2017年、私の初夢。My Dreams.

 新年に際して公開したのは、私の抱負でした。あえて世間(世界!?)に向けて「公言」(広言!?)することで、やるしかない、と脳に思い込ませるためでした。
 これは、自分でやることなので、やろうと思えば、やらねばと思えば、できることです。

 今日は、自分では、というか、自分だけの思いではできない私の夢の話です。

 司馬遼太郎の作品で、私が特に好きなものが3つあります。大村益次郎の生涯を描いた『花神』、北辰一刀流の開祖千葉周の一刀流開眼を描いた『北斗の人』、新選組副長土方歳三を扱った『燃えよ剣』です。
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 この三人に共通する資質としてあげられるのは「技術者」です。
 最近もネット上にこんな bot がありました。
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 『花神』の中で私にとって最も印象的なシーンがあります。上野の山に立てこもった彰義隊を、官軍が総攻撃している間、総司令官の大村益次郎が、宿舎でただ一人、豆腐を肴に酒を飲んでいるシーンです。彼は、何時何分(分まではわかりませんが)彰義隊が敗走することを予告していました。ちょうどその時間に、伝令が慌ただしく駆け込んで来ます。「先生、彰義隊は敗走しました。」(実際の文句は違っています)。
大村益次郎の返事は、「当たり前」です。
 
 先に紹介した岐阜県立図書館での「英語で本を書いて出版」というICTグローバル・コミュニケーション講座、果たして何人の人が、実際のたったの三ヶ月10回の講座で、そんなことができるか、半信半疑だったとおもいますよ。その心理を慮って、私は最初に言いました。
 この講座は、ICT、つまり、Information Communication Technology に基づいた講座です。Technology(技術)というのは、やるといったことはちゃんとできるようにするものです。だから、ちゃんとやれば、ちゃんとできます。英語で本が出版できます。

 大村益次郎は、技術者です。彰義隊の武力の状態、多分その精神状態も調べ尽くしていたでしょう。上野の山を包囲した官軍は、一箇所、ひげ道を開けておいたのです。窮鼠猫を噛む。逃げ道がなく追い詰められれば彰義隊は必死に抵抗するでしょう。しかし、逃げ道があれば、命が惜しいから逃げます。技術者大村益次郎には計算ができたのです。

 では、土方歳三は、なぜ技術者か、という話です。これについては、
サンデル教授と新撰組。共通点は?
 に書いています。

 新選組といえば、近藤勇、沖田総司、そして、浅田次郎の新選組小説『一刀斎夢録』の斉藤一、『壬生義士電伝』の吉村貫一郎のような剣豪を思い浮かべるでしょうが、普通の平隊士は、食い詰めた浪人の集まりで、薩長土肥、その他の藩の志士に敵うような剣士はいなかったのです。
 そこで、土方歳三はどうしたかというと、三人の組を作り、三人して一人に立ち会う『システム」を考えて、訓練したわけです。そして、隊の規則として、見回りの際には必ず三人で出かけることにしたわけです。
時代劇では、一人の剣豪が何人も相手にして立ち回りあっという間に全部をやっつけてしまうシーンがいっぱいありますが、実際のところは、三人にかかられれば、それもそのように訓練された相手にかかれば、いくら剣豪でも太刀打ちできなかったそうです。だから、坂本龍馬も桂小五郎も三人組の新選組隊士を見かけると、さっさと逃げたという話です。
 AIやロボット技術が発達して、名人芸の仕事が奪われる、それどころか、人間の仕事が奪われる、ということが話題になり、危惧されています。技術というのは、素人が玄人に勝つ、ということです。
 そういうシステムを編み出すのが、技術者です。だから、土方歳三は、技術者なのです。

 千葉周作についても、
SF流開眼。元祖を名乗る。英語教育界初
 で、SF流モジュラーシステムとの関わりについて書いています。

 千葉周作は、北辰一刀流
の始祖です。Wikiの項目には、こう書かれています。

稽古は竹刀稽古と組太刀稽古(形稽古)とに大別される。入門者はまず組太刀稽古から始める。その剣術には一切の神秘性がなく、ひたすら技術のみを追求したので教授方法は極めて合理的で、他の道場においては10年かかる修行が5年で完成してしまうと言われた。
 
 私が、1971年の4月から一年間、今は廃刊となった「現代英語教育」誌に連載した「英語教育モジュラーシステム」は副題に”SF流英語指導術48手”とつけてあります。千葉周作の北辰一刀流から開眼したものです。
 
 で、このことと、私の夢とどういう関係があるか、です。
 
 1971年に開眼した、英語学習カリキュラム SF Modular Systemは、新選組の平隊士や、北辰一刀流道場に通った町民や農民でも、システマチックな訓練を積めば、そして、高性能の道具 を使えば、だれでもその道の技能を、大村益次郎的に言えば、一定の時間内に当たり前に習得できることを狙ったものです。
 ここでいう道具は、現代的に言えば、media と言い換えれます。media には hard media と soft media があります。hardware と software のことと思ってもいいかもしれません。

 1971年以来、Computer というhard media で、Windows という OSで動くMultimedia ToolBook というauthoring software を使って開発してきた SF Modular Systemは、
 Modular system 
 Minimum Input Maximum Output
 Tool Dependent
 Friendly User Technology
 
 という、多種多様の高性能の道具を、いろいろ組み合わせて、誰もが簡単に使いこなせるようにし、時間と労力の無駄なく、誰でもが英語を習得できることを狙ったものでした。

 その時点で、その後も、つい最近まで、SF Modular System が、その本来の目的を達成するために、欠けていたものがあります。そして、それは、当時とその後の ICT (Information Communication Technology)
が、まだそこまで進化していなかったからです。
そのかけていたものとは、
 Anytime anywhere 
 Prosummer Approach

つまり、いつでもどこでも学習できる。そして、「本読む」のでなく、「本書く」アプローチです。
それが、誰もが Smartphone を持つ時代になり、PC 時代にはなかった、あっても高価だった production に役立つ各種の applications が無料で、しかも、即座に install できるようになりました。そして、Amazon のおかげで誰でもが 本を publish できる時代になったのです。

 この ICT 革新、さらにその一環としての cloud computing 環境に、いち早く目をつけて、Evernote 版 SFModular System を一気に完成したのは、2014年の8月から10月にかけてことでした。 
 折よく、2015年の4月に近くの看護短大で非常勤の話があり、この Evernote 版 SF Modular Systemを、自分で実際に実行することができました。
 断っておきますが、「試した」のではないですよ。いわば、大村益次郎のように、勝つに決まっている戦いをしたのです。そして、意図した勝利を得ることができました。
 2016年には、better tactics and strategy で作戦を展開することができました。
 そして、極め付きは、昨年の「回顧」で紹介したように、岐阜県図書館における ICT 講座で、10人以上の受講者が、「英語で本を出版」することに成功しました。Smartphone を使った英語学習の結果でです。

 すみません、何の話かわからなくなりそうでしょう。とりあえず今日の結論に入ります。

 この看護短大と図書館講座の実績によって、Evernote 版 SF Modular System を使えば、誰でもが、一年もかからずに基本的な英語力を身につけ、英語で本を出版することが技術的に可能、ということが証明されたのです。(まだ、ちょっと言い過ぎ感がありますが)

 で、私の夢は、smartphone を持っているすべての人が、特に高校生が、Evernote 版 SF Modular System で、英語学習をして、英語で本を出版し、英語で自由に Twitter し、世界中の人と communication するだけでなく、Global community に contribute できる人が、特に若者を輩出したい、ということです。

 まあ、夢ですが。1月2日は、初夢を見る日です。一日だけでも夢見ていましょう。

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