今日は、through の巻。 「スルー」 と言わないで。耳苦しい !

ハンバーガーショップなどは、ドライブスルーのところが多いですね。
この 「スルー」、なにを 「スルー」 するのか、あまり意識もしないで、結構日本語の中でよく使われいます。

高速道路のETCスルーゲート
鉄道のスルーパス
スルーカード
スルーネットピンポンというのもあるそうです。
ビジネスなどの場面で新しい思考法を考えるブレイクスルー

これらの 「スルー」 が英語の前置詞の through だとは、案外気づいていない人が多いのではないでしょうか。
まず、発音が違います。 through の最初は、[θ]の音です。 thick, thin, think, thing と同じです。
「スルー」 は、サ行の su で始まっていますから、大違いです。
あれを、日本語式に 「スルー」 と [s] で発音したらダメです。

この前置詞、日本人英語学習者にとって、あまり馴染みのないものでしょう。
中学・高校の英語の教科書にも、あまり出てきません。

しかし、日本語で使われている例から、「スルー」 の意味が何となくわかりますね。
要するに 「するっと」 通り抜けることですね。 だから、「スルー」 とおぼえればおぼえやすいかも。

「~から~まで」 と言う時に、from -- to を使って、例えば、from seven to ten とか、from Tokyo to Osaka のように言います。
to の代わりに through を使うことがあります。 その場合 through の後には、last~ となることが多いようです。
例えば、
Do you always read books from the first page through the last page?
Do you always enjoy eating from the first through the last courseof a meal ?
The pay period of a part-timer is usually from the first through the last day of the month.

つまり、 through を使うと、最後までずーと通してという感じが出るわけです。
これは、なかなか英語的な感覚ですので、こういう言い方をおぼえるといいですよ。

この through の最後までという感じが、副詞的に使われると、「最後まで来てしまった。もう終わりだ」 という意味になります。
Jesus Christ Superstar という有名な musical があります。最後の方の場面で十字架 cross に架けられた Christ が、悲痛な叫びをします。
I have got no kingdom in this world, I'm through, through, through.

through の後に with が来ると、with の後のことが終わったという意味になります。
Marilyn Monroe が、>Some like it hot</span> (紳士はお熱いのが好き)の中で歌う歌に、
I'm through with love.
というのがあります。
こんな風に始まります。
I'm through with love
I'll never fail again
Said adieu to love
Don't ever call again


"I'm through with you"
これは、どういう意味か、分かるでしょう。 でも、男が言ったか、女が言ったか、分かりせんね。
そこで、
"I'm through with her" 61,900
"I'm through with him" 90,200
どうやら、女からの別れ話が多いようですね。

下の画像は、SF Modular System で through を学習するときの Chart です。
画像

The arrows are flying through the air.
The traffic police is chasing the speeder through the traffic.
The boy is peeping through the hole. (Peeping Tom です)
The construction works are digging the tunnel through the mountains.

実際には、animation で動くようになっています。
どうですか、through の感じでてるでしょう。

こうして見てくると、だんだん through に親しみを持って来たのではないですか。
そうなれば、いろいろ英語を読んだり聞いたりすると、今まで気づかなかった through の姿に気づくはずです。
through と仲良しになりましょう。 そうすれば、あなたの英語は、もっと英語らしくなりますよ。

この例に限らず、前置詞は、工夫すれば、「一見」 で分かる場面を見せることができます。 それを、ことばや例文だけで 「百聞・百読」 さえているので、前置詞を使いこなせるようにならないのです。

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