Global citizen vs. Global person

「グローバル・パーソン」のイメージがなんとなく湧いてきているでしょうか。
 実は、質問来ないかな、とわざとふせておいたことがあります。
 それはglobal citizen ということばがありますが、それをなぜ使わないか、ということです。
 Google してみると、
 global citizen 1,800,000
 global person 25,600

 ですから、citizen の方が、はるかによく知られています。
 質問がなかった、ということは、私の global person の説明が適切?で、その意味が理解できたので、なぜ citizen を使わないか、疑問を持たなかった、でしょうか。
 Citizen は、そもそも City State の住民のことでした。それが Nation State になっても、民主政体の場合は、citizen と呼ばれました。
 日本語で、「アメリカ国民」といいますが、英語では US citizen です。
 「日本国民」を、英語でどういうか、ですが、
 日本は、民主国家ですから、Japanese citizen というべきですが、政府の公式文書では、確か Japanese national です。
  日本国憲法の英訳では、日本国民をさすには、もっぱら国民全体としての Japanese people が使われ、わずかに一箇所、Chapter III. Rights AND DUTIES OF THE PEOPLE Article 10. に、個人として、
 The conditions necessary for being a Japanese national shall be determined by law.
があります。
 Japanese citizen は、0 でした。
 「日本国旅券」を持っている人は、第一ページを開いて見て下さい。そこには、こう書いてあります。
 The Minister for Foreign Affairs of Japaen requests all those whom it may concern to allow the bearer a Japanese national to pass freely and without hindrance and in case of need, to afford him or her every possible aid and protection.
「日本国旅券」をもらっている人は、a Japanese national であることを忘れてはいけませんよ。
 
 Google すると、US Nationals が 1,190,000 も hits しますが、それは、「アメリカ国民」という意味ではなく、
Wiki によれば、US Nationals とは、
United States Championships (sporting events)
U.S. nationals, people who owe allegiance to the U.S. but are not U.S. citizens, mostly found in American Samoa

 http://en.wikipedia.org/wiki/US_Nationals
 google するときに、"US Nationals" としたのは、"US National" では、national funds など、national の後に来る語句を含むものも全部 hits するからです。
 「日本国民」は、citizen と national と、どうなっているか、というと。
Japanese citizen 167,000
Japanese nationals 309,000

 この前の Algeria 事件の、英語の報道などは、
Nation mourns deaths of Japanese nationals in Algeria hostage crisis
とか、
Prime Minister Shinzo Abe attended the first meeting of the Verification Committee on the Terrorist Incident against the Japanese Nationals in Algeria at the Prime Minister's Office.
 と、nationals になっています。
画像

 
 「国民」、つまり、nationals は、国境を意識しない「グローバル・パーソン」の、いわば、対極にあるものです。
 だからといって、われわれ「日本国民」は、a Japanese national であることを、拒否するわけでなく、いやだ、というのでもなく、時に応じて、global person という persona (mask) を付けたら、どうか、というのが、このところの entries の趣旨ですl。
 このときに、つい、a Japanese national であって、同時に、「global citizen」 になる、といいがちになります。
 なせ、citizen でなく、person を使うか、というと、
 citizen ということばを使っても、たとへ、US citizen としても、アメリカという国体に属する「国民」に変わりはないわけです。
 Citizen と呼ばれようと、その前に、国の名前がつけば、それは、「一宮市民」「大阪市民」とい都市政体の「住民」のことでなく、国の「住民」で、しかも、national という意味よりも、citizen は、積極的に、国政に直接、間接に関与し、税金を払って、国の財政に寄与し、他の国が攻めてきたら、銃をとって戦う義務もあるのです。更にいえば、「愛国心」も期待されているのです。
 という風に、考えが到れば、global citizen と global person の違いがわかるでしょう。
 そして、なぜ、私が global citizen を使わないか、というわけも。
 
 ここで、やっと(という感じですが)、ネット上にあった、global person の定義(のようなもの)を紹介します。
 なかなかよくできています。
 これは、
How can we be a global person?
という質問の答えとして出ているものです。

A global person is someone who is knowledgeable about the whole world,
not just his or her little corner of it.
To become more global,
one needs to explore other cultures and their points of view.
Travel and study help,
but I believe openness to others is the single most important quality.
http://wiki.answers.com/Q/How_can_we_be_a_global_person


今日のところは、この定義?を噛みしめていてください。
明日は、もっと具体的なイメージを、提案?します。
だんだん暖かくなってきました。心の中も暖まることを、考えるといいですね。「グローバル・パーソン」になると、心が暖まるかな。言うまでないか。

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