「抜書き」自在の「電子書籍」

昨日紹介した Kindle の機能について、少し付け足します。
検索機能と辞書機能については、以前に紹介した Multimedia Toolbook で制作した digital contents でも、1995 年時点で可能でした。
特に検索機能は、実にありがたいと思いますよ。本を読んでいて、そういえばこのこと前にも書いてあったな、とか、後から、あのことを書いてあった箇所はどこだったかな、と本のページを前の方から読み返した経験は皆さんあるでしょう。そして、見つからなかったことも多かったという経験も。「電子書籍」では、もうそんな苦労は要りません。これは、本当に便利な機能です。

音声読み上げ機能も、前もって録音した音声があれば、簡単にできることでした。
Text to speech という software は、どんどん改善されて来て人の声による録音に匹敵するものになるでしょう。先にも指摘したように、digital は、限りなく analog に近づく技術なのです。

以前から、audio-book というものがありました。今でもあります。当初は、カッセットテープで、CD普及後は、CD で出ています。著者自身が自著を読んでいる場合と、声優や俳優なの朗読専門家が読んでいる場合があります。クリントン夫妻がそれぞれ出版した著書は、どちらも、著者自身が読んでいました。CD の capacity の限度から、2枚、3枚の CD に収録されている場合がよくあります。大抵は紙の本より高い値段がついています。
この audio-book、アメリカでは freeway で通勤する driver に愛用されていました。今でもそうでしょう。私も、大学へ1時間くらいかかって自動車通勤をしている時は、amazon で取り寄せた audio book で、沢山の本を「読んだ」ものです。
「電子書籍」で、text to speech あるいは、人の声での読み上げ音声が、標準になれば、これは便利でしょう。
視覚障害者の人には、点字本が必要ですが、「電子書籍」なら、点字本は、必要なくなるのではないでしょうか。やはり、聴くのでなく、指で「読む」方が、良いのでしょうか。私にはわかりませんが、みなさん、というより、視覚障害者の方が、どう思うかですね。

以上補足でした。

そこで、更に、「電子書籍」ならではの機能について紹介します。昨日箇条書きで5番目まで紹介しましたから、6番目からになります。

6)抜書き
本を読んでいて、気に入った箇所や感銘を受けた箇所を、ノートなどに抜書きした経験は、多くの人にあるでしょう。昔、抜書きを集めた、あのノートは、ちゃんとありますか。私のノートはどこかへ行ってしまいました。私の母も抜書きが好きでした。そのノートは形見として、私の手元にあります。そこには、母の筆跡も残されています。
analog の抜書きには、そういうよさがあります

それは、それとして、自分で抜書きをするのは、結構手間でしたね。それに自分の筆跡は、下手な字の場合、あまり見たいものではありません。
「電子書籍」なら、抜書きしたい部分を cut & paste することが出来ます。
Kindle や i-Pad でそういうことが出来るという説明は、実際には目にしていませんが、少なくともネット上の e-book では、簡単にできることでしたので、「電子書籍」でも、それくらい出来るのは当たり前でしょうし、たとえ、現在の version では、対応してないとしても、今後は標準機能になります。

ノートに抜書きした場合、それが、以前に抜書きしたものと、関連があって、それらと並べておきたいと思っても、そういうことが出来ません。学者など研究者は、抜書きはカードに取って、自由に並べ替えが出来るように工夫している人が多いようです。普通の人には、そんなことは面倒でしょう。
「電子書籍」の cut & paste は、一つ一つの「抜書き」を file として保存しますので、後から、自由に並び替えたできます。それに検索機能を使えば、あのことを書いた「抜書き」は、どこにあったかな、とカードやノートを探す手間なく、一瞬にして見つけ出すこともできます。

私は、日経の電子版を購読しています。以前は、気に入った記事は、はさみで切り抜いでいでスクラップブックに貼っていました。貼るには、のりだ何だと面倒なので、切り抜いだのを、そのまま引き出しにしまっておくこともままありました。結局その方が多くなりましたね。そうすると、後から探すのが大変です。皆さんも経験ありませんか。
電子版では、気に入った記事はクリックひとつで保存してくれます。全部ひとところにまとめて保存してくれます。しかも、自分のパソコンでなく、cloud の彼方のサーバーですので、世界中どこへ行っても見ることが出来ます。先般
Cincinnati へ行っていた時も、日経新聞の電子版を読むことができましたし、保存記事も読むことができましたよ。
「電子書籍」の cut & paste も同じことです。ありがたいことです。

これ便利でしょう。digital さまさまです。
まだまだ、「電子書籍」ならでは、ということは、ありますよ。少なくともまだひとつ肝心要のことがあります。
それについては、また、長い説明が要りますので明日にします。

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