「国際教養」、ワインでの乾杯、グラスの合わせ方、音の沙汰はどうなるの?

 昨日予告したように、「グローバル・パーソン」 のための 「国際教養」 は、どんなものか、具体的な話に、今日から入ります。
 その手がかりとして、最初にも書いたように、私が35年前に、東海女子大の新学部のために作った 「国際教養学部カリキュラム」 案を手がかりに始めます。 点描画ですから、点々とした話になります。 最後はちゃんとまとまって絵になります。
 あのカリキュラムは、アメリカ大統領夫人になっても、こまらないような 「国際教養」 を念頭にありました。 嘘でないですよ。 まじめに考えていましたよ。
 アメリカ大統領夫人といえば、国賓としては初めて来日したオバマ大統領は、ミッシェル夫人同伴でなかったので、色々物議がありました。
 大統領夫人といえば、「内助の功」 として、家にいるだけでなく、他の国への公式訪問には、ちゃんと付き添って行かなければなりません。 国賓として行けば、日本の場合は、天皇陛下招待の宮中晩餐会にでなければなりません。
 国際的なプロトコルでは、正餐の料理は、フランス料理とい言うことになっています。 フランス料理といえば、ワインがつきものです。
 晩餐会は、乾杯 (英語では toast) で始まります。 その時、どういうか、ですが、英語の場合は、"Cheers", フランス語の場合は "à votre santé", ドイツ語では、"Prost" か "Zum Wohl", イタリア語では、"Salute", 北欧の国では、”Skal/Skaal"、 これ、このサイトを参考にしています。 他の国については、そのサイトをみてください。
北欧の国々の ”Skal/Skaal" は、頭蓋骨のことで、昔Viking は、殺した敵の頭蓋骨に酒を満たして 「乾杯」 したのです。 ちなみに、彼ら・彼女らは、食事中何度も ”Skal/Skaal" と 「乾杯」 します。 そして、文字とおり飲み干します。
 私は、岐阜県国際交流団体連絡協議会事務局長を10年以上務めていました (無給で)。 その役目のひとつは、パーティの時に乾杯の音頭を取ることです。 国際交流団体の集まりですから、各国の人が パーティ に出ています。 出席者を確かめて、いつも数ヶ国語で 「乾杯」 の音頭を取っていました。
 映画 『カサブランカ』 に、『君の瞳に乾杯」 という有名な台詞があります。 あの時の 「乾杯」 は、どういうことばだったか。 あれは、日本の字幕製作者の、言ってみれば傑作で、実際のセリフは、
"Here's looking at you, kid."
 で、わからないことがあります。 宮中晩餐会の時、主催者の天皇陛下は、「乾杯」 という音頭を取られているのか、あるいは、Obama 大統領の場合は、敬意を評して、”Cheers" と行ってみえるのか。 出席者は、その音頭に唱和してたでしょうか。 知っている人教えてください。

 それは、それとして、「乾杯」 の時に、ワイングラスを合わせますが、その時、カチンと音をさせてはいけない、というのが通説になっています。 ネット上でも議論されています。
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 RIEDEL は、世界的に有名なオーストリアの glass manufacturer です。
 そのホームページにこんなことが載っています。 
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そして、答えは、
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 ワイングラス製造者が言うのですから、こちらを信用したほうがよさそうです。 ただし、軽くカチンという程度でしょうね。 ガチャンでは、だめです。 その辺りは常識で判断できます。
 シャンペン・グラスの場合は、むしろ、音を立てるのが普通になっています。
 シャンペン・グラスは、二種類あって、英語では、saucer と flute と言います。 後者は、楽器の flute と同じです。
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ビールの場合、ジョッキで飲むときは、ガチャンというくらい音を立てて合わせますね。
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「ジョッキ」 は、和製英語で、英語では、beer mug で、昔は、ガラス製でなく、下の画像のような、今でもドイツに行くと見かけますが、陶器製の mug でしたから、ガチャンとやっても割れなかったのでしょう。
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ついでながら、この画像に ”Prosit" という文字が見えます。
ドイツ語では、 Wein の時は、"Prost", Bier の時は、"Prosit" と区別しています。
 話が、点々としました。 今日は、「乾杯」 だけで終わります。 明日は、「乾杯」 の時のグラスの持ち方です。 そんなこと知っている、という人が多いでしょう。 明日は、天皇陛下がどのように持たれているか、紹介しましょう。

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