西洋では「鼻橋」 の高低・長短が問題。日本人には「鼻先」の高低が問題。

 日本髪に和服、ちょん髷に着物の日本人には、「低い」鼻はなく、西洋風の髪型や装いの西洋人には 「高い」鼻もなかった、という説を、昨日開陳しました。
 だから、英語では、high nose, low nose, long nose という組み合わせは、特別な場合にしか使われない、のですが、
nose に関して、high, low, long がよく使われる場合があります。
それは、nose bridge の形というか見かけを、describe するときに使われます。
nose bridge と言っても、どこの部分かピンと来ない人も多いでしょう。
日本語訳は、文字とおり 「鼻橋」で漢語読みで、「ビキョウ」です。
「ビキョウ」なんて言われても、なんのことかわからないですね。「はなはし」と言われても、そんなことばはないし。 一見すると、
bridge (橋)というと、つい横向きのものを思い浮かべてしまいます。2つの画像で、bridge と名付けられている部分は、目と目の間の部分には違いありませんが、eye と eye の間にかかっているのでなく、forehead (額)と nose (鼻)との間にかかっている bridge (橋)なのです。
この bridge に高低の差や長短の差があるのです。西洋人の鼻には。
日本人には、少なくともちょん髷、日本髪時代の日本人には、bridge に差がなかった(らしい)ので、日本では、そもそも nose bridge の存在は意識されてなかったのです。医学用語で「鼻橋」があり、医学用語の常で漢語読みして 「ビキョウ」と読んでいたとしても、普通の人の耳に入ることはなかったのです。
 では、nose bridge が、high, low, long でどいう見かけになるか、「一見」してみましょうか。
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右から、high bridge, long bridge, low bridge です。 違い、わかりますか。low は、なんとなくわかりますが、high と long は、どうちがうのでしょうか。そこで、この3つの特徴を、よく表している個々の画像を見てみましょう。
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こうしてみるとよくわかります。一番左の high bridge は、bridge 部分が、short です。真ん中の long bridge は、確かに long ですね。low bridge は、一目瞭然です。
 そこで気が付きませんでしたか。nose bridge には、high, low, long の差があるのに、日本的感覚でいうところの 「鼻の高さ」の指標となる、tip of the nose、つまり、nose の一番高いところについては、ほとんど差がないことに。一番右の low bridge の女性でも、tip of the nose の「高さ」は、high bridge, long bridge の nose と変わらないでしょう。
 そこへ行くと、日本的感覚の 「低い鼻」は、「鼻ぺちゃ」と言われますが、google してみると、
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確かに tip of the nose が low ですね。
 江戸時代以前は、日本人の鼻がみんなこういう風ではなかったか、と思いますが、What do you think?
ところが、生活様式の洋風化や、産婆さんに変わって、産科医が、出産を病院や医院で手がけるようになったせいか、どうかわかりませんが、「鼻の高い」日本人が結構ふえてきました。
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この「産み方」の影響の説は、まんざら根拠のないことでもないですよ。欧米人の顔は、日本人に比べて、長いですね。アメリカで出産した日本女性の子供には、長い顔の子女が多いのです。皆さんの周りにもそういう人いませんか。
 ということで、西洋人の鼻には、bridge の高低、長短が問題になり、日本人には、tip of the nose の高低が話題になる、という 「ものしり帖」でした。

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