「マスクとmaskと鼻眼鏡」と鼻の「隠しきれない関係」

多分今日で鼻関係の話しは終わりです。やはり「見てみなわからん」物事を集めてみました。
先ずは、以前にも書いたことの復習から。
流感がはやり始めると、皆さん「マスクをはめます」。英語で wear a mask と言ったら、英語国民は、どういう様子を思い浮かべるでしょう。
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もっとも思い浮かべるのは、こういう姿でしょう。
これは、Venezia の Masquerade Parade に参加する人達です。
一番左の人達のように、顔全体を覆う mask を wear している人もいますが、主流は、「鼻出し」mask です。
更に mask だけ見てみるとよく分かります。
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日本でお面というと、こういうものですね。基本的に顔全体を覆うものです。
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もうお分かりでしょう。nose の突き出ている欧米人では、顔全体を覆うお面では、鼻が邪魔になります。だから、「鼻出し」mask になるのです。
そこで、日本語で「マスクをはめる」の「マスク」は、こういうのですね。もう20年ほど前ですが、風邪に関するテキストを書いたときに、この日本のマスクを英語でどういうか苦労しました。結局その時は、surgical mask というしか仕方なかったですね。surgical は、surgery、外科手術の形容詞で surgeon が surgical operation をする時に wear する mask のことです。当時は、そしていろいろな国では今でも、日本のような mask を日常に wear する習慣がなかったのです。やはり、「高い鼻」が邪魔していたのでしょう。
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それが、10年くらい前ですかね。アジアで香港風邪が大流行した時、香港やシンガポールの人達が、いっせいに日本式mask をはめました。その時の英字新聞に載った、人々がマスクをしている写真の説明文では、まだ、surgical mask を使っていました。
それがですね。数年前でしたか、メキシコで豚インフルエンザ pig flu が大流行し、それが、アメリカ西海岸にまで広がった時、Californians がいっせいに「マスク」をつけ始めました。そうなると、surgical mask では、おかしいとやっと気づいたか、flu mask、更には、もっと限定して pig flu mask という呼び方が普及しました。
そして、やはり、「見てみな分からんて」ですが、その flu mask は、日本のマスクとは違って、鼻のところが出っ張った下の画像のような mask でした。ちゃんと規格があって、要するに、高い鼻の隙間から、virus が入り込まないように、鼻の周辺もすっぽり包む flu mask でなければいけないというわけです。
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皆さん気がついていますか。日本でも最近「鼻の高い」女性も増えているせいか、昔からの扁平な「マスク」と違って真ん中が膨らんだ「マスク」が出回っていることを。
だから、「マスクをはめる」を英語でいう時は、We wear flu mask when a bad case of flu is going around.
とでも言わないと、masked ball か、masked parade に出かけると思われてしまいます。
ところで、flu mask でなくて、face mask を使っている場合をみかけましたが、face mask は、酸素吸入と時などに鼻の部分につける mask のことですので、flu mask の方が、正統です。
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余談ですが、mask には、gas mask もあります。
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鼻のついでに、もうひとつ鼻にまつわるモノです。
日本では、「鼻眼鏡」なるものは、めったに、というより、殆ど見かけません。欧米映画で、特に19世紀を舞台にしたもので、見かけることがあります。英語では、というより、フランス語が使われますが、Wiki の説明を引用します。
Pince-nez (pronounced /?pansne?/, /?p?nsne?/[1], or as French [p??s?ne]) are a style of spectacles, popular in the 19th century, which are supported without earpieces, by pinching the bridge of the nose. The name comes from French ? pincer, to pinch, and nez, nose.
下に画像があります。
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普通の眼鏡は、ツルを耳に挟んで、支えていますが、鼻眼鏡は、ツルがなくて、鼻で支えます。
というと、分かったようですが、「鼻で支える」というと、鼻のどこで支えると想像しますか。よく、眼鏡がずり落ちそうになって鼻先に引っかかっているのを実際や映像でみることがありますが、鼻眼鏡をそんな風に鼻先で支えていては、眼鏡のレンズがずれて、よく見えないでしょう。
引用した説明を読めば分かるように、あれは、bridge of the nose に挟む pinch して、支えるわけです。そういうことは、high-bridged nose の欧米人にのみ出来ることで、low-bridged nose の日本人やアジア人には、できないことです。だから、ASEAN諸国では、鼻眼鏡ははやらない。
「見てみな分からん」でしょう。
そうそうもうひとつあります。最近の子供は雪が降ると家の中に閉じこもって、外へ出て「雪だるま」を作ることをしないようです。この近辺では雪が降ってもとんと雪だるまを見かけなくなりました。
あの「雪だるま」、英語では、snowman と言って、snowwoman は、いませんね。
伝統的な「雪だるま」を作る時に必須の item に「たどん」があります。あれを「雪だるま」の顔の真ん中にはめ込んで「鼻」にするわけです。ですから「雪だるま」の鼻は、丸いのが、正統です。そもそも「達磨さん」の鼻は、丸いですからね。
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ところが、西洋の snowman の nose は、たどんでなく、carrot を使うことが多いようです。そうすると、long nose になります。
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鼻の形状の違いが、「雪だるま」と snowman にも現れています。
見てみな分からんでしょう。納得しましたか。
「鼻ことば」の英語版で、で肝心なのが抜けていました。
"her nose is flat" 6,800+"her flat nose" 26,900=33,700
要するに、「鼻が低い」に当たるものですが、どういう鼻が flat かどうかは、「見てみなわからん」ですよ。

これで、「鼻くそ」から始まった「鼻シリーズ」やっと終わりました。鼻のつかえがおりました。お疲れ様でした。

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