薬のことは、誰に訊くか。医者か薬剤師か?

 知的ライフの中でも、もっとも大事なのは、「生命」つまり「命」でしょう。特に高齢者にとっては、「生活」も「人生」も、命あってのものだねですから。
 私は、大学時代、東京で愛知県人会館で寮生活を送っていました。愛知県各地から東京の大学で学ぶ学生のための寮です。一人部屋はなくて、2人一部屋、場合によっては、一部屋4人、3人のこともありました。そのうち、2年間同じ部屋だった A 君は、昭和薬科大学の学生で、薬剤師を目指していました。すごく勤勉で、何時見ても机に向かっていました。その彼が、いつも言っていたことがあります。「病気を治すのは医者でなくて、俺達の作った薬だからな」と。
 病気になって、あるいは病気を予防するために医者に行くと、医者は薬を出してくれます。それを飲むと、病気が治ります。水戸黄門などの時代劇を見ていると、病人が出ると、誰かが、見たところ黒い丸薬のようなものを出してきて、「さあこれを飲みなさい」と言って、その薬を飲ませます。そうすると、すべての場合において、病人は治ってしまいます。医者などいなくても、薬で治ってしまいます。というのは、時代劇の話ですが。
 現在では、薬というと、大きく分けて処方薬と OTC とよばれるものがあります。OTC は、Over The Counter の略語 (acronym) です。
Google すると、
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このうち、「一般用医薬品」は、ドラッグストアなどで、棚に並んでいるのを、レジに持っていって買う 薬です。アマゾンなどの通販でも買えます。「要指導医薬品」というのは、棚には並んでなくて、薬剤師のいる後ろの戸棚などにしまってあるもので、薬剤師に説明を受けて買うものです。
もっと詳しくは、Wiki があります。

処方薬は、医者に処方箋を書いてもらって、それを処方箋薬局へ持っていくと、出してもらえる薬です。詳しくは Wikiを見てください。

そこで、今日のトピックです。OTC薬は、当然薬剤師に説明して守ればいいのですが、医者が処方してくれる薬について、医者に訊くのがいいのか、薬剤師に訊くのがいいのか、ということです。
皆さんが医者に診てもらって、医者が「いい薬を出しておきます」とかなんとか言って薬を処方してくれた場合、その薬に付いて説明してくれたことありますか。簡単な説明でなく、納得できるまで懇切丁寧に説明してもらったことありますか。
大抵の場合、どういう薬を出してもらったかもわからず、受付で金を払うと、領収書と一緒に、処方箋を渡され、「薬が出ていますから、これを持って(隣りにある)薬局へ行ってください」ということになっているでしょう。
そこで、薬剤師から、薬を受け取るわけですが、その場合担当薬剤師から薬の説明を受けることありますか。
あるなし、は、さておいて、日本における薬剤師の役割というか立場について、こういうことを知ってましたか。”薬剤師” の Wiki に、こんなことが書いてあります。ちょっと長いですが、c&p します。

日本では医師・歯科医師に薬における権限が集中しすぎていて、諸外国と比較して薬剤師は諸権限がない場合が多く、戦後徐々に諸外国並みの権限を持つようになってきているが、現状先進国の薬剤師制度から遅れており薬剤師後進国と言える。ただし、一部の病院・診療所では医師が診察、診断し薬剤師が処方を設計しそれを提案するという「薬物療法の担い手」として活躍している。医師は一般的に自分の専門とする科の薬物には詳しいが、他科の薬まで把握するには時間も労力も必要とするため、薬剤師に専門家としての意見を求める医師も増えてきた。医師が診断のスペシャリストであるのに対して、薬剤師は薬のスペシャリストであり、6年間にわたって薬の作用機序や副作用、相互作用および禁忌などを学んでいる。薬剤師ならではの薬力学的観点での医師への薬物療法の提案や、相互作用については医師にはない薬剤師ならではの知識である。薬物の体内での薬物相互作用や、医薬品の混合の際の化学変化についての予測や対応は、有機化学や物理化学の知識に長けている薬剤師の力が発揮される場面である。特に抗がん剤、抗生物質、精神科薬の分野では薬剤師が薬学的知識を生かして積極的にチーム医療薬物治療にかかわっている。


ということを知った上で、「かかりつけ薬剤師」という制度を知っていましたか。Google すると、
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日本薬剤師会のサイトがあります。

以上、この情報に基づいて、どちらに相談するか、自分で判断してください。私は、この制度が始まった時に、行きつけの薬局の、いつもの薬剤師さんに勧められて、その人を「かかりつけ薬剤師」にして、薬のことは、いつもじっくり相談にのってもらっています。
費用が心配になりますか?
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私の場合、今のところは一割負担ですから、一回20円から30円というところです。2割負担になると、ちょっと増えますね。

ということでした。こういうことは、「知的生活術」の本には、書いてないですね。

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