです。だから、「反転授業}は、誤訳です。
 
 そして、もう一つ、忘れてはならないことは、flipped classroom では、生徒は、学校へ来なければならないのです。コロナで休校になったら、flipped classroom は、できないのです。

 このこと、逆に言えば、コロナによる休校がとけて、生徒が学校へ戻ってきたら、どうするか、です。

 日本では、どうなりましたか。文部科学省が大学側に要請したのは、「対面授業」を増やせ、ということでした。
小中高レヴェルでは、文部科学省がいうまでもなく、生徒が学校に戻ってきたら、昔ながら、つまり、ギリシア以来の「対面授業」をしています。
 本来は、「オンライン授業か、さもなくば「対面授業というのでなく、
オンライン授業と (授業ご法度の)flipped classroom の組み合わせ、なのです。休校が開けたら、flipped classroom が、復活しなければならないのに、日本では、復活すべき flipped classroom は、コロナ以前には存在していなかったら、「対面授業」に戻っているのです。
 もっとも、日本でも「反転授業」を実践していたし、多分今でもしている学校もあります。
”反転授業” で google してみてください。その実践例や失敗例などが、紹介されています。

 そこでです。せっかく GIGAスクール構想を前倒しして、一人一台端末に(まだなっていませんが)やっとなったのに、コロナが終わったらまた元の木阿弥になって、それらの端末が眠った状態になったら、予算をひねり出した財務省が黙ってはいません。麻生大臣に何を言われるかわかりません。
 そこで、文部科学省も、今年10月、こんなのを発表しました。
 
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 その報告書が PDF で「概要」と「全文」が公開されています。
「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(中間まとめ)【概要】 (PDF:1.9MB) PDF
「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(中間まとめ)【本文】 (PDF:2.7MB) PDF
 目次の前半部分を紹介します。
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 これ、全文しっかり読むのは大変ですよ。一応ざっと目を通したところ、やはり、ITC と GIGAスクール のことは、ちゃんと取り上げられています。
 とりあえず、皆さんも目を通してみたらどうですか。その上で、何が問題か、明日にでも検討してみましょう。

 学校教育の将来のあり方は、日本の将来を左右します。皆さんも、特にお孫さんのある人は、もっと関心を持つべきではないですか。

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