英語ものしり帖 「胴体の巻」<首の巻>

『英語ものしり帖』「頭部の巻」を Kindle Store で publish できたので、「胴体の巻」にとりかかりました。
この巻は、「首の巻」「肩の巻」「胸の巻」「腹の巻」「腰の巻」「尻の巻」「腕の巻」から成っています。
「胸、腹、腰、尻」は、すでにブログで公表ずみですので、今回新たに付け加えるのは、「首、肩、腕」です。
そこで、早速「首」から始めましたが、まずはブログで公表して、コメントがあれば、それを参考に加筆訂正して、Kindle 本として publish します。
それでは、「首の巻」の始まりです。

首の巻

首とはどこのこと

頭部 head を胴体 body をつないでいるのは、首 neck です。
この首 neck を切ると、head と body が切り離されてしまいます。
そうなると、首 neck は、頭部 head の一部なのか、胴体 body の一部なのか、どちらになりますか。

Simple Wiki によると、
The neck is the part of the body that connects the head to the trunk.
となっています。
つまり、body とは、from head to toe のことで、ここで言っている「胴体」は、英語では trunk になるわけです。
ですから、neck は、head(頭部) と trunk (胴体)を分け隔てている body part というのが、解剖学的に正しい言い方ですね。

日本語の Wiki には、こう書いてあります。
人体において頭(頭部)と胴体をつなぐ部位である。

上記 Simple Wiki には、続いて、
The neck contains the cervical spine (the bones in the neck) many important blood vessels, the trachea (through which breathing is done) the larynx (where the voice comes from) the esophagus, lymph nodes, muscles, nerves, connective tissue, and skin.

Neck の中には、表面から見えないけれど、血管とか神経とか、気管支とか、リンパ腺とか、いろいろなものが詰まっているのですね。
だから、それを切ると、head 特に brain へ heart から blood が行かなくなったり、brain からの指令が身体各部にとどかなくなって、人間は死んでしまうのでs。

ですから、人を殺したり、死刑にするのに、首を切って胴体から切り離すことが、もっとも確実な方法として普及したのです。

ことばだけではわからないので、実際にどこのところか Seeing is believing で見てみようと、google images で見てみました。
画像

まずは、neck
一番上の列の、左の二つです。
次に「
一番上の列の、右の二つです。
どこが違うかというと、neck の場合は、他の画像もそうですが、頭部のない画像がほとんどです。
ところが、「首」になると、頭部を伴った画像がほとんどになります。

そこで、首は首でも、「生首」や「晒し首」はどうかと google したら、
真ん中の列の二つのようなのが出ています。比較的残酷でないのを選びました。
neck の画像と違って、全部「頭」も含めた「頭部」になっています。

そういえば「首実検」というのがあったが、あれはどういう「首」かと、google したら、三列目の左の画像です。
要するに、「首実検」するのは、「生首」ですから、頭部が「実検」されるわけです。
胴体のない「首人形」というのがあったな、と思って google したら、三列目の右二つのような「首人形」がいっぱいでてきました。
「首人形」というのは、胴体のない「頭部」だけの人形でした。

歌舞伎には、「首実検」をテーマにしたものがいくつかあります。もっとも有名なのは「熊谷陣屋」「寺子屋」です。
それぞれ Wiki があります。
『一谷嫩軍記』(いちのたにふたばぐんき)とは、文楽および歌舞伎の演目のひとつ。五段続、宝暦元年(1751年)11月に大坂豊竹座にて初演。並木宗輔の作。三段目の切は特に『熊谷陣屋』(くまがいじんや)と通称される。

『菅原伝授手習鑑』(すがわらでんじゅてならいかがみ)とは、人形浄瑠璃および歌舞伎の演目のひとつ。五段続。延享3年(1746年)8月、大坂竹本座初演。初代竹田出雲・竹田小出雲・三好松洛・初代並木千柳の合作。平安時代の菅原道真の失脚事件(昌泰の変)を中心に、道真の周囲の人々の生き様を描く。歌舞伎では四段目切が『寺子屋』(てらこや)の名で独立して上演されることが特に多く、上演回数で群を抜く歌舞伎の代表的な演目となっている。

更に詳しくは、それぞれのサイトへ行ってください。
下の画像はそれぞれに「首実検」の場面です。上が「熊谷陣屋」、下が「寺子屋」です。
画像

どちらの場面にも、ちゃんと「首」がありますね。

この場合、「首実検」される「首」のことは、英語でどういうでしょうか。
どちらの演目にも、ネット上に、英語の synopsis があります。それを見てみたら、どちらも単に head とになっていました。
このことについては、改めて後程、もう少し詳しく紹介します。

これらのことからわかるように、日本語の「首」は、「人体において頭(頭部)と胴体をつなぐ部位」 だけを指す場合と、「頭部」を指す場合と二重の意味(外在的意味)を持っているわけです。

そこへ行くと、英語の neck は、
The neck is the part of the body that connects the head to the trunk
で、head とは関係ないわけです。

だから「首とはどこのこと」と日本語で問われたら、上のように答えなければなりません。
また、neck とはどこのことと英語で問われたら、head と body を connect しているところ、と日本語の場合とは違う答えをしなければなりません。

「生首」「晒し首」「首実検」「首人形」の「首」が「頭部」であることは、日本人なら誰でも知っていることです。
ならば、学校の英語で、<「首」は neck>とは、教えてはいけませんね。
「首」は、neck でもあり、head でもある、と教えなければいけませんね。

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