あの手この手の「読み」ストラテジー・スマホ術。やってみませんか。

 英文「読み」グセをつけるためのストラテジーは、Kindle で終わるものではありません。
次々と、「前代未聞の」次の手が繰り出されます。
 Kindle で「音無し」の構えで、大脳にやさしい英文を、わからない単語は気楽に調べて、そのわかりやすい、親しみのある内容を読んだ後、次のステップとして、Evernote 版で、同じ英文を読みます。
 今度は、「音あり」です。
画像
Kindle 版と違って、いくつかの部分にわけてあります。
 一番上の「音声クリップ」を tap すると、この文を「女の子」が読み上げてくれます。この場合、その音声の後に声を出して読む (read aloud)するようなことはしません。黙って聞きながら文章を目で追います。
 ここでは、Yumi が自分のことを語るのでそれを聴きながら、その文章を「黙読」するのです。
 Yumi の語りはどんどん進みますから、目は文章を後へ後へと追わなければなりません。学校の授業でやるように、行きつ戻りつ、訳しながら聴いていたら、追いつきません。とにかく訳している隙はありません。脳は、先へ先へ進むのに慣れていきます。
 
 ここで大事な余談です。
 アメリカ(に限らず英語国)で生活した人が、例外なく(多分)もらす感想に、英語国で暮らすと、英語を聞いたり話したりすることが上達するという当たり前のことだけでなく、英語を読む力がつく。なぜかというと、日本の学校で身についた、「英語を読むときに訳す」という癖が、いつの間にかなくなっている。
 これはなぜか、というと、日常で英語国民と付き合って、いろいろな場面で話を聞いたり、またテレビなど視聴していると、英語で聞く話をいちいち訳していたら、話についていけないので、話の流れのままに理解する努力をし、そうすることができるようになる、また、そうならなければ communication がなりたたないからです。
 そういうことができるようになると、英文を読む時も、英文の音の流れるままに理解する癖がつくからです。

 英語国に住んでいない日本人英語学習者には、そういうことは出来ないので、それと同じ効果を脳に与えるために、すでに読んで内容のわかっている英文を、その話し手が話すのを英文を目にさせて聞かせるのです。

 全文を一気に聞かせると集中力が持たないので、少しづつ聞かせます。

 ここで、もう一つ余談です。
 Smartphone などの digital mobile media が普及する前には、音声や音楽を聞くのに、Walkman などの portable cassette player が普及していました。それは、car stereo としても普及し、anytime, anywhere で音楽を聴くことができるようになりました。その時に、日本ではあまり流行りませんでしたがアメリカでは audio book という名前で、本を朗読した cassette が各種売りだされました。Car stereo に CDが普及すると CD版も出ました。
 私は、Amazon.com からそういう audio book を沢山買って、もっぱら通勤の行き帰りに沢山の英語の本を「読みました」。Frederick ForsythJack Higgins Sean Dillon ものなどは、ほとんど全部 audiobook で、車の中で「読みました」。
 小説だけでなくて、例えば Karen Armstrong の名著 A History of God などの non fiction も、その多くは著者自身の朗読を録音したものを audio book で読みました。
その時の経験です。紙の本は一度読むと、二度読む気はなかなか起きないものです。時間が経てばまた読みたくなることはありますが。
 ところが、audio book の場合、何度「聞き読み」しても飽かないのです。それに、大体2時間以内に全部「読み終わります」。往復の通勤時間内で読めてしまうのです。A History of God などは、car stereo に入れ放しになっていて、5回くらい聞いたはずです。

 ということで、Kindle 版で読んだものを、今度は Evernote版で「聞き読み」する場合、smartphone ですから、いつでもどこでもすきま時間に、部分部分を、英文を見なくても音だけ聞けば、英文を頭から自然に理解する癖が、脳に定着します。もっとも、ここまでやることは、全ての英語学習者に期待できませんが、やればそれだけ効果は大きいでしょう。
 
 ということで、英文「読みグセ」strategy の第二弾は、Evernote による、一種の聞き流しでした。
そして、第三弾は?それは、明日以降の話になります。
 ここで、私の twitter の TL (Time Line) に出てきた話を c&p します。東京のある進学校の高校の英語の先生のブログ記事です。

 日本語書き取りの授業
3年生の選択授業で多読をしていたところ、ある生徒が「今日の授業の予習がまだ終わってない。お願いだから、今日だけやらせてください。。。」と言う。ノートを見て驚いた。素晴らしい「日本語訳」が書いてあるのだ。例えば、feeding behaviorを「摂食行動」と訳していたり。。。「素晴らしい訳を書いてるじゃないか。こんないい日本語はオレも出てこないよ。これだけできるなら、逆に訳をいちいちノートに書かなくてもいいんじゃないか。」と思わず言ってしまった。

すると彼女は、

「先生、違いますよ。これは、授業中先生が言うのを必死で写したんです。いつもそれで必死なんです。ノートに訳を書くのは、当てられて訳が言えないと怒られるからです。予習でやった訳はこっちです。」

高3で受験生である。やっているのは、市販の長文問題集。今まで通り、予習で「全訳」をノートに書いていかなければいけない。予習をまじめにやろうと思ったら約2時間かかるとのこと。(彼女が予習で書いているのは支離滅裂な日本語であった。「英語ではわかるんだけど、日本語にするのが苦手なんです。」と言う。英語で読めれば、それで十分ではないか。。。)量としては、B5版1ページなので、たかだか300~500語。ゆっくりと考えながら読んでも、普通は5分とかからない量を、2時間かけて「作業」しているのだ。もちろん作業時間の大半は「英語を読む」ことではなく、「辞書をひく」「日本語を書く」ことに費やされている。

どうなるか。高校入学時は成績がよく(うちは地域でトップ3の公立進学校)、1~2年、まじめに「予習」してきた生徒が、3年最初の「マーク模試」で100点~120点しかとれない。原因は、「最後まで終わらない。」当たり前の結果だろう。5分で読み終わらなければいけないような文章を2時間かけて「予習」し、授業では「日本語ディクテーション」をしているのだから。3年間で読む英語の量も、話しにならないほど少ない。いや、本当の意味で「読んで」いる英語は皆無だとも言える。

もちろん、このような「分析」は英語科ではほとんど行われない。点がとれないのは、いつも「生徒の努力不足」なのだ。 


 こんなことが、未だに全国の高校の英語の「授業」で行なわれているのです。脳に悪いですよ。馬鹿になります。これは、犯罪です。弾劾すべきです。What do you think?
 岐阜県のいくつかの高校の校長さんに、私のこの strategy を導入するように働きかけましたが、こういうようなことをやっている英語教師が多いので、取り合ってくれませんでしたね。
 こんな授業を受けさせられている高校生が可哀想でたまりませんね。
 Smartphone で、SF Modular System で学習すれば、みんな英語が読めるように、書けるように、聞いて分かるように、話せるようになるのに。
 後は言うまい。

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