「患者様」たちよ、Evernote で団結せよ。

このブログの主題は 「英語学習もろもろ」 です。 痛風の話が、英語学習とどういう関係があるか、訝しく思う人もいるでしょう。 大ありなのです。 いずれ分かります。
 私が、東京の愛知県学生寮で、学生生活を送っていた時のことです。 2年生と3年生の2年間同室だったA君は、薬科大学の学生でした。 実に勉強家で、寮に居る時は、いつも机に向かっていました。 その彼が、ある時こんなことを言ったのを今でも覚えています。
 「医者が病気を治すというけど、あれは、みんな薬が治すわけで、われわれが治してやっているのだよ。」
 その時は、でもやはり医者が治してくれるのではないか、と思いましたが、反論するだけの理屈も持ち合わせてなかったので、「そういうもんかな」 と生返事をした覚えです。
 更に、こんなことを言いました。 「薬が実際に効くかどうか、試すために、あらゆる病気になってみたいものだ」
 そのA君、卒業後は福島県警の鑑識課に就職しました。 彼の野望はどうなったのかな。
 若い時は、あまり医者とは縁がなかったので、A君の言も忘れていましたが、年を経て、医者通いが増えると、彼の言ったことが、妙に生々しく思い出され始めました。
 医者通いの経験のある人なら、ちょっと振り返ってみれば、納得できるでしょう。 1-2 時間待ち、3分(以内)診療で、医者がしてくれることは、聴診器をあて(それもしない医者がおおいらしい)、血圧を測ることくらい(それもしない医者がいるらしい)。 そして、必ずすることは、薬の処方を書くことです。 prescribe medicine. 毎回同じ薬を処方するだけなのに、請求書を見ると、処方代が結構かかってますね。 処方はしますが、それがどういう薬なのか、説明してくれる医者は稀です。 薬局で説明してもらえ、ということなのでしょう。
 医者にかかるというのは、どうやら薬を買いに行く、という感じになっています。 何しろ、医者が相手をしてくれるのは、3分いないですから。 そうなると、「病気を治してくれるのは、医者ではなくて、薬」 と言ったA君の言葉が思い出されてきます。
 
 「毒にも薬にもならない」 と言います。 薬は本来「毒」なのです。 だから、使い方を間違えると 「毒」 になります。 「使い方」 というのは、「医者」 の立場で、患者の立場では、「飲み方」 とでもいうのでしょうか。 従来、こういう言い方がなかったですね。 ということは、どういう薬を、どのように飲むかは医者の言うままだったのです。
 私が医者まかせで、サロベール錠を飲んでいたら、痛風が収まるどころか、尿酸値が急激に下がりすぎて、発作を繰り返す羽目になりました。
考えてみれば、そもそも医者は、自分のかかったことのない病気に、自分の飲んだことのない薬を処方しているのです。 A君が、薬が効くかどうか、あらゆる病気になって、あらゆる薬を飲んでみたい、と若気のいたりの正義感で言いましたが、医者も薬屋さんも、そんなことをするわけにはいきません。
 となると、実際に病気になって、痛い目も辛い目もしている 「患者様」 が、ここは、自分が実験台?になっているわけだから、処方された薬がどのように効いたか、あるいは、効かなかったか、それどころか、よけい病状が悪化したか、そういうことを、患者仲間に知らせる必要があります。
 私が痛風について調べたように、ネット上には、各種の病気や薬についての情報が豊富にあります。 そして、それらを収集して整理する、Evernote のような、便利で使いやすくて、無料の tool があります。
 人は年を重ねるといろいろ病気が出てきます。 各種統計によれば、高齢者の医療費が、毎年増えています。 65 ¥歳以上が、一応高齢者ということですが、今年 65歳になったのは、昭和 20年生まれです。 今後高齢者の仲間入する人は、会社や役所などで、ITC に馴染んだ人たちが、年毎に増えてきます。 Intelligence の高め?の高齢者が増えてきます。 そういう人たちが、自分が 「患者様」 になった時に、私がしたように、web を検索して、自分の病気についてのサイトを clip し、Evernote などで、情報を整理して、「同病」 の人に情報提供をしたらどうでしょうか。
 「同病相哀れむ」 のでなく、「同病相集う」 のです。 実際に顔を合わせなくても、ネット上の virtual salon に集えばいいのです。 そこに、自分たちの病気についての collective intellingence が生まれます。「集合知」 です。 (このこと、以前の blog で強調して取り上げてあります。)
 とにかく、実際の病気になった人間の方が、ならなかった医者より、その病気についてはよく知っていることがあるでしょう。いわんや、ネット上で得られる専門的知識で武装?すれば。
 「患者様」 と敬称で呼ぶなら、医者は、もっと 「患者様」 を敬って、患者様から学ぶべきではないですかな。 こんなこと考える人は少ないか。こんなこと言うと、医者に見放されるかな。 私の場合、姪夫婦が内科医で、甥が歯科医だから、見放されることはないだろうと、安心していますが。
 この過激な話、明日もう少し続けます。今日は日曜日なので、この辺で。

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この記事へのコメント

takkk
2011年10月02日 22:01
物事はやはり、すべて、理論より実践がまずありきですね。病気もかかったひとこそ、その薬の効果や治療法について、体で語れるように思います。そういえば、うちの職場の養護教諭の先生にSF先生のブログを紹介しましたら、SF先生の文章表現にとてもおもしろく、好感をもたれたとのコメントをいただきました。

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