大統領令とは、どういうもの?知ってましたか?

 バイデン大統領が就任したその日に、多くの大統領令を出して、トランプ前大統領の目玉政策の多くをことごとく reverse (ひっくり返)しました。その時、ブログに書いたように、大統領令というのは、そんなことができるかと、びっくり感心しました。
 そもそも、この「大統領令」というは、初めて知ったことばでした。どんなものか、全く知らなかったですね。新聞やテレビでも、特に解説なかったようです。皆さんの中にも、初めて聞いたという人も多いでしょう。そこは Wiki です。「大統領令」があります。冒頭の定義です。

大統領令(だいとうりょうれい)、大統領命令(だいとうりょうめいれい)、大統領行政命令(だいとうりょうぎょうせいめいれい)、又は、執行命令しっこうめいれい)は、アメリカ合衆国大統領により、アメリカ合衆国議会の承認を得ることなく、アメリカ合衆国連邦政府やアメリカ軍に対して発せられる、アメリカ合衆国の行政命令・行政委任立法。
アメリカ合衆国憲法で明確に規定されているわけではなく、1789年以降、行政官による任務遂行の命令に資するために発せられてきた。

これだけでは、よく分かりませんね。この後、もっと詳しい説明がありますから、自分で読んでください。

この Wiki より、もっと納得できたのは、New York Times のこの記事のタイトルでした。
Screenshot 2021-01-23 at 10.49.34 PM.png
日本では、そして多くの国では、行政府が、何かをしようとすれば、立法府で、法律を作らなければなりません。それには、時間と手間暇がかかります。ところが、アメリカでは、そして、他にもそういう国があるでしょうが、大統領(または国家元首)が、こうせよ、といえば、それが「法律」になって、執行できる制度があるわけです。徳川6代将軍綱吉の「生類憐れみの令」など、大統領令みたいなものでしたね。それを廃止したのは、8代将軍吉宗ということですから、アメリカの大統領令と似てますね。
だから、アメリカの場合、歴代大統領は、面倒な国会とのやり取りを避けて、「大統領令」で自分のやりたい政策を実行したわけです。
Order (命令)すれば、すぐそうなるわけですから、魅力( lure) あるわけです。だから、この記事のタイトルにある
The Lure of Executive Orders: Easy to Implement
だけど、問題はその後です。
but, Just as Easy to Cancel
大統領令は、別の大統領によって、かんたんに(easy) 取り消す(cancel) ことができるようになっているのです。
だから、トランプが後にした White House で、トランプが座っていた大統領の椅子に、トランプが去った後、数時間後に座った新大統領によって、easy to cancel されてしまったのです。
そういう裏話のようなことは、日本のマスゴミでは、伝えてませんね。
こういう話をすると、トランプが、「大統領令」を乱発したような印象を与えますね。
Wiki 英語版には、歴代アメリカ大統領が、どれだけ「大統領令」を出したかのデーターが出ています。
Screenshot 2021-01-23 at 9.02.29 PM.png
皆さん結構出していますね。 The lure of executive ordersには、逆らえないようです。
 この中で、もっとも、その誘惑に逆らって、困難な議会対策で、permanent な立法にこだわったのは、London Johnson と Barack Obama で、その法律が何であったかは、New York Times の記事に紹介されています。興味ある人は自分で読んでください。
 ということで、今日は「大統領令」の話でした。

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