世界には、様々な deities がいた。今もいる。

お待たせしました。先日の英作文の回答です。私なら、
There are 8 million deities in Japan.
 とします。
"神 英語" で google すると、
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 God しか出てきません。下の方に「他2件の翻訳」とあります。それを tap すると、
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deity が出ています。あまり馴染みがないかもしれませんね。どれくらい使われているか、私の Kindle reader に入っている英語の本、文献で search してみました。400近い英語の本や文献が入っています。
 search する場合、deity でも deities でも、結果は同じです。
 Hits 数は、全部で 129 でした。もっとも多く hit した本は、Works of Alexandre Dumas (全集です)で 32 箇所で使われています。次に多いのが、Apology, Crito, and Phaedo of Socrates (「ソクラテスの弁明」です)19 hits. Shakespeare 全集にも同数の 19 hits がありました。全集ですよ。肝心な Bible では、6 hits しかありません。
 Deity に関連する形容詞に divine があります。Dante の The Divine Comedy を調べたら、たったの二箇所でしか使われていませんでした。

 ところで、Shakespeare 全集と言い、Bible と言い、あるいは Alexandle Dumas 全集をどうやって調べたか、と知る人ぞ知っているでしょうが、知らない人は不思議に思うでしょう。この事を調べるのに5分もかかってませんよ。
 Kindle reader の search 機能で、
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 Search を tap すると
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"search my items" をtap すると、たちどころに結果が出てきます。
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 この機能、Kindle app にはなく、専用の Kindle reader だけです。Kindle app では、個々の Item については、word search ができます。
 そこで、Nexus 7 の Kindle app に入れてある下のような本で deity がどれだけ使われているか、一冊づつ調べてみました。
 
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そうしたら、これらの本の中で、deity が出てきたのは、The Autobiography of Benjamin Franklin にだけ、それも一回出てきただけでした。このリストにある Divine Comedy も、翻訳が違うので一回も出ていません。(余談。いろんな本を読んでいる、というか、読みさしているでしょう。Kindle なればです。)

 この結果を見ると、英語の本を読んでいても、あまりお目にかからない単語のようです。だから、知らない人も多いようですから、いろいろ紹介しましょう。
 まず、語源です。
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 c1300 というと、キリスト教がローマの国教になって、ヨーロッパ中に普及して以後のことですね。
St. Augustine が作ったという話ですね。「異教」の divine existence の事を言うのに God と同じ god を使いたくないので作ったのでしょうか。詳しい人教えてください。
 
 Wiki でもっと詳しく調べてみましょう。
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Deity というと、こういうイメージらしいです。
 Lists of deities という entry があります。
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 A long list of deities があります。どんどん Scroll down します。
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 どういう deities が、list up されているか、一部を紹介します。
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 七福神も出ています。
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キリスト教に「征服」されるまでは、ヨーロッパには、ギリシャ・ローマだけでなく、各地にいろいろな deities がいました。それらも list up されています。
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それぞれの deities を tap すれば、ヨーロッパ各国の土着の deities のことがわかります。
 これほど、各種各様の deities がいたのに、それを全部 pagan として排斥し、唯一神 God に帰依するようにせまったから、キリスト教やイスラームというのは、(後は言うまい。)
 
 pagan の語源は、
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この pagan、日本語で「異教徒」と訳してますが、本当の元の意味は、「田舎者」ということです。ローマの外れた辺境の、God とは違う deities を信仰している「田舎者」という蔑称なのです。
 日本人を Pagan と呼ぶのは失礼ではないか、と、昔あるアメリカ人と議論して、あれこれいうのを言い負かしたことがありますが、彼女(女性でした)pagan のもともとの意味を知らなかったようです。
 
 これらの deities の紹介の時に、その deity が、人間、または、「風神」「雷神」のように擬人化された姿をしているときは、god (God ではないですよ)を使ってます。

 ながながと、deities を紹介してきましたが、ことはキリスト教徒の書いたものが多い、英語の本では、deity/deities は、滅多に使われていませんが、世界中には、こんなに沢山 deities がいたし、今もいるわけです。現にこの日本にも。だから、それらの「神」を英語で紹介するときは、deity/deities を使えばよいのです。
 ガッテン、しましたか。

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