Digitize と Digitalize と Digital Transformation 3つの違い。

 デジタル教科書が、キンドル本になると、現在のようなデジタル教科書と、何が変わってくるか、ということを考える前に、今日のタイトル、
Digitize と Digitalize と Digital Transformation 3つの違い。
 を考えてみたい、と思います。
 先ずは、全2者、Digitize と Digitalize の違いです。この両者、日本語では、どちらも「デジタル化」と訳されていて、違いをわかりにくく、というか、意識されないようになっています。
”Digitize Digitalize の違い” で Google すると、
Screenshot 2020-11-15 at 11.01.07 AM.png
 一番上のサイトにある『図解コレ一枚でわかる... 」を見てみると、

Screenshot 2020-11-15 at 11.02.53 AM.png
なるほど、分かりやすいですね。
では、このことを、デジタル教科書に当てはめてみると、
「紙の教科書」を「デジタル教科書」にするのは、Digitize ですね。
つまり、紙の教科書というアナログのものを、デジタルにしたわけで、デジタル化(digitize) になるわけです。

 「デジタル教科書」が出来ると、それを読むのに、パソコンなどの端末が要ります。授業や学習の仕方も変わってきます。
電子黒板なんかを使い始めます。そうなるとアナログの板書は必要なくなります。文字や図表がデジタルで表示されます。
つまり、授業や学習が digitalize (デジタル化)されるわけです。
では、デジタルトランスフォーメーション (以下DX)は、どういうことか、が次の問題です。

 ここから、話が少しややこしくなります。
現在の、紙の出版社が出版しているキンドル本は、すべて紙の本を digitize (デジタル化)したものです。

一方、私に限らず、キンドルダイレクトパブリッシング(以下 KDP)で、出版されたキンドル本は、紙の本なしで、最初からデジタルとして出版されたものです。つまり、digitize (デジタル化)されたものではないのです。
ですから、紙の本では不可能だったこと、例えば音を出すとか、web 検索ができるとか、デジタル世界でしかできない機能を色々組み込んでいます。
これは、言ってみれば、本と言うものを digitalize して、紙の本とは、全く違ったものを出版した、ということです。

そうなると、DX は、どうなるか、というのが、次の問題です。
DX=Digital transformation は、「デジタル変換」などと訳されていますが、そういう訳をつけるから、何のことか分からなくなるのです。
Transform は、trans+form
です。
Trans は、transport, translate, transition, transaction などで、使われています。共通する意味は、「変わる」です。
Transform は、form (形)が変わる、ということです。

DX は、digitize あるいは、digitalize された物によって、従来、そういうもので行われていた行為や行動の形が変わってしまう、ということです。

デジタル教科書の場合は、こういうことになるでしょう。
先ずは、紙の本をdigitize した「デジタル教科書」では、digitalization は、先述のように起こりますが、DX は起こりません。
なぜなら、黒板は digitize されたものが’以前として残り、先生がそれを使って説明したり、生徒は、教室に座って「授業」を受けるという形( form) は、trans していません。

ところが、digitalize したキンドル本の「デジタル教科書」なら、生徒はスマートフォンで見ることができます。
Hypertext ですから、先生に教えてもらわなくても、自分で学ぶことができます。
つまり、先生が要らなくなるし、いつでもどこでも学べるから、決まった時間に、教室(教える部屋)という先生が君臨する部屋に集まる必要もなくなります。同じことを一斉に同じペースで学ぶムダもなくせます。
つまり、学習の form (形)が、trans するわけです。
 教科書(もはや教科書とよぶより学習書と呼ぶべき)の degitalization (紙の本のdigitize でなく)が、このようなDX をもたらすわけです。
もっとも、まだ、そうなってはいませんし、degitalize された学習書 も出ていません。
 
 こんなことを考えるのに、下記サイトは参考になります。
https://lastrust.io/2020/05/19/dx-digitalization/

 現在のところ、DXについては、それぞれの人が、それぞれ活躍する場で、どうするか、いろいろ試行錯誤し、いろいろ進化しています。
が、学校教育だけは、その DX について、真剣に考えている人は、見つかりません。ひょっとして私だけかも。

 しかし、私だけが考えて、このブログで書いていても、読む人は、多いときでも40人足らず。これでは、学校の DX は起こりません。
デジタル庁に入るという民間人で、こういうことを考える人がいることを願うのみですね。
 歌舞伎役者坂田藤十郎さんが、88歳で「老衰」でなくなりました。私は現在84歳、いつまでも生きてはいませんね。
今のうちに、絶版、廃版のない(自分でそうしない限り)キンドル本をどんどん出して、あの時代に、こんな先見の明のあることを言っていた人がいたな、と記録に残しておきますかな。
 今日は最後、おかしな締めになりました。今日も快晴、Have a nice Sunday afternoon!

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