朱に交わって朱に染まれ。キンドル本出版で peer learning.

今日の肝心な話は、peer learning。ですが、それって何? という人が多いでしょう。
私が、このブログで初めて peer learning について書いたのは、2012年7月4日です。
そのブログ記事に対して、気持玉ゼロ。No comment。
その次の7月6日の記事は、気持玉1。No comment。

そして、再び peer learning について書いたのが、2013年4月2, 3, 4日の三回。
次の3つです。URL が埋め込んであります。
Peer learning 再訪。それは、peers から始まった。
気持玉1。No comment。
 この記事には、2012年の二つの記事の URL が貼ってあります。
Peer Learning。その「さわり」。SF流解説付き。
気持玉ゼロ。No comment。
Peer learning のゆくへ。SF流占星術で占う。
気持玉3。No comment。
 説明すべきことは、全て上記ブログエントリーに詳しく書いてあります。
しかし、あれから7年も経っています。最近の傾向はどうか、Google したら、
Stanford University のサイトがありました。
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 この説明分かりやすいですね。
 Peers とは、「仲間」ということです。生徒たちは、仲間内で学び合う、ということです。

 皆さんの、小中高校時代を思い出してください。教室に、教壇に向かって並べられた机に座って、先生の話すことをひたすら聴いて、先生が板書することをひたすらノートに書き写す、そういう作業がほとんどでしたでしょう。
 それは、言ってみれば学習の消費者行動です。そういう状態では、仲間が、何をどれだけ消費したか目に見えて分かりません。また、消費活動で手に入れたものを、ちょっと分けてくれ、と言っても、互いに成績を争っている状態では、おいそれとは、分けてくれないでしょう。

 そういう状態に対する反省から、アメリカで生まれたのが peer learning という考えでした。これは何も難しいことでなく、学校外の子供の行動を見てみると、遊びや競技をしている中で、子供は仲間どうして学び合っているのが観察されて、これを学校での学習活動に取り入れたら、と教育学者が思った、ということです。
 こういうことばを使わなくても、日本でも、グループ学習と言って、机の配列をグループで向かい合うようにして、グループ活動で学習する、という動きもありました。しかし、それは自発的なものでなく、あくまで教える側が消費させようとする学習内容を、グループで同じものを消費する活動でしたでしょう。

 昨日、とりあえず例に出した美術や音楽の創作活動をキンドル本で出版すると、どういうことになるか、というと、
「出版」は、英語の publish の訳語です。この訳語は、publish の本来の意味を伝えていません。
 Publish は、public にする、ということです。つまり、みんなに伝える、ということです。みんなの中には仲間 peers います。
 皆さんは、学校時代、自分の学んだことを、自分はこういうことを学んだよ、こういうものを作ったよ、と publish つまり、みんなに伝えましたか。伝えたいと思ったとしても、そうする方法がなかったですね。
 それが、アフターコロナで思いがけなく校内 Wi-Fi が整備され、 Chromebook が手に入り、Amazon の Kindle Create で、Kindle Direct Publishing ができるようになったのです。
 そうなると、昨日の美術の例を取れば、キンドル本で publish された、クラス仲間の作品を見て、こういうやり方があったか、とか、こういうものを自分も作ってみよう、ということになるのが自然でしょう。そう思うだけでなく、そういうものを作った仲間に、これどうやってするんだ、教えてくれ、と peer learning が始まるわけです。嫌だ、教えてやらん、という意地悪は、仲間ハズレになりますよ。
 Peers は、同じクラスの仲間とは、限りません。隣のクラスのキンドル本も見ることができます。一緒に通学するグループの上級生の、自分たちより進んだ作品も目にすることができます。ねえ、これどうやって作った、と学校の行き帰りに尋ねることもできます。上級生は喜んで教えてくれるでしょう。Peer Learning は、いつでもどこでも、学校の外でも起こります。
と、こんなことが起こらないか、と想像をたくましくしているのですが、皆さん、どう思います。
Wi-Fi が整備され、すべての生徒が Chromebook をてにできるようになった学校が、どれくらいあるか知りませんが、そうなったか、もうすぐそうなりそうな学校の校長先生、ひとつ、考えてみたらどうですか。相談に乗りますよ。

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